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2023年6月 5日 (月)

北九州旅行 2023/5/30~6/3 全体を振り返って(概論編)

5月30日火曜日から6月3日土曜日までの4泊5日間、門司を拠点に小倉、博多、下関、幡生での駅撮りを中心とした鉄道撮影旅行をして参りました。
今回はの旅行は直前の九州地方梅雨入り、そして台風2号の接近による大雨、さらには山陽・東海道新幹線の運行見合わせ、大幅遅延という不測の事態もありましたが、なんとか6月3日夕刻、家まで戻ることが出来ました。

230530 2023/5/30 新宿バスターミナル D11ゲート

230531-tenryo2 深夜高速バス 運行スケジュール

230531-pa 2023/5/31 壇ノ浦PA 新宿を出発して13時間、いよいよ本州の端てまで到着しました。

5月30日、新宿バスターミナルから21:00発、新山口・小倉・博多方面の高速バスに乗車、出発後、新東名高速・静岡SAを皮切りにほぼ2時間ごとの休憩を繰り返しながら、5月31日所定時刻11:00より、30分早く小倉駅北口に到着しました。4人掛けシートのバスでしたが、乗客は定員の半分程度で隣の座席は空席、ノビノビと体を伸ばせる状態で九州入りできました。

到着後は小倉駅で早速、撮影、さらに門司駅でも幡生操車場~北九州貨物~福岡ターミナル等を結ぶ、門司機関区配置のEH500を撮影しました。中でも門司機関区に新製配置された機関車ではなく、仙台総合鉄道部から転属した65,66,73号機を撮影出来たことは収穫でした。またED76EF81の牽引する九州内貨物列車も撮影できました。関門トンネルは通過する列車本数も少ないせいか昼間は下り線のみの片側通行が実施されており、門司から下関に向かうEH500単機重連が門司駅構内で長時間待たされる光景にも接しました。

小倉駅では博多駅~大分駅を結ぶ特急ソニックの883系885系をはじめ、リニューアルの進む811系、ワンマン化で新区分登場の813系、817系、新顔の821系等を撮影しました。

6月1日はまず西小倉で今年2月から本線貨物列車牽引に投入されたEF510-301号機牽引の4075レを撮影、そのまま快速電車で博多に向かいました。途中、香椎では香椎線にも投入されたDENCHA819系を撮影、さらに千早では福岡ターミナルに向かう貨物列車を撮影することが出来ました。そして箱崎駅では博多駅木曜日10:00発の787系36ぷらす3」編成の博多駅入線待ちに遭遇、編成の全貌をじっくりと観察することができました。

昨年9月の西九州新幹線部分開業で誕生した「リレーかもめ」「かささぎ」(787系、885系)、そして古豪783系が頑張る「ハウステンボス・みどり」、885系による「みどり」、キハ185系「ゆふ」などを博多駅で撮影、さらには今年3月27日に博多駅まで延伸開業した福岡市営地下鉄七隈線の博多駅改札まで見学しました。午前中は快晴でしたが、午後からは梅雨空に戻り、北九州に戻る際にはかなり激しい振り方になりましたが、古賀、遠賀川では福岡タを目指す貨物列車を撮影しました。

6月2日は早朝から小倉駅でスポッティング、ラッシュ時間前に福岡ターミナルに向かう貨物列車、日豊本線の4075レ(この日は唯一生き残った銀ガマEF81 303号機牽引)の他、定期列車としては唯一小倉までやってくる大分車両センター配置の787系4連(BM-100台編成)の「にちりん3号」、門司港発の787系「きらめき1号」、783系「きらめき3号」、787系「リレーかもめ」「かささぎ」等を撮影したましたが、一番のサプライズは5:48発の団体専用と表示された列車が「ななつぼし」だったことでした。同列車は前日に博多駅でも見かけていましたが、早朝、おそらく門司港から日豊本線方面に向かうとは思ってもみませんでした。

小倉には駅南口から出ている北九州モノレールがあり、前から一度乗ってみたいと思っていましたが、今回初めて企救丘まで乗車しました。人往復した後、旦過まで再度乗車し、小倉城の一角にある「松本清張記念館」を訪問、テレビ等で紹介されていたので前から機会があれば訪れてみたいとは思っていましたが今回それを実現することが出来ました。内部に高井戸の井の頭線線路沿いにある清張邸が再現されており、書斎の様子、膨大な書庫などに圧倒されました。小倉城、さらに2022年4月、8月の火事から復興途上の旦過市場も見る機会がありました。多くの店舗が火事で焼失し、仮店舗での営業が続いていますが、一刻も早く復興し、もとの活気が戻ってきてほしいと思いました。
 昼食後は下関に向かい、何年かぶりに同駅でスポッティングしました。かつて午前中、関西や東京からの寝台特急、急行が発着し、活気があった同駅ですが、今は山陽本線の終端駅として岩国・新山口方面から黄土色の115系等が発着、九州への連絡駅としてJR九州の415系1500番台(鋼製車はこの3月のダイヤ改正でリタイア済み)が発着し、時折EH500牽引の貨物列車がブロアーの爆音とともに通過するだけの駅となっており、閑散とした長大なホームが唯一過ぎ去りし、過去を語っているような感がありました。下り線側の3,4番ホームは到着専用ホームとなっている点が今回の変化でした。

台風2号の接近で日本列島、特に紀伊半島から東海地方にかけて大雨の線状降水帯が発生し、東海道新幹線の運転が終日見合わせとなったのもこの頃でした。同日午後、北九州では雨は止んでおり、帰路は門司から小倉に向かいスポッティング、4075レを撮影した後は下関へ、さらに幡生で幡生操車場に向かう貨物列車を撮影後、10時30分頃、同駅から新山口へ、そこから新幹線「のぞみ26号」で東京に向かう予定にしていました。時間は前後する可能性もあったので指定券はとらず、自由席特急券を購入しておきました。

3日朝、北九州地方は快晴、日の出とともに真夏の日差しが照り付けて来ました。まず小倉駅で「きらめき1号」「にちりん3号」「かささぎ101号」等を撮影し、4075レの牽引機はと待ちました。これまでのパターンではEF510-301号機かと思われましたが、なんと今回はED76 1020号機でした。3日連続で4075レを撮影し、EF510-301、EF81 303そしてED76 1020と3種類の機関車が牽引する姿を記録できたのは収穫でした。
7:20発の5126Mで下関へ、さらに下関から3402Mで幡生に向かいました。前日からに大雨で東海道・山陽本線の貨物列車の運行もかなり遅延が生じていることはある程度予測していましたが、本来なら2088レ、2071レ、8091レ、2054レ、5053レと上下方向、数本の貨物列車の通過があるはずですが来るのは山陽本線と山陰本線の旅客列車ばかり、これはダメだと思い予定を1時間早めて9:35発の3324Mで新山口に向かうことにしました。(実はここからこの日の運が離れて行きました)。この時点では大雨で運転を取りやめていた東京~新大阪間の運転再開は午後からとのことでした。9:35、3324M乗車直前にEF210-6牽引の貨物列車が通過して行き、EH500-72号機が機溜に駐機しているのが見えました。さらに3324Mで東に向かっていると堰を切ったように続々と幡生操車場に向かう貨物列車とすれ違いました。

Dsc04074 2023/6/3 新山口 本来は東京行の「のぞみ22号」ですが、東海地方大雨で東海道新幹線区間が運転見合わせのため、新大阪止まりで運行

新山口に到着すると、案の定、本来東京行の「のぞみ」は新大阪止まりとして運転中とのこと。11:11新山口に停車する「のぞみ22号」に乗車しました。8割方席は埋まっていましたが、着席することができました。この列車の新大阪到着(終着)予定は13:04でしたが、もしかしたら東海道区間の運転再開でこの列車も所定通り東京まで運転に変更かという淡い期待も空しく、新大阪で運転は打ち切りとなりました。ただ指定席客のため「新大阪駅の到着ホーム(21番線)とは別の27番線から同名のぞみ22号が出発するので到着後そちらに移動されたし」とのアナウンスがありました。しかし、この時点で新大阪駅は東海道新幹線の運転再開で超混雑、まさにカオス状態に。さらにホームの混雑と乗客の乗降時間で列車の出発が遅れ、山陽方面からの列車が数珠繋ぎ状態に。乗車していた「山陽・のぞみ22号」が新大阪に到着したのが所定より15分位遅れ、一方「東海道・のぞみ22号」は新大阪駅からの乗車客で自由席は既に満席状態、指定席客も無事、列車に乗車、席にたどり着けたかどうか分からずに発車したのではないかと思われます。
 私は自由席だったので新大阪からどの列車に乗車することも可能でしたが、そもそも、どのホームも超満員でどの列車がどのホームから出発するのかも分からず、とりあえず本来、乗車予定だった「のぞみ26号」、新大阪発14:06に乗車することにしました。ネットでは全車自由席の「のぞみ」号も運転するらしいといった記事も目にしましたが、果たしてその列車がいつ出発するのかも不明のまま。
 14:10頃、26番線に「のぞみ26号」が入線、なんとこの列車、博多からそのまま東京までの運転のようで乗客が乗っているではありませんか。乗車はしてみたものの、既にデッキまで立ち客がいっぱい。途中、岐阜羽島あたりで名古屋駅での乗降客混雑で列車が渋滞、さらに非常停止ボタンが押されたとのことで1時間30分の遅れに、静岡辺りで遅れは2時間に、新横浜で漸く着席し、品川で下車となりましたが、新大阪~新横浜立ち通しの新幹線乗車は初めての経験となりました。最終的に品川到着時点で2時間5分の遅れとなり、特急券(新山口~品川・東京¥7600)は払い戻しとなりましたが、幡生でもう少し粘り、当初の予定通り、10:38発の3326Mに乗車、新山口着11:41、同駅発12:11の「のぞみ26号」に乗車すれば恐らく平穏無事に座って帰れたのではないかと思いました。

 旅行出発前から例年より早い梅雨入りと台風の接近等で天候が心配されましたが、いざ行ってみると雨に降られたのはわずかの時間で、最後の新幹線乗車で大変な目に遭いましたが、JR貨物、JR九州、北九州モノレールと収穫の多い旅行でした。特に、事前の予習効果もあって783系、885系の注目編成に関しては番号を抑えることが出来たこと、また西九州新幹線部分開業から本開業までの期間、活躍する「リレーかもめ」を撮影出来たこと、貨物列車ではEF510-300番台の量産機登場前の国鉄型電機ED76,EF81の最後の活躍を撮影出来たことが大きかったです。

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