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2023年8月 8日 (火)

2023年 北九州旅行 その29 787系 BM-15編成から「36ぷらす3」編成への転身 その1

JR九州は1989年3月11日に登場した「ゆふいんの森」以来、多くの観光列車(D&S(デザイン&ストーリー)列車 )を登場させてきました。 その第12弾として2019年11月21日に概要が発表され、2020年10月16日から運行が開始されたのが787系BM-15編成を種車に水戸岡鋭治氏が車両デザインを担当した「36ぷらす3」と命名された列車でした。これまでのD&S列車は全て気動車でしたが、初めて電車をベースにした列車となり、D&S列車として初めてJR九州以外の線路(肥薩おれんじ鉄道)を通過する列車となりましt。

命名の由来は九州島が世界で36番目に大きい島であること、5日間の行程で沿線の35のエピソードを紹介することで、利用者自身で“36番目のエピソード”を語ってほしいとの願いが詰まっていること、「3」は乗客・地域住民・JR九州を表し、「驚き、感動、幸せ」の意味も込めてあり、36+3=39で「感謝=サンキュー(39)の輪」を広げたいということだそうです。

運行は毎週木曜日に博多駅を出発し、
木曜日(赤の路)博多~玉名~熊本~牛ノ浜~鹿児島中央
金曜日(黒の路)鹿児島中央~大隅大川原~青井岳~宮崎
土曜日(緑の路)宮崎空港~宮崎~延岡~宗太郎~重岡~大分~別府
日曜日(青の路)大分~別府~杵築~中津~門司港∼小倉~博多
月曜日(金の路)博多~佐賀~肥前浜~長崎:長崎~肥前浜~佐賀~博多(2022年9月まで)
       博多~佐賀~肥前浜~武雄温泉~上有田~早岐~佐世保:佐世保~早岐~有田~武雄温泉~江北~佐賀~新鳥栖~鳥栖~博多
*西九州新幹線部分開業で肥前浜~長崎間が非電化となったため(詳細はこちらに)、在来線での長崎への電車の直通は不可能となり、佐世保往復に変更となりました。

今回の九州北部旅行では6月1日木曜日に博多発のシーンが狙えるので同日、博多駅に向かいましたが、これまでの経験では博多から西へ向かって出発する列車は吉崎駅で博多駅のホームが空くのを待つケースが多かったので吉崎駅で降りてみると、案の定、「36ぷらす3」編成が待機していました。

水戸岡鋭治氏が787系のデザインを担当した際、外板の塗装を黒にしたかったそうですが「黒は鉄道に使わない」という理由で却下されダークグレー塗装となった経緯があり、「787系を造るときにできなかったことが、36ぷらす3でできた」と述べているそうで、黒を主体に金の文字、飾りが入ったスタイルとなっています。

787-363-230601-2 2023/6/1 吉崎 36ぷらす3の編成は九州を廻るたびに向きが逆転しますが、この日の編成は6号車が先頭でした。787-363-230601-7 現在、一般の787系編成はAround Kyusyuのロゴを付けていますが、36ぷらす3編成(BM-363)はDiscover KYUSYUとなっています。また各車両の車体番号は全て-363となっています。

787-363-230601-22 明日の記事では6両編成の構成メンバーについて触れます。

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