2023年 北九州旅行 その57 北九州モノレールに乗って その1 概要
今回の九州北部旅行で初めて北九州モノレールに乗りました。これまでも小倉に来るたびに駅南口から伸びる軌道を眼にし、いつかは乗らなくてはと思っていたのですがなかなかそのチャンスがありませんでした。
2016/10/15 小倉駅南口
小倉駅延伸の事情から左手の平和通駅と小倉駅(右手前)間には渡り線がなく、列車は平和通駅から単線並列方式で小倉駅に進入します。
北九州モノレール、あるいは小倉モノレールと一般的に呼ばれている軌道(モノレール)は北九州高速鉄道株式会社が運営するもので、1972年11月17日に公布・施行された「都市モノレールの整備の促進に関する法律」(都市モノレール法)で定める「都市モノレール建設のための道路整備に対する補助制度」の適用を受け、1976年7月31日に北九州市が52%、民間が48%出資した資本金22億円で設立された第三セクター方式を採っています。民間の大口出資社は西日本鉄道が20%、九州電力が6%、新日本製鉄が6%、住友金属工業が5%となっています。
1976年12月6日に軌道免許を取得、1985年1月9日、小倉線(現・平和通~企救丘(きくがおか)間)が開業しました。当初、起点駅は小倉駅北口の予定でしたが山陽新幹線を越えることが困難なため、南口となりましたが、景観問題などから南口商店街の猛反発に遭い、現在の平和通を起点としての開業になりました。小倉駅まで、徒歩連絡となったため、利用客が伸びず、長期間にわたる赤字の原因となりましたが、1993年に小倉駅乗り入れに関して合意に達し、1998年4月1日、現在のように小倉駅南口3・4階部分に駅が設けられました。路線距離は8.8km、駅数は起終点駅を含めて13駅、全線直流1500V電化の複線(但し、平和通∼小倉間は前述の経緯より、単線並列方式)、車内信号閉塞方式、最高速度65km/h、跨座式となっています。
1980年に廃止された路面電車・西鉄北方線の代替機能を担っており、小倉駅~企救丘駅間を19分で結んでいます。車両基地は企救丘駅の先にあります。開業時には西鉄北九州線で勤務していた乗務員が新たにモノレールの乗務員として採用されたそうです。
2023/6/2 モノレール切符売り場、改札口
路線案内
運賃は小倉~企救丘間、片道320円でしたが、切符は1日乗車券(700円)を利用しました。
2023/6/2 小倉駅コンコース
列車が入線するとコンコースの上方に列車の姿がじかに見えるのも小倉駅の特徴かも
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