武蔵野線 E231系、新駅開業と50周年 2種類のHM
2023年3月18日のダイヤ改正で京葉線新習志野駅、海浜幕張駅間3.4kmのほぼ中間に幕張豊砂駅が開業したことを記念し、京葉線E233系5000番台ケヨ513編成と武蔵野線E231系基本番台MU9編成に開業記念HMが掲出され、3月31日まで運行されました。
2023/3/30 西国分寺 E231系 MU9編成
同駅はイオンモール幕張新都心付近に建設された請願駅で設計・施工はJR東日本が担当、事業費は同社が1/6、イオンモール・千葉県・千葉市が結成した「幕張新都心拡大地区新駅設置協議会」が5/6(内訳はイオンモール:千葉県:千葉市=3:1:1)を負担しました。
千葉県企業庁(現:同企業局)は美浜区から習志野市にかけての京葉線沿線に幕張新都心の造成・開発を主導し、幕張メッセや千葉マリンスタジアムなどの大規模集客施設が建設されましたが最寄り駅は同地区の東寄りの海浜幕張駅のみの状態で混雑は年々悪化していました。千葉県は1991年以来、JR東日本に対して新駅設置を要請してきましたが、なかなか実現しませんでした。その後のバブル崩壊、景気の低迷で予定地周辺の開発が停滞し、新駅開業の気運も削がれた状態でしたが、2013年12月にイオンモール幕張新都心がオープンし、2020年東京オリンピック・パラリンピックでは幕張メッセが競技会場となり、将来的に交流・居住人口の増加が見込まれることから、新駅設置運動が息を吹き返し、2018年1月にJR東日本に対して新駅設置を要請、4月に基本協定の締結、2020年5月、工事に着手、2021年10月、駅名の決定、2023年3月に開業となりました。
私もイオンモール幕張新都心は「段ボールで作製したD51」を見学に訪れたことがありますが、海浜幕張駅からバスを利用したことを思えば、近くに駅が出来たことでアクセスが向上したと感じます。
2023/4/16 府中本町駅 武蔵野線開業50周年 ポスター
そして4月1日からは武蔵野線府中本町~新松戸間開業50周年を記念し、E231系基本番台MU16編成にHMが掲出されています。こちらは6月30日前後までということです。
撮影年月日不詳 開業当時の西国分寺
武蔵野線開業当時、1973年4月は高校3年生でしたが、開業間もない同線に乗車し、府中本町~新松戸間を往復したのを思い出します。今では東京メガループとも言われ、朝夕は通勤ラッシュでは結構混雑する路線ですが、開業時は豊田電車区の古い101系を長大トンネル対策A基準に従い改造した1000番台が投入されていました。列車本数も40分に一本程度でしたので一度、電車を降りると次の電車までどれだけ待たなくてはいけないのか心配になる路線だったことが思い出されます。
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