2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 80 車両編 3300系・3150系の後継として2019年登場の9500系
5700系や6000系の置き換えを目的に2017年より、仕様について検討が始まり、3300系をベースに、時代の変化に合わせ改良を施し、2019年にデビューしたのが9500系でした。
主要諸元
最高運転速度 120 km/h
設計最高速度 130 km/h
起動加速度 2.0 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.0 km/h/s
編成定員 9500系:524人(座席186人)
編成重量 131.9 t
車体長 先頭車:18,385 mm 中間車:18,230 mm
車体幅 2,744mm
車体高 集電装置なし:4,016 mm 集電装置あり:4,055 mm
台車 ボルスタ付空気バネ台車
電動台車:日本製鉄 FS-571MC
付随台車:日本製鉄 FS-571TC
主電動機 全閉外扇誘導電動機 SEA-448
主電動機出力 170 kW
駆動方式 歯車形継手式平行カルダン軸駆動
歯車比 96:17=5.65
制御方式 ハイブリッドSiC適用IGBT-VVVFインバータ制御
制御装置 9500系:東芝製 SVF106-C0
制動装置 電気指令式空気ブレーキ(回生ブレーキ併用)オール電気ブレーキ付
保安装置 M式ATS
18m、片側3扉のステンレス製車両で日車式ブロック工法で車体は組み立てられており、先頭部は衝突安全性と変形時の保守性向上のため普通鋼製となっています。前照灯は横8粒のLED照明を縦3段に斜め状に配し、減光時は上段のみが点灯します。標識灯は前照灯を縁取るように配置され、シャープな印象を与える外観デザインとなっています。
座席はオールロングシートで扉間が8人掛、連結部寄りが5人掛、運転室寄りおよびフリースペース部は2人掛で、8人掛および5人掛はスタンションポールにより3+2+3席および3+2席に区切られています。
9500系の編成構成、製造年次
2022/8/3 栄生 9500系 9502F
2022/8/3 笠松 9503F
2022/8/3 名鉄岐阜 9503F
2022/8/3 名鉄一宮 9505F
2022/8/3 笠松 9512F
2022/8/4 新安城 9512F
2019年7月、10月、11月に9500系の第1から第4編成が投入されたことで、5700系、5300系は全廃されたとのことです。9500系は電気指令式ブレーキを搭載しているので3500系、3700系、3300系との併結運転も可能であり、2200系特急車両と併結した臨時列車も運転されたことがありました。
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B 767-281様こんにちは。今回の9500系、前面のスタイルを見て京王8000系に良く似ていると思いました。先頭部分が普通鋼製と言うのは矢張り踏切事故を想定したものでしょうか?昔度々パノラマカーが踏切事故にあいあのバンパー?でダンプも吹っ飛ばしたなんて言う逸話がありました。さて明日から久しぶり関西です。八王子から塩尻、名古屋。そして近鉄電車で鶴崎と乗ることに重点をおき、のんびりしてきます。
投稿: 細井忠邦 | 2023年3月29日 (水) 13時17分
細井忠邦さま、おはようございます。
確かに、名鉄の9500・9100系の顔、京王の8000系と共通するものがありますね。なにか犬の顔に似た雰囲気もあります。
名鉄パノラマカーの踏切事故対策は有名ですね。
関西旅行素敵ですね。この2月には梅北線の地下化が開通して、一部の貨物列車は補機付きで運行されているという話題もあります。わたしもいずれは訪問したこもっています。お気を付けて行ってらしてください。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2023年3月30日 (木) 04時07分