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2024年2月 9日 (金)

世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その52 B747-400とはどういった飛行機だったか

日本航空はJA8101から始まるB747クラッシックを68機運用してきました(JA8151がJA8937として出戻りしているのでこれを2度数えると69機)。

タイプ(ファミリー)別にみると

-146A: 8機
JA8101,JA8102,JA8103,JA8107,JA8112,JA8115,JA8116,JA8128

SR-46: 7機
JA8117,JA8118,JA8119,JA8120,JA8121,JA8124,JA8126

-246B:24機
JA8104,JA8105,JA8106,JA8108,JA8109,JA8110,JA8111,JA8113,JA8114,JA8122,
JA8125,JA8127,JA8129,JA8130,JA8131,JA8140,JA8141,JA8149,JA8150,JA8154,
JA8155,JA8161,JA8162,JA8169

-146B: 3機
JA8142, JA8143,JA8164

-146B/SUD: 2機
JA8170,JA8176

-346: 10機
N212JL(JA812J),N213JL(JA813J),JA8163,JA8166,JA8173,JA8177,JA8178,JA8179,JA8185,JA8189

-346SR: 4機
JA8183,JA8184,JA8186,JA8187

-246F: 7(8)機
JA8123,JA8132,JA8144,JA8151(JA8937),N211JL(JA811J),JA8171,JA8180

中古で購入: 3機

-221F:JA8160,JA8165
-212F:JA8193

B747のタイプでJALが導入しなかったのは胴体を短縮し、超長距離仕様を狙った-SP(45機製造)と-200Bの客・貨コンバーティブルタイプの-200C(13機製造)とキャビンの前半を旅客用、後半を貨物用にした-200Bコンビ、後の-200M(Mはミックス、77機製造)だけでした。逆に日本国内線に特化したSR-46-146B/SUD,-346SRなどを国内線用に購入、運用していました。特にアッパーデッキを延長したSUDタイプの-146B/SUD,-346SRはJALだけのタイプでした。まさにB747の開発・発展の歴史に沿って、JALはB747の各種タイプを購入・運用してきたと言えます。また4基のエンジンに関してもP&W JT9Dシリーズの7Aから7AW, 7Qそして最終型の7R4G2まで装備したのがJALの747クラッシックでした。

B747に続いてBoeing社が開発を目指したのは当時最大のベストセラー機だったB727の後継となり、座席数や後続距離で727と747の間を埋める機体で、単通路の機体を7N7、大き目の機体を7X7として研究を進め、1978年7月14日に7X7をB7671979年9月23日に7N7をB757としてローンチしました。これら2機種の最大の特徴はコックピットを共通化し、パイロットの限定資格を共通化したこと、計器盤も従来のメータ-表示をディスプレイ方式(グラスコックピット)にしたことでした。ヨーロッパでもライバルのエアバス社がA310で同様のグラスコックピットを導入、さらにワイドボディ機として初めて2名乗務(航空機関士の廃止)方式を目指しており、Boeingも757/767を2名乗務方式に急遽変更しました。これがB747の発展型の開発にも導入され-400は2名乗務グラスコックピット方式となりました。

Jal-400-cockpit
JAL便に搭乗した際に貰った絵葉書から
B747-400のコックピットの様子がわかります。

もうひとつの特徴が航続距離の延長です。Boeing社ではB747-SPの開発過程で胴体を短縮し、機体重量を軽減することで航続距離の延長を試みましたが、実は上部胴体後端と垂直尾翼前縁の距離の短縮が空力特性を改善し、航続距離の延長に繋がっていることが偶然見つかりました。これは-300タイプにおいて当初は重量の増加で航続距離が減るのでは懸念されましたが、逆に航続距離が増えることから証明されました。そこで-400の開発においては、空力の改善策として、-300タイプの上部デッキの延長の他、主翼端の延長、ウイングレットの装備、翼胴フェアリングの改善、、エンジンナゼルの抵抗減、方向舵の改善、主翼にアルミニウム合金の使用、グラファイト複合素材の使用、機体重量を低減する先進素材の使用がなされました。またエンジンは燃費の良いPW4000, CF6-80C2, RB211-524が装備されることとなり、燃料タンクも従来に比べ容量が増え、オプションとして水平尾翼内燃料タンクの装備も可能となりました。これにより、東京~ニューヨーク線は搭載量の制限なしでの飛行が可能となり、6800nmから7100nmのロンドン~シンガポール、サンフランシスコ~香港、ロサンゼルス~台北、香港~ロンン、シカゴ~ソウル、サンフランシスコ~シドニー、ロサンゼルス~シドニー間などのノンストップフライトが可能となりました。

ノースウエスト航空が1985年10月22日に10機の確定発注をしたことで-400のプログラムはローンチし、初号機は1988年1月26日にエバレット工場をロールアウト、4月29日にペイン・フィールドから初飛行しました(cn23719/ln696:-451 N401PW ~ N661US P&W4056装備機)。

Jal-400JAL便に搭乗した際に貰った絵葉書から 
実機が導入される前に想像で描かれた絵を絵葉書にしたものなのか、レジはJA8071ですが、胴翼フェアリングの形態などが実機と違っているように見えます。まだSKY CRUISERという愛称は付いていません。

Jal-400-ja8072 JAL便に搭乗した際に貰った絵葉書から 
こちらは実機の写真をベースにしたものです。レジは2番機のJA8072となっています。ANAがB767-200を導入したときもこういった場面に登場した機体は1番機のJA8479ではなく2番機のJA8480でした。恐らく1番機はアメリカでの乗員訓練に使用され日本への到着が遅れたせいではないかと想像されます。

Jal-400-ja80722 JAL便に搭乗した際に貰った絵葉書から
JALは-400の導入にあたり、SKY CRUISERという愛称を付けていました。

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