« 2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その52  系列名が細かい近鉄一般車 その10 奈良線から転属してきた9000系 | トップページ | 2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その53  系列名が細かい近鉄一般車 その11 VVVF制御方式の1420・1422系・1430系 »

2024年5月31日 (金)

世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その68 JAL機退役後も貨物機、空中消火機としても活躍した JA8086

cn25308/ln936として製造され、1991年10月25日に初飛行、11月11日にJALに引き渡されのがJA8086です。

導入当初から3クラスのコンフィグレーションを採り、欧米、東南アジア線に就航しているMAGIC-II装備機で、ニューヨーク経由、サンパウロ線などの超長距離線や、香港線、北京線、ドイツフランクフルト線などにも就航しています。

Ja8086-jal-b747446-cn25398-ln936-960706- 1996/7/6 NRTJa8086-jal-b747446-cn25398-ln936-980214- 1998/2/14 NRT

Ja8086-boeing-747446-25308-885-060528-nr 2006/5/28 NRT

2010年10月、保管状態となり、Aersale社の管理下、レジはN238ASとなりました。このときに貨物ドアが設置され-446BCFとなり、2012年2月23日からは第二の職場のEvergreen International Airlinesのフリートメンバーとなり、レジはN492EVとなりました。

Evergreen International Airlines の親会社である Evergreen International Aviationはもともと農業用の種子、肥料、除草剤の撒布・噴霧などのヘリコプター開発から出発した会社でしたが、1974年Lokked L-188 Electra2機を所有するJohnson Flying Serviceを吸収合併し、航空機運航資格を得て、やがてEvergreen International Airlines としてB747貨物機を運航する会社にまで成長しました。

一方、米国森林局は山火事などの消火用にはLokeed P3 Orionターボプロップ機などを使用していましたが、Evergreen International Aviation は B747に水や消火剤のタンクを搭載し、空中噴霧する装置を組み合わせたSuperTankerを考案しました。この構想に基づいて設立されたのがEvergreen SuperTanker Serviceでした。
 最初は1974年6月World Airways向けに製造され、Evergreen International Airlines が貨物機として運航していたN470EV (cn20663/ln237:B747-273C) をSuperTankerに改造しましたが、就航することはありませんでした。2機目は1971年デルタ航空向けに製造され、1991年からEvergreen International Airlinesが運航していたN479EV (cn19898/ln94: B747-132)が改造され、こちらは2009年のスペイン・クエンカで発生した火災の消火に使用され、さらに同年8月31日、カリフォルニア州オークグレイン火災でもその消火活動で活躍しました。
しかし2013年12月31日付けでEvergreen International Aviation は財政破綻し、N492EVは2013年12月に保管状態となりました。Evergreen Supertanker Serviceの後継会社Global SuperTanker ServiceがそれまでN479EVに設置していた噴霧タンクシステムを保管中のN492EVに移植し、3機目のSupertankerにすることにしたため、同機はレジをN744STとし、" Spirit of john muir  "と命名され、最大19600米ガロン(74,000リットル)の消火剤、もしくは水を搭載し、チリやイスラエルでの消火活動、さらにはボリビアでの消火活動に活躍することになりました。

2020年11月にSupertankerとしては退役しましたが、2021年9月24日からN936CAのレジでNational Airlinesのフリートメンバーとなっており、2021年5月から9月までの保管時期を挟み、引き続き現役で活躍中です。National Airlinesへの移籍は2021年Global SuperTanker Service が 経営破綻し、機体をNational Airlinesに売却したためであり、「会社は潰れても機体は解体されず生き残る」歴史を繰り返しています。

多くの-446,-446Dが比較的早期にリタイア、解体されている中で頑張り続けている機体です。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

« 2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その52  系列名が細かい近鉄一般車 その10 奈良線から転属してきた9000系 | トップページ | 2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その53  系列名が細かい近鉄一般車 その11 VVVF制御方式の1420・1422系・1430系 »

旅客機 Boeing 747」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その52  系列名が細かい近鉄一般車 その10 奈良線から転属してきた9000系 | トップページ | 2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その53  系列名が細かい近鉄一般車 その11 VVVF制御方式の1420・1422系・1430系 »

カテゴリー

2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
フォト
無料ブログはココログ

日本ブログ村

  • 日本ブログ村