2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 73 車両編 瀬戸線刷新のため登場した4000系
5000系が登場した2008年、瀬戸線栄町乗り入れ40周年を記念して登場したのが瀬戸線初のオールステンレス車両、4000系4両編成でした。2014年までに18本が製造されました。
主要諸元
最高運転速度 100 km/h
設計最高速度 100 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s (非常)4.0 km/h/s
編成定員 522名
編成重量 130.1 t
全長 先頭車 18,900 mm 中間車 18,830 mm
車体長 先頭車 18,385 mm 中間車 18,230 mm
全幅 2,744 mm(外板間 2,730 mm)
全高 冷房装置上面最大 4,046 mm パンタグラフ折畳 4,055 mm
主電動機 MB-5123-B 全閉外扇形三相誘導電動機
主電動機出力 170 kW
駆動方式 歯車型継手式平行カルダン軸駆動
歯車比 96:17(5.65)
制御方式 IGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置 三菱電機製 MAP-178-15V192
制動装置 MBSA
電空演算回生ブレーキ併用MBSA電気指令式ブレーキ (純電気ブレーキ付)
保安装置 M式ATS
4000系の場合、車体の前頭部もステンレス製となっています。また日車式ブロック工法で組み立てられていますがドア周りの溶接はスポット溶接からレーザー溶接になりました。前頭部に3300系などで採用されたパノラミックウインドウが採用されず角張った構造となっているのは鋼鉄ではなくステンレス構体を採用したためです。
台車は曲線が多い瀬戸線の特性を考慮し、名鉄の新造者としては1992年落成の6500系・6800系以来となるボルスタ付き台車が採用されました。
IGBT素子のVVVF制御装置で1台の制御装置で8基のモータを制御する1C4M2群分割方式となっています。主電動機は名鉄初の全閉外扇形が採用されました。
編成はク4000+モ4050+モ4150+ク4100です。
2022/8/4 栄町 4000系 4011F
2022/8/4 尾張瀬戸 4000系 4010F
2022/8/4 尾張瀬戸 4000系 4008F
4000系 4011 運転室仕切りと車内
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