世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その44 1992年からポリシュッド・スキンの特徴あるスタイルで活躍したJA8180
JT9D-7R4G2エンジン装備の-246Fの2機目として、さらにJAL最後の自社発注の-200Fとして、cn23641/ln684として製造、1987年7月29日に初飛行、8月11日に納入されたのがJA8180でした。
この機体は1987年8月から1992年の新鶴丸塗装になるまでは、すなわち旧鶴丸塗装時代は通常のチトーラインの入った白塗装だったそうですが、私は見たことがありませんでした。
1997/8/17 NRT
1997/11/24 NRT
1992年8月23日の新鶴丸塗装移行にあたり、機体の保護を従来のホワイトベースの塗装からシルバーをベースにしたポリッシュドスキンとし、透明の保護被膜で機体を覆う方式とする実験が開始されました。塗料分の重量を軽減し、塗装変更時のペイント剥離の際に発生する廃液の量の抑制が期待されましたが、機体表面保護のためのメンテナンスコストが嵩み、抜本的なコストダウンが図れるという結果にはならなかったようです。
空調システムが3系統あり、大量の家畜輸送輸送が可能というのもこの機体の特徴でした。
2002/5/19 NRT
2003年にはJJ塗装に移行し、その際にも同様のスタイルが貫かれ、2008年3月に保管状態に、5月16日、Southern Airに売却され、N723SAのレジに2008年8月にはMojaveに駐機、既に解体されています。
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