速報版 関西の旅 2日目 新大阪駅の285系、千里丘での貨物撮影、289系ラッビング編成、大阪駅うめきた口、安治川口、おおさか東線他
関西の旅、2日目はJR編です。ホテルは新大阪駅そばなので、京都方面の初発(5:04)に合わせて入場するとなんと285系「サンライズ出雲・瀬戸」編成が「特急新大阪」の表示を出して停まっています。上り「サンライズ出雲・瀬戸」は通常なら静岡を過ぎ、富士辺りを走っている時間ですが、乗客はそのまま乗っています。後で調べてみると、この列車、新大阪で打ち切りになったようで、乗客は新幹線が動き出すまでは乗車状態だったようです。後に6:16頃、千里丘を猛スピードで回送され東海道を上って行きました。
2023/8/30 新大阪駅 4番線に停車中(運転打ち切りのため)の285系 サンライズ出雲・瀬戸
8月末の大阪地方の日の出時刻は5時28分ですので、新大阪発5:04の京都行きが千里丘に着く5:13はまだ夜が明けていません。それでも夜通しかけて東海道を下ってきた貨物列車は続々到着する時間帯で、5:15通過の5051レ(EF210-6)に始まり、7:28の81レ(EF66 122)まで24本の貨物列車がほぼダイヤ通りに通過、あるいは吹貨東で機関車を逆方向に着け、大阪貨物ターミナルに向かって行きました。
7:28の81レの後は9時台まで貨物は無いので引き上げようとすると、下り外側線を金色にラッピングされた683系改造の289系が通過して行きました。下り電車で追うと、新大阪駅発の福知山線経由城崎温泉行の特急「こうのとり1号」として1番線に入線していました。調べてみると2020年8月にデビューした「明智光秀の足跡を辿って」というラッピング車両で、289系FG401編成(吹田総合車両所福知山支所)でした。この編成、夕方の「こうのとり17号」にも入っていました。
2023/8/30 新大阪 「こうのとり1号」同駅発8:09に入ったFG401編成
2023/8/30 夕刻の「こうのとり17号」にも同編成が
今年3月のダイヤ改正で大阪駅のうめきた口がオープンし、それまで地上を走っていた梅田貨物線が地下化され、一部の貨物列車にはEF210-300番台が瀬野八同様に補機として後押しするということで話題になりましたが、それを見に、新大阪から大阪(地下)までの区間をおおさか東線の延長路線として乗車しました。もちろん先頭車から前面展望を楽しみました。うめきた口に新たに設けられた顔認証改札口(通称、顔パスゲート)なるものも見てみました。従来の大阪駅のホームとは最も西側(塚口・福島寄り)の連絡通路で結ばれていました。
2023/8/30 大阪駅うめきた地下口に設置された「顔パスゲート」
大阪駅からは環状線内回りで西九条へ、さらに安治川口へ向かいました。この電車、東京でいえば京葉線の舞浜辺りと同様にUSJへ向かう乗客で大混雑でした。安治川口駅ではEF210-17,EF210-335、さらに入れ換え用のHD300-19号機が居ました。
2023/8/30 安治川口貨物駅で入れ換え中のHD300-19号機
「貨物チャンネル」を見ると、未撮のEF210-321号機が56レで名古屋に向かっていることが分かりました。東海道を新快速で追えばどこかで追い越せるかも知れないと思い、安治川口から西九条、大阪へと向かいました。一方でEF210基本番台新塗装で唯一未撮の-4号機が1071レで東海道を下ってきていることも分かりました。京都へ向かう車内で、-321号機に追いつき、かつ-4号機を撮影できるポイントを考えましたが、56レは途中、長時間停車せずに名古屋ターミナルに向かうため、新快速で追っても追いつけないことが分かり、山科で-4号機を迎え撃つことにしました。-4号機はその後、新大阪でも撮影できました。
2023/8/30 山科 湖西線運用に入っている223系2500番台(クハ223-2517) 221系との併結運用
2023/8/30 京都 京都到着後は221系と分離し、単独で近江舞子まで行くようです。
山科では待っている間に湖西線の車両を何本か見ましたが、関空快速、紀州路快速等でかつて活躍していたE233系2500番台が塗装もそのままに湖西線で活躍しているのに遭遇しました。
新大阪からおおさか東線で久宝寺、さらに百済貨物駅に近い平野駅に向かいました。関西本線では今では懐かしいという言葉も通じるウグイス色の201系6連が活躍していました。また221系の転落防止幌の無い編成も数多く活躍していました(奈良支所の6連、8連は設置なし)。平野駅は天王寺方面の通過列車用の線路があるため、上り下りのホーム間隔が広く、かつ北側には百済貨物駅と正覚寺信号所(おおさか東線と分岐・合流)を結ぶ片町線貨物支線(城東貨物南連絡線)が単線で通っており、なかなか興味深い駅です。13:30頃から15:20頃までEF510牽引の5087レ、EF65牽引の配1792レを撮影しようと待機しましたが、現れませんでした。
2023/8/30 平野 関西線(大和路線)では多くのウグイス色201系編成が活躍していました。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 速報版 関西の旅 1日目 阪急電鉄8200系、京福電気鉄道嵐電、大阪メトロ中央線400系,30000A系 | トップページ | 速報版 関西の旅 3日目 早朝の阪急西宮北口駅、続々と神戸線、各支線向け編成の出庫風景、8200Fに乗車、そして長浜城、彦根城、岸和田城 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 青梅線開通130周年、青梅駅駅舎築100年(2024.11.28)
- 秩父鉄道の電車・貨物列車を久しぶりに撮影(2024.11.26)
- 西武4000系 4017F 西武秩父線開業55周年記念ラッピングを撮影(2024.11.25)
- 2023年晩夏の関西旅行 近江鉄道 100形 がん検診啓発「しがのハグ&クミ」ラッピング編成 104F(2024.11.20)
- 2023年晩夏の関西旅行 南海電鉄編 50000系 ラピート(rapi:t)(2024.11.21)
「駅」カテゴリの記事
- 青梅線開通130周年、青梅駅駅舎築100年(2024.11.28)
- 西武4000系 4017F 西武秩父線開業55周年記念ラッピングを撮影(2024.11.25)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR貨物編 その3 彦根駅を通過する東海道線貨物列車(2024.11.14)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR貨物編 その2 おおさか東線の貨物列車(2024.11.13)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR貨物編 その1 安治川口駅(2024.11.12)
「電車201系」カテゴリの記事
- 2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その25 関西本線(大和路線)の201系 part3 網干からの221系の転属で終焉に(2024.11.07)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その24 関西本線(大和路線)の201系 part2 大阪環状線から関西本線へ(2024.11.06)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その23 関西本線(大和路線)の201系 part1 関西における201系の活躍の歴史(2024.11.05)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その16 おおさか東線、新大阪から久宝寺まで(2024.10.17)
- 速報版 関西の旅 2日目 新大阪駅の285系、千里丘での貨物撮影、289系ラッビング編成、大阪駅うめきた口、安治川口、おおさか東線他(2023.08.31)
「電車285系」カテゴリの記事
- 2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その1 新大阪で運転が打ち切られた上りサンライズ瀬戸・出雲(2024.09.23)
- 2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その16 静岡鉄道乗車体験 part1 清水から新清水まで(2024.02.28)
- 速報版 関西の旅 2日目 新大阪駅の285系、千里丘での貨物撮影、289系ラッビング編成、大阪駅うめきた口、安治川口、おおさか東線他(2023.08.31)
- 2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 5 岡山駅を発着する特急車両 285系サンライズ「出雲・瀬戸」その2(2020.03.05)
- 2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 5 岡山駅を発着する特急車両 285系サンライズ「出雲・瀬戸」その1(2020.03.04)
「事件・事故」カテゴリの記事
- 2023年晩夏の関西旅行 JR貨物編 その3 彦根駅を通過する東海道線貨物列車(2024.11.14)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR貨物編 その1 安治川口駅(2024.11.12)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その1 新大阪で運転が打ち切られた上りサンライズ瀬戸・出雲(2024.09.23)
- 羽田空港C滑走路衝突事故 続報(2024.01.08)
- 謹賀新年 2024年は初っ端からとんでもないことが連発する年となってしまいました。(2024.01.04)
「ハイブリッド機関車」カテゴリの記事
- 2023年晩夏の関西旅行 JR貨物編 その1 安治川口駅(2024.11.12)
- 速報版 関西の旅 2日目 新大阪駅の285系、千里丘での貨物撮影、289系ラッビング編成、大阪駅うめきた口、安治川口、おおさか東線他(2023.08.31)
- 2017 大宮総合車両センター・大宮車両所公開 その2 JR貨物編(2017.05.29)
「電車223系」カテゴリの記事
- 2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その15 223系6000番台 宮原を経由せずに6000番台化された編成(2024.10.16)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その14 223系6000番台 近ミハMA20~22編成(2024.10.15)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その13 湖西線、草津線、嵯峨野線で運用を開始した223系2500番台(2024.10.14)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その9 京都線・神戸線新快速 A seat 223系改造車(2024.10.07)
- 速報版 関西の旅 3日目 早朝の阪急西宮北口駅、続々と神戸線、各支線向け編成の出庫風景、8200Fに乗車、そして長浜城、彦根城、岸和田城(2023.09.01)
「電車289系」カテゴリの記事
コメント
« 速報版 関西の旅 1日目 阪急電鉄8200系、京福電気鉄道嵐電、大阪メトロ中央線400系,30000A系 | トップページ | 速報版 関西の旅 3日目 早朝の阪急西宮北口駅、続々と神戸線、各支線向け編成の出庫風景、8200Fに乗車、そして長浜城、彦根城、岸和田城 »
B767−281様 お早うございます。サンライズにそのようなサボがあったのですね。びっくりです。大阪以西に何かあったのでしょうか?最後に出てくる201系、私は8月に見てきましたが、いよいよ最後の夏でしょうか。検査期限を上手く調整しながら頑張っているようで応援したいです。そしてできることなら先頭車だけでなくモハユニットも含め最低4両で動態保存してほしいです。チョッパ制御の車両も日本では残り少なくなりました。産業遺産という意味でも保存は大切だと思います。また台風が近づいていますね。まだ大丈夫かと思いますが道中お気をつけてください。
投稿: 細井忠邦 | 2023年8月31日 (木) 08時54分
細井忠邦さま、こんばんは。
私もサンライズがなぜ新大阪で運転打ち切りになったのか、Twitter(X)等で調べたのですが分からず仕舞でした。ただ、過去にも上りの新大阪打ち切りは何度かあったようでそれで幕も用意されているのでしょうか。
ひがし大坂線も前回、来たときはウグイス色の201系が活躍していましたが、今は大和路線だけになったようですね。仰るように折角の電機子チョッパ車ですので、1ユニットプラス両先頭車位は保存して欲しいですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2023年8月31日 (木) 19時59分