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2023年2月10日 (金)

世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その2 JA8104~JA8106

JALのBoeing747シリーズ今回はタイプ-200Bとして導入されたJA8104~JA8106の話題です。

その前に今週は日本の航空産業にとって極めて残念なニュースがありました。それは三菱重工業の子会社、三菱航空機がかつてはMRJ: Mitsubishi Regional Jet、2019年6月からはSupace Jetとして開発していたYS-11以来となる国産旅客機の開発から正式に撤退を表明したことです。

同プロジェクトはNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の提案した環境適応型高性能小型航空機計画に対応し、三菱航空機が1940年に開発したMC-20(帝国陸軍一00式輸送機)の民間機版以来、75年ぶりとなる独自の旅客機開発でしたが、2014年10月18日にロールアウト、2015年11月11日に県営名古屋空港にて初飛行に成功したものの、胴体と主翼の設計変更、開発並びに製造作業の進捗の遅れ、機体を制御する電子機器の配置を見直しなどで納入の延期を繰り返し、2019年からは
コロナ禍などによる航空機需要の落ち込みなどもあり、開発は凍結され、今後、それぞれの国で型式証明を取得するためには膨大な経費が掛かり、到底採算見込みが立たないとのことで撤退に至りました。国からもトータルで500奥円に及ぶ開発費が投入されていましたが、誠に残念な結果に終わりました。

国が本気で日本の旅客機開発を後押しするのであれば、もっと先を行くアメリカのBoeing社などと共同開発を進めるとか、我が国における型式証明を取得するプロセスを積極的にサポートするとかやり方があるのではないかという意見もあるようですが、この開発で得られた数多くの知見、ノウハウ、技術が決して無駄にならず次に生かせるようしてもらいたいものです。

JA8101~JA8103が登録され国際線にデビューした翌年の1971年2月から5月にかけて、JA8104からJA8106の3機が登録されました。
747-200Bは開発当初、747B型と呼ばれ、初期型が747-100型となった時点で-200Bとなりました。この辺の呼称の流れは新幹線の0系と似てますね。-100との違いは機体の構造が強化されたこと、エンジンがP&W製一社からからP&W,RR,GEの3社から選択できるようになったことが最大の違いです。JALの3機はP&W JT-9D7AW 水噴射オプション 推力46,150lb を搭載していました。

Ja8104-b747246b-cn19823-ln-116-971228-nr 1997/12/28 JA8104 NRT

Ja8104-b747246b-cn19823-ln-116-980926-nr 1998/9/26 NRT

Ja8104-b747246b-cn19823-ln-116-950116-hn 1995/1/16 HND
思えば阪神淡路大震災の前日ですが、長崎に出張のため羽田で搭乗する前にデッキから写した写真です。本来、インター運用の機体がドメス運用に入っており撮影しました。

JA8104 cn19823 ln1161971年2月11日に登録、2000年8月31日にリタイア、カリッタエアN570SWに2002年6月に抹消
1990年代、インターネットの初期のパソコン通信の時代、NiftyServeの航空フォーラムなどでJA8104の話題が出ると、「ボロヨン」などと陰口を叩かれていたのを思い出します。

Ja8105-b747246b-cn19824-ln-122-941223-nr 1994/12/25 NRT 当時の通常塗装

Ja8105-b747246b-cn19824-ln-122-990320-nr 1999/3/20 NRT JA8105 スーパーリゾートエクスプレス黄色

JA8105 cn19824 ln 122 1971年3月1日に登録、1999年6月28日に抹消 N558SW、TF-ATB, N741LA ウェルズ・ファーゴ・バンク・ノースウエスト ロジステッィクエアーに売却 N741LA 保管中

Ja8106-b747246b-cn-19825-ln-137-961116-n

1996/11/16 JA8106 NRT スーパーリゾートエクスプレス紫色

Ja8106-b747246b-cn-19825-ln-137-970824-n 1997/8/24 NRT

JA8106 cn19825 ln 137 1971年5月14日に登録、1999年3月31日に抹消 N556SW、TF-ATF 2003/3-エアアトランタアイスランド 保管中

JALは1994年6月3日にリゾート路線のキャンペーンとしてリゾッチャ(Reso`cha)を発表し、「乗った時からリゾート気分」をコンセプトとしたスーパーリゾートエクスプレス特別塗装機(SRE)を用意しました。機体の塗装だけでなく機内装飾も施され、客室乗務員もアロハ調のブラウスを着用し、機内サービスにあたりました。翌6月4日からホノルル線にSREが就航しました。リゾッチャ塗装に関しても、JA8105やJA8106の塗装変更に関しては「老朽機材の化粧直し」「ボロッチャ」とも言われていました。

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旅客機 Boeing 747」カテゴリの記事

コメント

B767−281様 こんばんは。リゾッチャ懐かしいです。全部撮ろうと奮闘しましたが、何機か撮り損なっています。ボロッチャは初めて聞きましたが、座布団一枚ですね(笑い)一機ごとの個性ある塗装はさておき、その昔は国立公園の名前だとか樹木の名前だとか、機体固有の名前がありましたが、よど号ハイジャックあたりから名前がなくなりちょっと寂しく思った記憶があります。

細井忠邦さま、おはようございます。

JALの歴史において最初のジェット旅客機DC-8-32(45418/78)にFUJIという愛称があったのは記憶にありますが、調べてみるとJALでは1951年に就航したマーチン2-0-2から愛称が与えられており、5機の愛称はそれぞれ「きん星」「もく星」「すい星」「ど星」「か星」だったそうですね。それ以前にフィリピン航空からチャーターしたダグラスDC-3にも「金星」という愛称が与えられたそうです。
B747でもハワイ線用の機体にアロハエクスプレス、ニューヨーク直行便用にエクゼクティブエクスプレスといった愛称が与えられロゴが塗装されていました。
今はそういった愛称が無くなってしまいましたが、関係者の間ではあの機体はこういった特性があるといった話はあるのでしょうね。

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