2023年晩夏の関西旅行 阪急電鉄編 その18 3300系
1969年12月6日、地下鉄堺筋線、天神橋筋6丁目~動物園前間7.0kmが開業し、大阪市営地下鉄60系・阪急3300系それぞれ5両編成による直通運転が始まりました。阪急側は1921年に開業していた千里線(北大阪電気鉄道が開業)と同日から直通運転を開始しました。阪急側が最初に用意した直通車両が3300系でした。その後、5300系、7300系、8300系、1300系と様々な車両が乗り入れていますが、3300系はいまだ健在です。
3300系は上記のような経緯から、大阪市交通局と協議の上、設計されました。ちょうど1970年の大阪万国博覧会を前にした時期で1967年から1969年までに120両が製造され、1979年に付随車6両が増備されました。従来の阪急車両より、幅が100mm広く、長さが100mm短い御堂筋線用60系同じサイズですが、神宝線へは車両限界に抵触するため入線できません。
3300系の製造順の編成表
昨日の記事でも触れましたが3300系はそれまでの京都線の車両の付番方式を踏襲し、トップナンバーは01でした。当初、堺筋線の直通運転の詳細が未確定であったため、MT比4:3の7両編成(Mc-M'-T-Tc+Mc-M'-Tc)が落成し、本線の急行用などに投入されました。なお、付随車の番号は編成で下一桁を揃えるため偶数番が欠番となりました。
直通運転の計画が明らかとなり5両編成14本を用意することとなり、地下線内の故障列車の救援推進のため、5両編成は4M1T構成となり、初めて梅田と反対側の先頭車として+100の形式が登場しました。
1979年、堺筋線6連化のため付随車6両が追加製造されました。
1982年から1985年にかけ、冷房改造が施工されました。
2023/8/29 桂 3358(3331F)
2023/8/29 十三 3362(3328F)
3300系は現在、7両編成が4本残っています。
3323x7R: 3323+3427+3313+3413+3337+3813+3363
3328x7R: 3328+3425+3312+3412+3336+3812+3362
3329x7R: 3329+3405+3343+3424+3342+3818+3363
3331x7R: 3331+3407+3308+3408+3332+3808+3358
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コメント
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B767−218様 お早うございます。2300系は嵐山線で何度か乗車し、撮影もしていますが、確かトップナンバーが保管されている以外は全廃されているようです。3300系は京都に行くとよく見かけますが、阪急電車らしく落ち着く外観です。小田急で昔走っていた5000系が小田急顔と言われていましたが、3300系は阪急顔というのがぴったりかなと思います。昨日から夏休みをぼちぼち取っていますが、テレビはオリンピックばかりでどうしようもありません。新たな衆愚策だと思います。裏金疑惑や新たな香典疑惑もきっちり追及するのが本来のマスコミの務め、今はそれを求められないのかなと思うときついです。
投稿: 細井忠邦 | 2024年7月30日 (火) 08時33分
細井忠邦さま、おはようございます。
6300系が嵐山線に回る前は初代2300系が嵐山線で最後の活躍をしていたのですね。まさに嵐山線というのは京都線の特急車両の余生の地のような感じですね。それぞれの会社にはその会社を代表するような車両が存在しますね。
それにしても仰る通り、オリンピックが始まると朝から晩までオリンピック漬けのようなプログラムですね。私も数回前から辟易状態です。
それにしても名古屋場所で優勝した照ノ富士のパレードのオープンカーに某裏金議員ががど真ん中に鎮座していたというのも面白いですね。後援会長になっていることからして?ですが。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2024年7月31日 (水) 04時18分