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2024年5月 7日 (火)

2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その40  名古屋城の歴史

現在、「なごや」という地名に関して「名古屋」という漢字が使われていますが、古くは那古野、那古屋、奈古屋、名児耶といった漢字が使われていました。那古野城を最初に築いたのは駿河一帯を支配していた今川氏の一門の今川名児耶伊賀守高重で永正12年(1515年)のこととされています。今川名児耶氏の後継が途絶え、今川本家から今川氏豊が那古野城を中心とした尾張の領主として送り込まれますが、後年、清須城を拠点とする清須織田氏の家臣だった織田信秀(信長の父)に奪取されてしまいます。その後、織田信長は幼少期を那古野城で過ごし、弘治元年(1555年)には清須城に移り、那古野城は織田家家臣によって守られていたそうです。

信長による天下統一の試みが本能寺の変で潰え、1590年に秀吉が天下統一を成し遂げますが、関ヶ原の戦いで石田三成率いる西軍が徳川家康率いる東軍に屈し、徳川の天下となった1609年、家康は豊臣方との戦いを強く意識し、大坂城に攻め込むための、あるいは大阪からの大軍を食い止めるための拠点を那古野の地に考えました。当時、清須城(この頃には清洲城に)がもっとも中心的な城でしたが、五条川による水害の危険性、拡張性の問題、東海道との位置関係などから清洲以外の場所に対豊臣軍防衛の拠点を築くべきだと考えました。そこで白羽の矢が立ったのが那古野城でした。

家康が関ヶ原の戦い以降、天下普請として加納城、膳所城、福井城、二条城、彦根城、丹波篠山城、丹波亀山城を息のかかった大名に築城させて大坂城包囲網を形成して来ましたが、1610年には福島正則や加藤清正といった豊臣恩顧の大名も加わり、名古屋城の築城が始まりました。城下町も清洲から移転の際に当初は城と町が包み込まれる総構(惣構)とする構想でした。それが大坂の陣の終了、豊臣家の滅亡、家康の他界で総構とはならず現在の形の原形ができたとのことです。

名古屋城の完成が家康を強気にさせ、豊臣秀頼との二条城での会見でも豊臣上位・徳川下位の序列が逆転し、方広寺鐘銘事件(国家安康、君臣豊楽)を経て、大坂冬の陣に至ります。

まさに名古屋城の完成と名古屋城下町の構成は豊臣時代から徳川時代への時代の移り変わりを象徴しています。

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2024/1/5 名古屋城は名城公園の南側約半分を占めています。

Img610 「特別史跡 名古屋城」パンフレットから名古屋城案内図

本丸の一帯を縄張と言いますが名古屋城の場合、ほぼ正方形をしているのが特徴です。

Dsc00089 2024/1/5 地下鉄名古屋城駅から金シャチ横丁の前を通り、東門から二之丸へ

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右手に二之丸庭園を見ながら東南隅櫓(辰巳櫓)に向かいます。

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辰巳櫓 非公開で内部に入ることは出来ませんがかつては武具等が収納されていた櫓だそうです。

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本丸表二之門を通り、本丸に入ると目の前に五重五階、地下一階、石垣の高さ19.5m、天守本体の高さ36.1m、総高55.6m、18階建てのビルに相当する層塔型大天守が見えてきます。

Dsc00115_20240506102601 ただ残念なことに現在、大天守は耐震工事中のため入場は不可能でした。

Dsc00113_20240506103101 名古屋城といえば金の鯱が有名ですが、最初に城の天守の屋根に鯱を飾ったのは織田信長の安土城で、以降、秀吉の大坂城、伏見城、家康の名古屋城、駿府城、江戸城と続きました。名古屋城の金鯱は慶長小判金1940枚相当を使い、檜の寄せ木で造った芯の表面に金の板を打ち付けたもので総重量は雄雌合わせて215.3kgありました。現在の金鯱は二代目で銅板の型に金箔を貼り付け、樹脂塗装がされており、総重量は雌雄合わせて88kgです。

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