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2023年3月21日 (火)

2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 75 車両編 地下鉄線乗り入れ用 100・200系 その2

 1978年12月に登場した100系第1次車6000系、1~3次車をベースにした仕様で20m級4扉車であること、オール電動車構成にしたこと、地下鉄鶴舞線内でのATC,誘導無線方式の列車無線の装備などが相違点でした。登場当時は三河線知立駅~豊田市駅間に投入され、100系の投入で猿投駅に検車区が新設されました。
 相互直通運転目前の1979年6月に登場した第2次車では車掌室背面の仕切り固定窓の位置と寸法、支持方法が変更となりました。1989年4月に製造された第3次車からは抵抗制御から回生ブレーキが付加された界磁添加励磁制御方式となり、台車はブレーキシリンダ径が変更され、耐雪ブレーキが付加されました。補助電源装置はGTOインバータタイプとなり、車体床面は40mm下げられました。これは6000系4次車以降と同じです。
 1990年頃になると犬山線の朝のラッシュ時の混雑は大変激しいものとなり、地下鉄直通工事も行われていましたが工事の進捗は芳しくありませんでした。早急な混雑緩和対策として、また旧型車の置き換えとして考えられたのが収容能力の高い20m4扉車の犬山線・常滑線暫定投入で、地下鉄相互乗り入れ開始前に100系を先行増備し、同線に投入することでした。
 鶴舞線と犬山線相互直通運転用に増備された第4次車1991年4月製造では直通運転開始まで犬山線・名古屋本線・常滑線での暫定使用のため、併結運行のため元空気ダメ管・直通管・ジャンパ栓の新設、乗務員室に「自車締切」「他車締切」のスイッチの追加がなされるなどの仕様変更がありました。このときの編成から番号は200番台となりました(系列はあくまで100系)。
 輸送力強化、豊田線・犬山線と地下鉄鶴舞線の相互直通運転開始に際して、4連を6連にするための中間車が第5次車1993年4~7月製造として100番台6編成分、200番台4編成分製造されました。制御方式はGTO素子によるVVVFインバータ制御となり、抵抗制御や界磁添加励磁制御の他の車両と特性を合わせる制御が可能なようになりました。
 1994年7月、運用増強に合わせ、6両編成1本(第6次車)が増備され、この編成からは全ての車両がGTO素子によるVVVFインバータ制御となりました。系列は200系となりましたが、100系200番台の続き番号となり、車内では「100系6次車」として扱われているそうです。

Dsc01291_20230320080001 2022/8/4 梅坪 100系 114F

Dsc01292
Dsc01293 ク144 車内の様子

Dsc01294_20230320080301 2022/8/4 赤池 114F ここから鶴舞線に

100-244-220803 100-244-220803-3 2022/8/3 犬山 電留線で休む214F (第4次車)

1977年から鶴舞線で活躍している名古屋市交通局の3000形は車齢が30年を超え、N3000形の導入に伴い、廃車が進行し、2023年3月で運用が終了しようとしていますが、名鉄の100系。200系については引き続き活躍が続くそうです。

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コメント

B767−281様 こんばんは。名鉄の車両解説興味深く拝見させていただいております。今回の100系200番代の写真で側面が写っていますが、名鉄の独特の車番のフォント、カッコいいですね。今日はたまたま西武池袋線に乗る機会があり偶然あの110周年記念の2000系がやってきてラッキーでした。

細井忠邦さま、おはようございます。

長々と続けて来ました名鉄の車両に関してもあと少しで終わりが見えてきました。
それにしても地下鉄乗り入れ用の編成の番号を3桁にしているという点は何か最初から番号飽和を考えていなかったのかと考えさせられます(笑)。

先週の土曜日、今年のダイヤ改正が行われ、首都圏では相鉄新横浜線が話題になっているようですが、西武線では朝の新宿線の拝島ライナーの設定もありますね。
ただ、昨年のロシアのウクライナ侵攻からの物価上昇の時代にバリアフリー拡充とかを理由に一斉に運賃値上げが行われているのは些か納得がゆきませんね。

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