世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その71 17機目の-446 JA8089
このシリーズ、前回のJA8088の記事で触れたように-446「ビッグエクスプレス」の3機目として導入当初から活躍したのがJA8089でした。
cn26342/ln905として製造され、1992年2月7日に初飛行、3月11日にJALに引き渡されています。ちなみにcn番号の順序性に関しては1機ずつ見ていると気がつきませんが、Production listでcn番号順に並んだ表をみるとln番号の順序が前後しているのがよくわかります。JALに導入された順序(JAレジ番号の順序)はほぼln番号どおりですが、JA8083だけln844なのにln871のJA8082の後となっています。これはJA8083が初の-446Dであったため、製造後、型式証明の取得などに月日を要したためかもしれません。
JA8089はJA8087同様、引き渡し直後、エヌアイエアクラフトリーシングに売却され、JALにリースという形で運航されています。1998年以降、「ビッグエクスプレス」的役割、すなわちニューヨーク、ロンドン線専用機の立場をを新鋭のJA8913,JA8914等に譲り、2クラス仕様に改修MAGIC-II装備の2クラス機としてアムステルダム、ラスベガス、一部東南アジア線、ホノルル線に就航しました。
1994/11/19 NRT 1996/4/25 NRT
1998/2/14 NRT
2005/10/23 NRT
2011年4月にJALを退役し、N352ASのレジでAerSale管理下に2012年9月5日からTF-AAFのレジでAir Atlanta Icelandicのフリートになり、2014年1月まで活躍、再びN352ASに戻され、既に解体されています。
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