天竜浜名湖鉄道、日帰りの旅 その6 天竜二俣駅で 一休み part3 駅横に静置されているナハネ20
天竜二俣駅に列車が到着するとホームの先、二俣本町方の線路際に停めてある車両群が目につきます。ひとつは屋根の形から20系寝台客車、もうひとつはタラコ色のキハ20のようです。さらにその先には昔懐かしい薄い黄緑色の国鉄コンテナもあります。
2022/8/29 天竜二俣
ナハネ20の車体番号は347で、1970年9月7日、日本車輛製造で竣工、新製配置は下関、最終配置は尾久です。
この車両は1970年10月改正で急行「安芸」(東京~広島:呉線経由)の「あさかぜ3-1号」に格上げ用に新製された車両群(20系として最後に新製されたグループ)
ナロネ21 142-147
ナハネ20 344-364
ナハネフ22 24-26
ナハネフ23 18-20
ナシ20 25-27
カニ21 25-27
の1両で同年7月に「あけぼの」用に新製された新製車から施工された電源装置自動化に伴う設計変更の他、1970年12月1日より開始された新しい車両の検査方式やメンテナンスフリーを目的とした内容が加味された一群となりました。
1977年度までは下関に配置され、「あさかぜ」「瀬戸」などで活躍、1978年度から1987年2月10日に廃車になるまでは尾久に配置され「あけぼの」で活躍しました。
鐡道公園の計画があり、これらの車両が当初、保存された様ですが計画が頓挫し、車両はその後、かなり荒廃の度が進んだそうですが、2006年からNPO法人「天竜レトロ・トレインクラブ」が保存ならびに修復を行っているそうです。 この説明文のうち、347という番号は347番目に製造されたのではなくナハネ20の場合
昭和33年度本年度予算 日車:1-7 日立:51-56
昭和33年度債務負担 日車:8-14 日立:57-63
昭和34年度第二次債務負担 日車:15-22 日立:64-75
昭和37年度民有 日車:23-31 日立:76-84
昭和38年度民有 日立:85-91
昭和38年度第3次債務負担 日車:32-49 101・102
昭和39年度第1次民有 日車:103-118
昭和39年度第3次債務負担 日車:119-149、201-215
昭和42年度第2次債務負担 日車:216-235
昭和42年度第3次債務負担 日車:236-249,301-314
昭和43年度第5次債務負担 日車:315-324
昭和44年度第3次債務負担 日車:325-343
昭和44年度第4次債務負担 日車:344-364
と全部で252両(日車:211両、日立:41両)製造されており、番号的に飛び番があるので347番目の製造というわけではありません。
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