2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 16 犬山城観光 その2
犬山城の天守は外観3重、内部4階、南面と西面に平屋の付櫓が付く複合式で入母屋2重2階の建物の上に3間×4間の望楼部を載せた望楼型天守となっています。 2022/8/3 犬山城、天守閣の構造案内
それぞれの階は、1階は納戸の間、城主の居間、武者隠し、警護の武士の詰所、納戸といった4室の構成、2階は武具の間、3階は唐破風の間、4階は物見の段となっています。 天守閣物見の段から南東方向の眺め
天守閣に至る道には中門、矢来門、黒門、鉄門と4つの門がありました。 天守閣物見の段から南西方の眺め
木曽川に架かるライン大橋が見えています。この橋は正式名を犬山頭首工ライン大橋と言い犬山市と各務原市を結ぶ交通路のみならず濃尾用水の取水用可動堰としての機能も持っています。江戸時代幕府は御囲堤の建設で木曽川の支流をことごとく廃川にしたため支流から水を取り込んでいた住民は困り、農業用水を建設し、江戸時代初期には尾張の国側で宮田用水、木津用水が、昭和時代初期には岐阜県側で羽島用水が建設されましたが、洪水や木曽川本流の流れの変化から安定した供給が出来ず、水をめぐるトラブルが頻発していました。1957年、農林省は10年の歳月をかけ羽島用水、宮田用水、木津用水の取水口を統一するための犬山頭首工を建設し、この堰堤に橋を架け、犬山橋の渋滞緩和のためのう回路としました。それがこのライン橋でこの辺りでは木曽川が日本ラインと呼ばれていることからライン大橋と呼ばれるようになりました。2007年6月18日、1月に完成していた管理用の橋が歩行者専用道路として開放されました。
天守閣物見の段から南西方の眺め
木曽川縁に建つ3つビルのうち最も高い左のビルの裏手に航空自衛隊岐阜基地、さらにその先に金華山が見えます。 天守閣物見の段から北西方の眺め
木曽川上流方向に犬山橋が見えます。 天守閣4階のスペースは高欄の間と呼ばれ
初代城主、成瀬正成の肖像画など飾られています。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 15 犬山城観光 その1 | トップページ | 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 17 犬山から広見線で新可児へ »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 広島~下関間の山陽本線直流区間で活躍した近郊形電車 その3 117系の時代(2023.09.21)
- 広島~下関間の山陽本線直流区間で活躍した近郊形電車 その2 115系の時代(2023.09.20)
- 広島~下関間の山陽本線直流区間で活躍した近郊形電車 その1 80系の時代(2023.09.19)
- 下関の123系 青白塗装の頃(2023.09.18)
- 2023年 北九州旅行 その47 下関にも顔を見せる123系(2023.09.14)
« 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 15 犬山城観光 その1 | トップページ | 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 17 犬山から広見線で新可児へ »
コメント