世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その50 JAA機として導入された最後の-346 JA8189
JALはDC-8の時代から自社機として導入された機体の一部をJALグループのJAAに回してきました。しかし、今回のJA8189は最初から台湾路線の輸送力拡充のため、JAA向けに導入されたもので、発注はJALが行いましたが、納入はJAA向けとしてJAAカラーでの納入となりました。
cn24156/ln716で製造され、N6046Pで初飛行、1988年10月18日にJA8189としてJAA塗装で納入されています。この機体の特徴は歴代JAAの全てのフルカラー塗装を纏っていることであり、同時に46のカスタマーコードを与えられたJAL仕様のB747でありながら、一度もJALのフルカラーを纏わなかった機体でもありました。そしてレギュラー塗装のみでスペシャルマーキングにもならなかった機体でした。
B747-300の後期製造機の主翼付け根、フィレット部分の構造に-400のフィレット構造を取り入れた機体が存在しますが、JA8189もその典型例でした。
1997/8/17 NRT
1998/2/14 NRT
2008年になるとN741UNレジで保管状態となり、4月1日にはTransaero Airlinesに売却、VP-BGXにリレジされ、2012年11月には保管状態になり、2022年1月、解体されました。
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