天竜浜名湖鉄道、日帰りの旅 その4 天竜二俣駅で 一休み part1 遠江二俣駅と機関区
天竜二俣駅は1940年4月、国鉄二俣線遠江森駅~金指駅間が開通した際に遠江二俣駅として開業しました。そして同年5月、遠江二俣機関区が開設されました。同機関区は二俣線のメイン機関区として当初は8620が配置されましたが1960年代以降は客貨両用のC58が配置され、通勤列車から貨物列車まで同タイプの本領が発揮される機関区でした。C58、9両が1971年4月の機関区廃止まで配置されました。
1958年11月1日から1966年10月1日までの8年弱の間、遠州鉄道の気動車が接続駅の西鹿島から当駅まで乗り入れていました。
機関区は廃止され、1982年11月1日には貨物取り扱いも廃止され旅客駅となり、1984年2月1日には荷物取り扱いも廃止となりました。1987年3月15日、第三セクター化で駅名も天竜二俣に改称されましたが、機関区があった頃の機関車転車台、機関車扇形車庫、運転区事務室、運転区浴場、運転区休憩所が1998年12月11日には登録有形文化財として登録され、その後の貴重な観光資源となりました。
2022/8/27 天竜二俣 ホームから車両基地(旧機関区)方面を
2022/8/27 駅舎 駅舎本屋、上り上屋およびプラットホーム、下り上屋およびプラットホーム、敷地内の揚水機室、高架貯水槽も2011年1月26日に登録有形文化財として登録されました。
車両基地(旧機関区)、鉄道歴史館を巡るツアーが開催されています。
ちょうど掛川からの223レが当駅に到着した後、当駅が終着のTH2111が観光資源を見学するツアー列車として旧機関区に向かう列車になっていました。
今回の旅では基地見学ツアーには参加できませんでしたが、また機会があれば参加しようと思いました。なお、旧遠江二俣機関区に関しては浜松情報BOOKのページに大変参考になる記述があります。また当時の写真はこちらのサイトにあります。
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B767-281様お早うございます。鉄道について保存と言えば車両、と言う風潮に疑問をもっていましたが、このように設備全体の保存、素晴らしいことですね。我が家近くの八王子機関区跡にはしばらく転車台が残っていましたが、今は撤去して埋めた跡が丸く残っているだけです。八高線のD51やC58を見たのが懐かしいです。さて今の最大関心事は例の裏金疑惑で誰が捕まるかです。会計責任者だけなどと言う事にならず、指示を出して大物を是非お縄にして欲しい。
投稿: 細井忠邦 | 2023年12月19日 (火) 06時11分
細井忠邦さま、こんにちは。
鉄道の世界も技術の進歩で車両のみならず、いろいろな機器、施設が変化して行き、いつの間にか使われなくなるものが出てきますね。特に蒸気機関車関連の施設などは今はほとんど見なくなってしまいました。そういったものをきちんと残し、技術遺産として後世に伝えて行くことも大事だと感じさせられますね。天竜二俣の転車台および周辺施設は是非近いうちに再訪してしっかり見学しなくてはと思っています。
政治の話題、果たして自民党のどれくらいの政治家が逮捕、起訴されるでしょうね。今回の裏金問題に限らず、あの党は権力と金に群り、政治で国民のためになることよりも政治で自分たちが良い思いをして金が儲かれば良いと思っている人間の集団ですから、今回は徹底的に叩かれ、下野すべきだと思います。安倍亡き後、まずは「蜃気楼」と言われる人物が逮捕されなくてはいけないのではないでしょうか。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2023年12月19日 (火) 15時23分