天竜浜名湖鉄道、日帰りの旅 その14 車両編 part3 2001年に登場したTH2000形、その改良形のTH2100形と観光用バージョンTH9200形 (続編)
昨日の記事に続き、今回は最初からTH2100形として登場した車両とTH9200形の紹介です。
表 TH2100形、TH9200形の製造ならびに現行塗色
TH2112の「どうする家康号」は2023年のNHK大河ドラマによるキャンペーンのようですが、現在は標準塗装になっているのかもしれません。
TH2100形、TH9200形は合わせて15両在籍しており、TH2104, TH2106, TH2108以外はラッピング車両となっているようです。TH2104からTH2108、TH2114は未撮影です。
TH2105は「ヤマハPAS号」でヤマハモーターエレクトロニクス(株)の電動アシスト自転車PAS、YPのPRの一環として2019年12月24日から運行が始まり、2023年4月12日からはPASの全国発売30周年のタイミングでリニューアルされました。
TH2107は「花のリレー・プロジェクト」ラッピングとなっており、これは浜松いわた信用金庫と(公財)はましん地域振興財団が主管となり、フラワーパーク、浜松市と地域企業、周辺市町行政、ボランティア団体と連携し遠州地域を路線とする天浜線の沿線を花で飾ろうとするものです。ガーデンデザイナーの吉谷桂子氏が車両塗装のデザインを担当し、2021年2月28日から運行が始まりました。
TH2109は「ゆるキャン△」x天浜線 ラッピングとなっており、から運行が始まりました。
2022/8/27 金指
TH2110は(株)長坂養蜂場ラッピング「ぶんぶん号」となっており、同養蜂場のキャラクター「ぶんぶん」と「るんるん」がデザインされており、2002年4月1日から運行が開始されました。さらに同日より、奥浜名湖駅の副駅名がネーミングライツ・スポンサー契約により、「ぶんぶんに出会えるまち」となりました。
2022/8/27 新所原
同車両は大人だけではなく子ども達も楽しく学べる食育列車になっています。近年、ミツバチの減少が花粉交配の機会を減らし、農作物の生産に影響を及ぼしており、大きな問題となっています。ハチミツだけではなく、ミツバチの貢献を社会的に認知させる意味でも重要なアピールとなっています。
TH2111は2022年8月27日、掛川から天竜二俣まで乗車した車両で2021年11月17日から「エヴァンゲリオン ラッピング」となっています。
2022/8/27 天竜二俣
TH2112は2022年8月27日、天竜二俣から新所原まで乗車した車両で標準塗装ですが、当日はm+のHMが装着されていました。その後、NHK大河ドラマのキャンペーンでグレーと基調とした「どうする家康号」になったようです。
2022/8/27 新所原
TH2113はスズキの大型二輪「KATANA]のプロモーションとして2019年9月15日に「はままつフルーツパーク時の栖」で行われたユーザー向けイベント「KATANA Meeting 2019]に向け運行開始されたもので、最近、塗装のリニューアルが行われ、フルーツパークの副駅名も2021年12月7日から2024年3月31日までKATANAとなりました。
2022/8/27 遠江一宮
TH2114は「うなぴっぴごー!」となっているようです。これは株式会社エム・ティー・ケーがプロデュースするバーチャルアイドル「音街ウナ」のPR活動の一環として企画されたもので「音街ウナ」は浜松市出身のバーチャルアイドルとして国内外で認知されているようです。2022年9月23日にデザインを刷新し、新生『うなぴっぴごー!』となりました。
最後にTH9200はマリメッコ列車「New スローライフトレイン」となっており、これは株式会社都田建設ドロフィーズの協力により、現役車両のTH9200号車をフィンランドの人気ファブリック「マリメッコ」で装飾したもので、TH3000形で運行されていた初代「スローライフトレイン」の後継として位置づけられるもので、2021年10月3日から運行開始しました。
2022/8/27 三ケ日
TH2110からTH2114の5両には空転防止用の砂撒き装置が設置されています。
また機会があれば、天竜二俣の車両基地見学を兼ね、未撮影の車両を撮影したく思います。
尚、ラッピング車両の運行に関してはこちらのサイトの情報が大変参考になります。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 天竜浜名湖鉄道、日帰りの旅 その13 車両編 part3 2001年に登場したTH2000形、その改良形のTH2100形と観光用バージョンTH9200形 | トップページ | 世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その48 584席と当時世界最大の座席数となった-346SR JA8186 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 2024年夏の新潟旅行 その30 直江津駅に乗り入れる列車たち part3 北越急行ほくほく線 HK100形(2025.11.13)
- 2024年夏の新潟旅行 その29 直江津駅に乗り入れる列車たち part2 妙高はねうまラインで活躍するET127系(2025.11.12)
- 2024年夏の新潟旅行 その28 直江津駅に乗り入れる列車たち part1 日本海ひすいライン用ET122形気動車(2025.11.11)
- 2024年夏の新潟旅行 その27 JR東日本・西日本の境界駅からえちごトキめき鉄道・JR東日本の共同使用駅となった直江津駅(2025.11.10)
- 2024年夏の新潟旅行 その26 信越本線 柏崎駅(2025.10.30)
「気動車」カテゴリの記事
- 2024年春の名古屋周辺旅行 明知鉄道の旅 その3 明知鉄道の車両 part2 アケチ10形(2025.05.29)
- 2024年春の名古屋周辺旅行 明知鉄道の旅 その2 明知鉄道の車両 part1 アケチ1形、6形(2025.05.28)
- 2024年春の名古屋周辺旅行 樽見鉄道の旅と旧谷汲駅の見学 その10 樽見鉄道の現役車両たち part3 ハイモ295-610形(617)(2025.05.13)
- 2024年春の名古屋周辺旅行 樽見鉄道の旅と旧谷汲駅の見学 その11 樽見鉄道の現役車両たち part4 ハイモ330-700形(701、702,703)(2025.05.14)
- 2024年春の名古屋周辺旅行 樽見鉄道の旅と旧谷汲駅の見学 その9 樽見鉄道の現役車両たち part2 ハイモ295-510形(516)(2025.05.12)
「三セク鉄道」カテゴリの記事
- 2024年夏の新潟旅行 その30 直江津駅に乗り入れる列車たち part3 北越急行ほくほく線 HK100形(2025.11.13)
- 2024年夏の新潟旅行 その29 直江津駅に乗り入れる列車たち part2 妙高はねうまラインで活躍するET127系(2025.11.12)
- 2024年夏の新潟旅行 その28 直江津駅に乗り入れる列車たち part1 日本海ひすいライン用ET122形気動車(2025.11.11)
- 2024年夏の新潟旅行 その27 JR東日本・西日本の境界駅からえちごトキめき鉄道・JR東日本の共同使用駅となった直江津駅(2025.11.10)
- 東京臨海高速鉄道 71‐000形電車を撮影(2025.11.05)
« 天竜浜名湖鉄道、日帰りの旅 その13 車両編 part3 2001年に登場したTH2000形、その改良形のTH2100形と観光用バージョンTH9200形 | トップページ | 世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その48 584席と当時世界最大の座席数となった-346SR JA8186 »



コメント