2023年 北九州旅行 その25 783系特急電車の今
今回の九州北部旅行を前にして、JR九州にとってはパイオニア的特急電車である783系の歴史を3回に渡って見て来ました(1,2,3)が、今回の記事では現状と特徴的な車両についてレポートしようと思います。
JR九州にとって大きなダイヤ改正は、2022年9月23日の西九州新幹線部分開業に伴う改正でした。この改正後に誕生した列車に「リレーかもめ」「かささぎ」があり、前者が門司港・博多~武雄温泉間(下り18本・上り16本)を結んでいるのに対し、後者は門司港・小倉~佐賀・肥前鹿島間(下り8本、上り9本)を結ぶ列車として設定されており、大半は787系、885系で運用されていますが、「かささぎ」1本(102号)に783系が使用されています。
かささぎ102号(1002M) 停車駅と時刻
肥前鹿島638~江北650~佐賀700~新鳥栖716~鳥栖719/721~博多742
これ以外では「きらめき」3本(3,8,10号:2001年3月から)、「みどり」(2・7・11・15・18・19・22・26・27・30・31・35・38・39・42・46・47・50・51・55・58・60号:2000年3月から)、「ハウステンボス」全列車:2000年3月からに使用されています。
編成グループ、構成に関しては
4両みどり編成 CM11 CM12 CM13 CM14 CM35
(CM15は2021年8月中旬の集中豪雨で北方駅構内に留置中のところ冠水、2022年1月に廃車)
4両ハウステンボス編成 CM21 CM22 CM23 CM24 CM25
4両波動編成 CM2 CM3(大分に疎開) CM5(2023・7小倉工場へ) CM33(大分に疎開) といった状況です。 2023/6/2 小倉 「きらめき3号」に使用されたCM25編成
2023/6/1 香椎 「きらめき3号」に使用されたCM24編成
2023/6/1 博多 みどり用 CM11編成 2023/6/1 ハウステンボス用 CM21編成
2023/6/1 博多 みどり用CM35編成 みどり側面の併結クロハはクロハ782-407(-7から改造:2006/3/17)
それぞれのグループ、全て4連化され、ハウステンボス編成は全車健在なものの、みどり用編成はCM15編成が水害で廃車、CM35編成を編入、波動用編成はCM2編成のみという状態になっています。
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