1992年登場のJR九州の787系 その2 4連「有明」編成の登場
昨日の記事と多少重複しますが、1996年3月16日のダイヤ改正で南福岡電車区の787系配置は一旦ゼロとなりますが、1999年2,3月に両先頭車クロハ786、クハ787-1~6が製造され、中間MM'ユニット・モハ786-1,5,6,102,105,106、モハ787-2,10,12,14,18,20が鹿児島から転入し、有明用4両編成、クロハ786+モハ787+モハ786+クハ787(ThscMM'Tc)6本が組成されました。
2003/7/12 多々良踏切 九州新幹線開業前に着々と準備が進められたころ
2010/8/30 香椎 BM101編成 両端先頭車は新製車
2005/12/6 海老津 BM106編成 赤い有明ステッカー付
1999年3月13日のダイヤ改正からこれらの編成は「有明」9往復(併結+0.5)、「つばめ」(併結2)の運用に就きました。さらに2000年2月、有明用4連の増備に向け、鹿児島総合車両所にクロハ786-7~11の5両(第7次車)が新製配置、サハ787-102,108,112,113,114がクハ787-同番号に改造となり、中間MM'ユニット・モハ786-2,4,101,103、モハ787-4,8,16,20とともにこれらの先頭車が2000年2月から3月にかけて南福岡に転属となりました。2000年3月11日のダイヤ改正は「有明」が全列車787系となり、783系は同列車から撤退となりました。
2002/4/1 南福岡電車区に配置された787系有明用4連
このようにして組成されたBM100番台の編成11本(通称:有明編成)は2004年3月13日のダイヤ改正までは「有明」20.5往復(併結+2)、「つばめ」(併結0.5)、「きらめき」0.5往復に使用され、2001年10月から2003年3月までの間は「かいおう」にも投入されました。
2011/1/27 多々良踏切 きらめき等で見られた併結編成 クロハ786は783系同様の中央デッキ出入り扉方式
2011年3月12日、東日本では前日の午後発生した東日本大震災で大混乱状態でしたが、九州では九州新幹線博多~八代中央間が開業し、787系にとっては2度目の大移動となりました。有明編成と言われたクハ787、クロハ768を両端とする4連11本が南福岡から大分車両センターに転属となり、活躍の場を日豊本線に移し、「にちりん」7往復、(臨時+4)、「きりしま」10往復、「ひゅうが」2往復、「川内エクスプレス」1往復を担当するようになりました。まさに大分以南、宮崎、鹿児島地区の日豊本線特急を担当しており、この5月末からの九州旅行ではカバー仕切れない範囲ですが、いずれ機会があれば記録したく思います。
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