世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その33 最後の国内線用短コブ747となった JA8164
cn23150/ln601 として製造され、1984年10月25日に初飛行した B747-146Bは、JA8142, JA8143に次ぐ3機目の-100Bベースの短距離用747、そうSR-46に代わる国内線用747 JA8164として1984年12月4日に登録、JALに納入されました。
国際線用には既に3機(N212L, N213JL, JA8163)の747が-346として納入されているにもかかわらず、なぜJA8164は短コブタイプになったのか、これは私の個人的推測ですが、JALの747の導入の歴史を振り返ると、
B747-146A: JA8101、JA8102、JA8103 cn 19725,19726,19727
B747-246B: JA8104、JA8105、JA8106 cn 19823,19824,19825
B747SR-46: JA8117、JA8118、JA8119、JA8120 cn 20781,20782,20783,20784
B747-146B: JA8142, JA8143, JA8164 cn 22066, 22067, 23150
と新しい型式(747の違うファミリー)を導入するときは最低3機を導入するという方針だったのではと思います。そのため、旅客型のスタンダードはJA8164として登録される機体の契約時は既にSUDタイプがデフォルトとなっていたにもかかわらず、敢えてJA8142,JA8143に加えてもう1機短コブタイプを導入したのではないかと思います。
これはEXECUTIVE EXPRESSとして導入された-246BのJT9D-7R4G2エンジン搭載のスペシャルバージョンがJA8161, JA8162(1983年6月納入)に留まらず、3年後の1986年3月にJA8169として3号機目が導入されている点にも言えるのではないかと思います。
1998/5/2 HND 1998 FIFA WC フランス大会応援のJFLヤタガラスのワッペン付き
2005年9月に保管状態になるまで活躍、12月1日にLogistic Airに売却、レジは5U-ACFとなりました。現在は既に解体済みのようです。
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