世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その36 3機目Executive Express専用機として導入されたJA8169
JA8161, JA8162に次ぐJT9D-7R4G2エンジン装備の-246Bの3機目として、そしてJALのB747シリーズとしては最後の-200Bとなったのがcn23389 ln635として発注、製造され、1986年3月1日に初飛行したJA8169でした。1986年3月19日にJALに納入されました。
1991年3月に開設された成田~ワシントン線での初便を担当した機体でもありました。さらにビジネス需要の高い路線のため、機内に寿司カウンターを設け、すし職人が搭乗し、機内で江戸前寿司を提供するサービスが展開されたことでも有名になりました。
Boeing 747 Production ListにおいてJA8169のcn23389以降の番号で契約され、製造された-200Bをリストアップすると、
cn23389(JA8169)以降に製造されたB747-200Bのリスト
22機が製造されており、中には赤字で示したcn23718の-400契約以降の番号を持つ機体もあります。緑のセルの機体はcn番号的にはJA8169より後ですが、製造ライン、初飛行はJA8169より早くなっています。
1998/4/29 NRT
1998/11/29 NRT
3機のExecutive Express 専用機の中では唯一、サテライト・コミュニケーションシステムを搭載していたため、1989年7月のアルシュ・サミットに宇野首相が参加した際には特別機として使用されました。-400登場後は、東南アジア線等を担当し、2000年12月にはフレイター(-246BF)に改修されました。2008年4月、ラインから外れ、同年8月14日、Southern Airに売却、N798SAとリレジされ、2009年5月保管状態に、そして解体、部品取り状態となりました。
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B767-281様こんにちは。宇野首相と言えば「私これで仕事辞めました。」と言うCMを思い出してしまいました。昨日は東京新聞の望月記者の講演を聞きましたが、岸田首相は本当にタチが悪い。リベラルっぽい顔だから軍事費倍増ができたなどと自民の他の閣僚から言われているそうで、何処にしても早く辞めて欲しいです。本題ですが、もう-200の747は現役はいないのですかね。私はやはりコブの短い姿がジャンボらしく感じます。
投稿: 細井忠邦 | 2023年10月21日 (土) 16時10分
細井忠邦さま、おはようございます。
宇野首相と言えば、竹下政権がリクルート事件で退陣に追い込まれ、その後、数多くの後継と考えられていた有力者が皆、リクルート株に絡んでいて引き受け手がなく、外務大臣だった宇野宗佑氏がサミットも近かったので白羽の矢が立ったのでしたね。しかし就任してすぐに神楽坂の芸者とのスキャンダルが週刊誌に載り、参議院選挙で大敗し、退陣に追い込まれました。私は当時、西ベルリンに留学していましたが、普段、はるか極東の日本の国内政治のニュースなどは聴きませんでした興味深く報じられていたのを憶えています。
岸田首相に関してはYahoo!の記事でも見ましたが、宏池会出身でリベラルの顔をしてやっていることは安倍よりも安倍的だとありました。ただ、岸田が退陣して今の自民党、誰が後継となってもこういう政治が続くでしょうね。野党が強くなって政権交代しなければいけないと思います。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2023年10月22日 (日) 09時22分