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2024年1月18日 (木)

2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その2 名古屋車両区のキヤ95系

地上設備の検測を行う車両として国鉄時代はクモヤ93形493系191系193系443系495系クヤ497形などの電車タイプ、キヤ92形、キヤ191系などの気動車タイプ、そしてコヤ90形、オヤ31形、オヤ33形、マヤ38形、スヤ32形、オヤ36形、マヤ34形、オヤ36形などの客車タイプの車両が活躍しました。民営化後はJR東日本はE491系電車「East i-E」、キヤE193系気動車「East i-D」、マヤ50形客車、JR西日本はキヤ141系気動車「ドクターWEST」、DEC741形気動車、JR北海道はマヤ35形客車、JR九州は811系電車「RED EYE」などが活躍しているのに対し、JR東海はキヤ95系ドクター東海」を1996年2005年に製造(担当は日本車輛製造)し、それまで別々に行っていた軌道関係と電気関係の検測を一括して行えるようにしました。

主要諸元

編成 3両固定 キヤ95+キサヤ94+キヤ95-100
最高速度 120km/h
車両定員 非営業車両(事業用)
最大寸法 (長・幅・高) 20,900*×2,800×3,560(mm) 中間車は17,000mm
車体 ステンレス
台車 軽量ボルスタレス台車 C-DT60A形(動力)C-TR249形(付随)コイルバネダイレクトマウント台車 C-TR250形(付随中間)
機関出力 350ps(C-DMF14HZB)×2 DR1編成 360ps(C-DMF14HZC)×2 DR2編成
変速段 変速1段・直結2段
駆動方式 液体式
制動装置 電気指令式ブレーキ
機関ブレーキ・コンバータブレーキ
保安装置 ATS-ST・ATS-PT
EB装置・TE装置
備考 2M1T編成。中間車は付随車

車体はオールステンレスで側面腰部と幕板部には青の濃淡、裾部に黄色の帯が入り、正面部分は普通鋼製で、黄色一色に塗られています。冷房はディーゼル発電機を電源とする集約分散式で装置自体は 373系と同一のC-AU714形、2台構成となっています。エンジンはカミンズ社製 C-DMF14HZB (350ps) を両先頭車に各2基搭載し、変速機は新潟コンバータ製C-DW14A(変速1段・直結2段)、ブレーキシステムは電気指令式空気ブレーキが採用されています。DR2編成はエンジンを電子燃料制御方式のN14ER (C-DMF14HZC 360ps/2100rpm) としています。

DR1編成が竣工したのが1996年、運用開始は1997年3月30日からで、それから約8年後の2005年4月にDR2編成が登場していますが、その間の技術の進歩に合わせ、継目板監視装置、画像処理のデジタル化、位置精度の向上、軌道データ処理の精度向上、レール遊間測定精度の向上などの新技術がDR2編成には導入され、それに合わせDR1編成の測定手法も更新されました。

高い測定精度の確保、非営業列車であることなどから振子装置は搭載されていません。架線との接触状態等を確認するため、下枠交差式パンタグラフが1基搭載されており、架線検測は専らDR2編成が担当しています。

検測はJR東海全路線のほか、城北線、名古屋港線・塩浜線、伊勢鉄道・樽見鉄道・愛知環状鉄道・天竜浜名湖鉄道、あおなみ線内での検測も担当しています。

キヤ95 
東海道本線上での東京向き先頭車で架線測定など電力関係の検測を担当、検測用パンタグラフを搭載するスペースや観測用ドーム等を設置

キサヤ94 
付随車で軌道検測を担当、軌道検測用の台車(他の台車はボルスタレス台車ですが、軌道検測用台車はコイルバネによる枕ばり台車)を車両中央に搭載、車内には職員用休養室も設置

キヤ95-100
東海道本線上での神戸向き先頭車で信号・列車無線などの信通関連の測定を担当、冷房装置、車内電源のためのディーゼル発電機を搭載

95-dr1-230728-5
95-dr1-230728-13 2023/7/28 ささじまライブ 
キヤ95系 DR1編成

952-180325 2018/3/25 名古屋
キヤ95系 DR2編成

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