西武鉄道 2000N系 2連 2451Fと2453F 近江鉄道に譲渡

西武新宿線で長らく使用されていた2000N系2連の2451Fと2453Fが武蔵丘車両検修場に入場し、検査を終え出場したのが2024年9月25日でした。同編成は試運転の後、本来の配置区である南入曽車両基地には戻らず、小手指車両基地に回送となりました。9月27日には甲種回送で使用されるブレーキ機器の搭載が確認され、10月6日には連結器が自動連結器に交換され、電気連結器が取り外されているのもているのも確認されました。10月16日には263Fとの連結も確認され、10月18日深夜、小手指区を出発、新秋津から川崎貨物、さらに京都貨物駅まではEF65-2070号機の牽引、京都貨物駅から彦根駅まではDE10 1561号機に牽引され、近江鉄道に引き渡されました。近江鉄道にはこれまで101N系など多くの西武鉄道の車両が譲渡されてきましたが、2000N系の譲渡は初めてのケースとなりました(情報はこちらとこちらから）。

2451Fは2000系の6次車,2000N系の第一陣として1988年5月17日に東急車輛にて竣工、2453Fは第7次車として1988年11月24日に東急車輛にて竣工しています。スタイル的には前期形に分類され側扉窓の低さ、戸袋窓の小さいこと(2451Fのみ）、先頭部の連結器がCSD82と他のグループに対して大きいのが特徴です。

2016/5/2　沼袋　2451F

2019/2/10　花小金井~小平　2551F

2017/2/5　小川　2451F　国分寺線　2+4連

2016/5/6　沼袋　2453F

両編成とも2011年8月16日(2451F)、2011年11月16日(2453F)の更新に際してCP、MGからSIVの換装を受けています。行先表記は最後まで幕式でした。

10月21日に彦根に到着、近江鉄道に導入された両編成は同社の公式SNSでもアナウンスされ、ワンマン化、バリアフリー対応等の工事が完了後、営業運転に就くとのことです。導入予定はこの2編成、4両のみで、VVVF化改造はしないそうです。

2000N系　2連の廃車

2024/10　2451F, 2453F

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