世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その21 ハワイ線他リゾート専用機として生涯活躍したJA8149
cn22478, ln489、1980年11月28日に初飛行、JA8149として登録されたのは1981年3月16日でしたが、導入当初から「アロハエクスプレス」専用機と位置付けられ後述のJA8150とともに成田、伊丹から毎晩太平洋をフライトし、ホノルル空港で顔を合わせ、それぞれ成田・伊丹に帰り、さらにJL51/52便で国際線接続旅客便を担当していました。
コンフィグレーションはメインデッキ(1階席)最前部Aコンパートメントにビジネスクラス30席、それ以降は全てエコノミークラスで403席、アッパーデッキは-146BSRですら22席のところを3-3アブレストで33席とし、ショートアッパーデッキタイプの747では最多の座席数となりました。それ故、JT9D-7Qエンジン装備の747で二階部分の両サイドに非常口ドアが設置されたのはJA8149,JA8150の2機のみでした。
ハワイ線専用機材として導入されたため、燃料タンク容量も他のJT9D-7Qエンジン装備機より少なく、最大離陸重量も抑えられており、航続距離は短い機体でしたが1980年代、臨時便としてアンカレジ経由でパリ線をフライトした経験もあるそうです。
1996/5/6 NRT
旧鶴丸塗装時代、デビュー1年後からポートサイド機首部におおきなハイビスカスが描かれていましたが、JA8150では記録できましたがJA8149では記録できませんでした。1992年に新鶴丸塗装になった際、ハイビスカスを残して欲しいとのリクエストが殺到したそうですが、記されてしまいました。
1998/4/29 NRT
2001/9/2 2000年1月からJALウエイズ機となり、塗装はサーモンピンクのリゾッチャに
2003年12月に抹消となり、カリッタエアに売却、レジはN727CKとなりました。2008年7月、ストア状態に、2016年1月に解体されました。
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