世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その32 JAナンバー-346 初号機となったJA8163
Boeing747のproduction listによるとN212JLとN213JLがcn23067、23068と連続で契約され、ln588、589と製造された後、cn23149から23151まで3機連続で契約されているのが、JA8163、JA8164、JA8166となります。
JA8163として初のJAナンバーのB747-300型となったのが、cn23149/ln599として製造され、1984年11月7日に初飛行し、1984年12月6日に登録された機体です。1985年と言えばJALにとっては御巣鷹の尾根にJA8119が墜落する事故のあった年ですが、同時にそれまでのアンカレジ経由からモスクワ上空通過でヨーロッパノンストップフライトが可能になった年でもありました。N211JLとN212JLの2機は米国籍機のため、専ら太平洋線に投入されており、-346の航続距離の長さを生かし、ヨーロッパ線に投入可能となった機体はJA8163がフロンティアでした。1986年4月2日に開設された成田~ロンドン線に投入されたのもJA8163以降の日本国籍の-346からでした。
-446の登場後はその地位を譲り、東南アジア線などを飛ぶこともありましたが、2008年5月に保管状態になるまで活躍し、2008年5月26日、Orient Thai Airwaysに売却、HS-UTNとなり、2012年10月まで活躍し、2014年3月、解体されました。
1996/8/14 NRT
1998/11/19 NRT
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