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2023年5月24日 (水)

JR九州初の振り子式電車883系 その2 リニューアル、全編成が7両に

883系は博多~大分間という比較的短距離で、かつ新幹線の開業とは縁のない区間を担当しているため、1995年のデビュー以来、783系787系が経験したような移動を経験せずに順調に列車本数を増やし時間が経過している感があります。

第1次車から第4次車までの編成に施工された改造を以下に列挙すると、

登場当初は下枠交差型のPS401Kパンタグラフを搭載していましたが、2000年3月6日、AO2編成の6号車のパンタグラフがシングルアームタイプのPS401KAに換装されたのを嚆矢に同月中に全編成のパンタグラフが同タイプに交換されました。

2000年12月から2002年8月にかけ、踏切衝突事故対策として前面排障器株にバンパーが装着されました。

883系の振子装置は制御付き自然振子方式で、クロハ882形に設置されたコマンド・コントローラー(CC装置)と繋がる地点検知車上子がATS地上子を検知し、予めセットされている路線情報に基づき自車位置と曲線の入口・出口を距離演算して割り出し、CC装置から各車両に取り付けられているチルト・コントローラー(TC装置)に傾斜タイミングの指令を転送し、TC装置が車体の傾斜を制御する仕組みで、振子機構はコロ式となっています。第1次車からだ3次車までの台車吊り受け装置に関しては、2002年から2003年にかけて改良が加えられました。

2003年6月から2004年3月にかけ、クロハ882に文字放送受信装置が設置されました。これにより「見えるラジオ」の配信が開始されましたが、2014年3月31日に同サービスは終了しました。

ATSのデジタル化に伴い、2010年6月から2011年7月にかけ、ATS-SKからATS-DKへの換装が行われました。

乗客の要望により2014年6月から2015年7月にかけ、客室内にラゲージラックの取り付けが進められ、7号車の車端部AB席、他の号車は車端部CD席が欠番となりました。

883

登場から10年以上が経過した2005年3月、車両検査に合わせ、リニューアルが施工され、外観はステンレス無塗装からインディコブルーメタリックに塗装され、車内はカラフルな内装からシックな内装になりました。

883-ao1-071216 2007/12/16 スペースワールド AO1編成

883-ao3-100830-2 2010/8/30 香椎 AO3編成

883-ao5-121222 2012/12/2 西小倉 AO5編成

2008年7月、それまで5連だった第4次車、3編成(AO5~7)に2両の増結編成が増備され、7連化されました。形式はモハ883形1000番台・サハ883形1000番台で日立製作所がアルミ合金車体製造(A-train)に特化したため、ステンレス車体ではなく885系と同じアルミ合金製となり、番台も1000番台となりました。また中間電動車のモハにパンタグラフが設置されている点も従来の方式とは異なります。この増結でAO6~8編成はAO16~18編成になりました。

883-ao16-110127 2011/1/27 多々良川橋梁 AO16編成

883-ao17-110127-2 2011/1/27 多々良踏切 AO17編成

883-ao18-121222-3 2012/12/22 西小倉 AO18編成

2両の増結車は写真でも容易に判別が出来ます。
全編成7両化でThscTMTMTMcが5本、ThscTMMTTMcが3本という構成になり、2008年7月18日より、営業運転に投入されましたが、このときからは区別なく、「ソニック」20往復に投入されました。

2012年3月17日のダイヤ改正では「ソニック」21往復(臨時2)と定期列車が増えましたが、2021年3月13日のダイヤ改正では14往復(臨時4)となり、2022年9月23日の西九州新幹線開業のダイヤ改正では18往復(臨時1)となっています。

冒頭にも記したように日豊本線の特急列車で新幹線の開業で職を追われることはありませんが、登場から再来年で30年が経過することを考えるとそろそろ後継に道を譲る時期が近いかもしれません。

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