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2023年5月19日 (金)

世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その16 初めて首相専用機に使用されたJA8140

cn22064 ln407として製造され、1979年11月9日JA8140として登録されたB747-246Bは、JA8101以来、JALが独占してきた番号が初めてスキップしたケースでした。JA8133からJA8139まではANAのB747SR-81が登録されました。こちらはGE CF6-45A2エンジンが搭載されました。-SRは-100をベースにしていますが、エンジンに関してはP&WとGEの2つの選択肢があったのですね。

Ja8140-b747246b-cn22064-ln-407-951123-nr1995/11/23 NRT

Ja8140-b747246b-cn22064-ln-407-990507-nr 1999/5/7 NRT

Ja8140-b747246b-cn22064-ln-407-980826-nr 1998/8/25 NRT

 この機体は1988年当時、サテライト・コミュニケーション・システム(衛星通信を利用した機内電話)を装備していたため、竹下首相の訪米の際、初めて首相特別機としての役割を担った機体でもありました。当時は今みたいに政府専用機が無く、首相等が外遊する際は主にDC-10が特別機に使用されていました。ただ、DC-10-40型では訪米の際にアンカレジでのワンストップ・給油が必須であったため、ニューヨークに直行できるB747-246Bを使用を政府から要請されたため、JA8140が使われたそうです。
2005年9月27日、カリッタ・エアーに売却され、N740CKとなり、2008年4月にはそれも抹消、既に解体されています。

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旅客機 Boeing 747」カテゴリの記事

コメント

B767−281様 こんにちは。747シリーズのご紹介、毎回興味深く拝見させていただいております。なるほど思い起こせばJALはP &W ANAは GEですね。別に対抗しているわけではないようですが。聞くところによると、ジェット化初期に導入したCV880のじゃじゃ馬ぶり、エンジン関係のトラブル(元々戦闘機用のエンジンを転用したため)に泣かされのがJALのGEアレルギーに繋がった由。今ではどのメーカーも旅客機用として安定したエンジンを供給しているため色々な選択をしても大丈夫、そんな感じですか。まあエンジンの面からしてもA350XWBのロールスロイスエンジンを採用(選択肢はそれだけ)も最初は驚きました。ちょっと戻るとCV880ですが戦闘機上がりのパイロットは操縦感覚が面白い、結構好いていたようです。飛びますが編成によって癖があったのがかえって面白かった201系、今のE233系はだれでも運転できるが面白みがない、と仰った運転士さんの言葉を思い出します。

細井忠邦さま、こんばんは。

「韋駄天ジェット」Convair CV880懐かしいですね!!
JALはCV880ではいろいろ苦労しましたね。仰るようにGEエンジン・アレルギーになり、ダグラスDC-10ではデフォルトだったGEエンジン装備の-30ではなく敢えてP&Wエンジン装備の-40というモデルを造らせたのも有名な話でした。現在のRR3軸エンジン、日本ではANAのトライスターが有名ですが、JALがRRトレントエンジンを採用したのも思い切った決断だったと思います。

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