伊豆箱根鉄道 駿豆線 その2 車両編 part3 1100系
西武鉄道の701系冷改車を1989年8月と1990年5月の2度に渡り、譲り受け、大場工場にて3連化したのが1100系でした。これは1000系の第5~第7編成として1975年、1977年、1979年に西武から譲受したクモハ500形4連の3連化した編成を置き換え、新性能化、冷房率のアップを図ったものでした。
西武701系4連が譲渡された先で3連化される場合、多くのケースがクハ1701形の運転台部分を切り出し、モハ701形に移設する方式が採られていますが、伊豆箱根鉄道の場合は701形奇数車の台車、主電動機等の床下機器をクハ1701形に移設し、同車を制御電動車化する方式が採られました。同時に、旧クハ1701形偶数車の台車もFS342Tに交換し、編成内の台車を統一しました。
これら以外に、MGの換装(出力の適正化)、制輪子のレジン製から鋼鉄製への交換、電気連結器の撤去、ATSの交換、一部座席の撤去、列車無線の変更、自動放送装置の新設などが行われました。
2012/1/9 1009F
3編成のうち2編成は既に引退し、最後まで残った1009Fの引退を記念して、かつての赤電塗装となった1009F
惜別のHM
同じ赤電塗装とはいっても西武の赤電と伊豆箱根の赤電では塗り分け線の高さの違い、妻面の塗装などに違いが見られました。
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