2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その32 豊橋鉄道市内線 活躍中の車両 T1000形
昨日の記事で紹介した2005年8月のモ800形の導入が低床式車両が極めて有用であることを知らしめ、全面低床車のT1000形の導入に繋がったそうです。
2005年11月から豊橋鉄道や愛知県・豊橋市・中部運輸局などにより協議会が組織され、超低床電車の導入、停留場の改良・バリアフリー化、ICカード乗車券の導入からなる「豊橋路面電車活性化事業計画」が策定され、車両メーカーと協議を進めた結果、2008年内に車両の製造が可能であるとの結論に至りました。
車両はアルナ車両のリトルダンサーシリーズのタイプUaで3車体連接2台車方式の超低床電車です。
主要諸元
起動加速度 2.5 km/h/s
減速度(常用) 4.3 km/h/s
減速度(非常) 5.0 km/h/s
編成定員 74人(座席29人)
編成重量 23.0 t
編成長 16,200 mm
全幅 2,400 mm
全高 3,850 mm
車体 全鋼製車体
台車 ボルスタレス台車 SS-08
主電動機 かご形三相誘導電動機
東洋電機製造製 TDK-6408-A
主電動機出力 85 kW
搭載数 2基 / 編成
駆動方式 車体装架直角カルダン駆動方式
歯車比 5.82
制御方式 IGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置 東芝製 SVF087-A0
制動装置 電気指令式ブレーキ HRD-1
2008年12月より営業運転に就き、東三河が穂の国と言われていることと、ほっとするから「ほっトラム」という愛称が与えられました。豊橋鉄道としては路線開業以来、83年振りの自社発注車であり、狭軌用路面電車車両として初めて純国産技術で全面低床化を実現した点が評価され、2009年第49回ローレル賞が授与されました。
2024/1/4 赤岩口車庫
T1000形は1編成しか導入されておらず、撮影した日は赤岩口車庫で休憩中でしたのでこんな写真しかありません。
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