2023年 北九州旅行 その18 日豊本線貨物4075レを牽引する国鉄型電機 part1 EF81 303号機
朝6:47に北九州貨物ターミナルを出発し、西大分で入換に従事、12:56に延岡まで走る日豊本線貨物列車4075レは連日とは行かないまでも隔日には門司区の新鋭EF510-301号機が投入されていた筈ですが、昨日の記事にあるように2023年2月の投入以来、トラブルの発生で門司区の歴代の強者たち、EF81, ED76の代走が続いています。
ある意味、EF510-301号機のトラブルがEF81やED76の活躍の機会延長に貢献したともいえる皮肉な現状かもしれませんが、私も今回の北九州旅行で、6月2日、3日朝、今日は一体どんな機関車が4075レの先頭に立って現れるかと待ったものでした。
2023/6/2 小倉
この日、4075レを牽引したのは4両のEF81 300番台のなかで2022年3月31日、唯一全般検査を通過し、生き残った機関車で、次の全検は2028年3月に予定されるため、まだ当分、活躍を見ることが出来る機関車となりました。といっても同機は全検通過後、2023年2月までは運用に入っていましたが、この3月からは運用を外れ、門司機関区に留置される姿が目撃されていました。5月24日に久々に運用に復帰したところでした。6月14日以降の同機の運用、回送に関してはこちらのサイトに情報がありますが、まさにEF510-301の不在をカバーするかの如く、日豊本線、鹿児島本線の貨物運用にほぼ連日のように就いていることが分かります。
同機は昭和48年度第一次債務で発注され、1974年4月25日、日立製作所にて竣工しました。EF81 300番台は関門区間専用として製造されたため、EF81基本番台が搭載する電気暖房装置(EG)を搭載しておらず、その代わりに死重を搭載しているのが特徴です。
過去に撮影したEF81 303号機の写真を載せます。
国鉄時代
1985/4/18 門司 関門間の寝台特急「あさかぜ」の牽引機として
1985/4/18 門司 関門間の寝台特急「富士」の牽引機として
JR貨物時代
2002/3/15 小倉 EF81 450番台と重連で福岡ターミナルまでのコンテナ貨物を牽引
2010/8/27 千早~福岡貨物ターミナル EF81 304号機と重連でコンテナ貨物を牽引
2012/12/22 西小倉
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