2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その26 豊橋鉄道渥美線に乗車 渥美線で活躍する車両達
豊橋鉄道渥美線、以前の記事にあるように1924年、渥美電鉄により開業、1940年に名鉄が吸収合併し、同社の渥美線となり、1954年には豊橋市内線(軌道)を運営していた豊橋鉄道に譲渡され現在に至っており、使用された車両も名鉄7300系、5200系、モ3350形、ク2340形、3730系,3800系などが活躍していた時代もありました。特に1997年に架線電圧を600Vから1500Vに昇圧した際には名鉄7300系を譲受し、それまでの全ての車両を置き換えましたが、加速性能が低かったため、昇圧と同時に実施されたスピードアップに対応できない問題点が浮き彫りとなりました。
そこで2000年に導入されたのが元東急7200系の1800系(2代)でした。編成は全て3両とし、下り方先頭車がモ1800形、中間車が運転台撤去のモ1810形、そしてデハ7300.デハ7400形を種車とするモ1850形、そして上り方先頭車が元クハ7500形由来のク2800形となっています。
主要諸元
最高運転速度 75 - 85 km/h
設計最高速度 100 km/h
起動加速度 2.7 km/h/s
減速度(常用) 3.0 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
車両定員 先頭車140(座席48)人 中間車150(座席56)人
車両重量 モ1800形34.0t モ1850形33.0t ク2800形25.0t、25.5tまたは26.6t
全長 18,000 mm
全幅 先頭車2,744mm 中間車2,740 mm
全高 4,100 mm
台車 電動車TS-802形 付随車TS-815T形
主電動機 直流複巻電動機(110kw×4)日立HS-833Irb形 東洋TDK-841-A1形
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
歯車比 86:15=5.73
制御装置 抵抗制御
制動装置 HSC-R
応荷重装置付き電磁直通ブレーキ
保安装置 M式ATS
現在、10編成30両が活躍しています。これらは目蒲線で活躍していたデハ7200形15両、デハ7300形3両、デハ7400形3両、クハ7500形9両の計30両からスタートし、3両編成9本と部品取り用デハ7200形3両といった陣容でしたが、2001年大師車両基地の火災で2両が使用不能となり、部品取り車2両が整備され2代目1801Fとなり、2008年上田交通より7200系2両の譲渡を受け、残る予備車1両と共に10編成目として営業運転に就くこととしました。
2024/1/4 大清水 1802F
2024/1/4 神戸 1803F
2024/1/4 小池 1805F
2024/1/4 新豊橋 1808F
2024/1/4 植田 1809F
10編成のうち、1810Fが未撮でした。
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コメント
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B767-281様お早うございます。7200系が生きながらえているのは嬉しいです。前面塗装、ラッピングのおかげで東急時代とずいぶん印象が異なって面白いですね。ただ今新幹線で恒例の関西方面に向かっています。西浜松、なるほど211や311の廃車解体待ちが大量に留置されていました。一部が三岐鉄道に譲渡との情報があり、旧西武の車両が心配です。
投稿: 細井忠邦 | 2024年3月27日 (水) 09時41分
細井忠邦さま、おはようございます。
養老鉄道の7000系、そして豊橋鉄道の7200系と東急のサステナブル車両がその特性を存分に発揮しているという感じがします。
三岐鉄道にJR東海の211系といえば、それまで活躍していた車両はどうなるのかという気もしますが、これも時代の流れなのかと思います。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2024年3月28日 (木) 04時57分