2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その15 223系6000番台 宮原を経由せずに6000番台化された編成

JR西日本の223系2000番台、琵琶湖線、京都線、神戸線の新快速を中心に1000番台の後継、増備車として1999年から2008年にかけ、8連30本、6連14本、4連81本が製造され、計648両に及ぶ両数は223系のなかで最大勢力となりましたが、昨日の記事にあるように、221系との併結運転、共通運用に対処するため、最高速度を130km/hから120km/hとした6000番台が改番で登場しました。

網干で221系併結用に6000番台化され、その後、2000番台に復帰した編成たち

その第一陣が2000番台第1次車を改造、改番したV21~V28編成でした。2008年1月から2月にかけV26編成までが改番され、V27、V28編成は同年10月に改番されました。2010年2月にはV20編成も改番されました。

 223系2000番台　第1次車から選ばれた6000番台

2003/3/26　山科　6000番台化される前のV27編成

2012/9/15　島本　6000番台化され221系と併結で運用されるV21編成

これら9本の編成のうち、2012年3月にはV27,V28編成が性能固定を解かれ、2000番台に復帰、2018年12月にはV20, V21編成も原番に復帰しました。2021年3月のダイヤ改正では221系C編成が奈良支所に転属となり、V27,V28が再び6000番台化、さらに2次車のV29編成も6000番台化されましたが、225系100番台の投入で2021年9月から10月にかけ、全編成2000番台に復帰しました。2023年2月から3月には221系B編成が奈良・京都支所に転属したため、その補充として6連J10-J12編成が6000番台化されました。


223系6連　J編成の6000番台化

  22012/9/15　山科　6000番台化される前のJ10編成

3次車のJ10編成、4次車のJ11、J12編成に関しては2024年2月17日（BJ12)、2月20日（BJ10、2月24日（BJ11)付でそれぞれ2000番台に復帰しています。

6000番台化で網干から転出した編成たち

4連ではV55, V56, V57, V58, V64 の5本が京都支所に転出し、V56→R01, V57→R02, V64→R03, V55→R04, V58→R05と転出順に編成番号が振られました。

2010/12/8　第一淀川橋梁　223系2000　V56編成

6連では5次車のJ13, J14編成が2022年3月15日付で京都支所に転属しました。湖西線運用に対応するため、霜取り用にダブルパンタ化されました。

2010/12/7　山科　2000番台時代のJ13編成

2023/8/30　京都　P01編成

東海道、山陽本線系の新快速、快速用として製造された223系2000番台ですが、221系との併結用に6000番台になった車両もあれば、網干を離れ、湖西線、草津線、嵯峨野線運用に入るため京都支所に転属となり、第二の人生を送る車両も出てきています。今後、117系、221系が辿った道をトレースするように感じます。

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