2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その23 関西本線(大和路線)の201系 part1 関西における201系の活躍の歴史
1979年に試作車が登場、1981年から量産が開始された電機子チョッパ制御式通勤電車201系(製造両数1018両)は1987年の国鉄分割民営化でJR東日本に794両、JR西日本に224両が継承されました。
関西で最初に201系が投入されたのは東海道・山陽本線緩行線(京都~西明石間)で、1983年2月21日からの営業運転開始に向け、昭和56年度第3次債務で7両編成8本、昭和57年度本予算で7両編成2本の70両が高槻電車区に、昭和57年度第4次債務で7両編成6本、昭和57年度第4次債務で7両編成6本、昭和58年度本予算で7両編成1本の91両が明石電車区に、昭和58年度第2次債務で7両編成9本が明石電車区に配置され、全て7両編成32本の陣容となりました。
1986年3月14日のダイヤ改正で高槻電車区配置の編成はすべて明石電車区に転属しました。1995年1月の阪神淡路大震災時にはラッシュ時の1列車当たりの輸送力を増やす目的でサハを抜いた6連4本とサハを組み込んだ8連4本に組替え、6連を併結して12両編成として輸送力の増強が図られました。
2004年 明石区の201系編成表
C24編成以降はコストダウンを図った軽装車で側窓は上段も上昇式に、側面の表示灯は窓と競合しない位置に、車号は切り抜き文字から転写文字に、通風機はFRPから鋼板に
2006/6/18 岸辺 C-01編成 クハ200-61他7連
2006/6/24 岸辺 C-23編成 クハ200-125他7連
2005年12月1日から2006年12月にかけ、321系7両編成39編成が投入され、201系は2007年3月18日のダイヤ改正を以って運用を離脱、大阪環状線、関西本線に転用されました。
2006/6/20 寺田町 クハ201-62他8連 転属して間もないころ
2018/3/25 桜ノ宮 クハ200-140他8連
2011年 奈良区の201系編成表
201系7連32本は大阪環状線の103系8連を置き換える目的でサハを2両とした8連16本が投入され、関西本線には103系6連を置き換えるためサハを抜かれた16本が投入されました。
2008/12/12 高井田中央 クハ200-122他6連 今では見られなくなったおおさか東線での活躍
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コメント
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B767−281様 こんばんは。今や風前の灯関西201系の特集ありがとうございます。YouTubeで201系を追いかけているチャンネルがありチェックしていますが、一時休車を繰り返しながら脚を伸ばして最後まで活躍しているようです。201系量産型登場の時、40年使用を前提に作っている、と説明がありました。まさに西日本はそれを実現していると思います。東日本の場合あのタイミングで103系の更新ではなく201系を更新していれば、と今になって思います。さて今度はアメリカ大統領選挙です。あちらの国ですが色々な面で日本は植民地同然なので選挙結果は気になります。さて常識は通じるのかそれとも?
投稿: 細井忠邦 | 2024年11月 5日 (火) 21時13分
細井忠邦さま、おはようございます。
201系から後の、電車の制御方式の発展を振り返ったとき、201系を製造していた当時は想像できなかったことがその後、続々と起き、今日に至っているのですね。問題はそれをどの時点で察知して新しいシステムに切換えて行くかなのかと思いますが、JR東日本とJR西日本では大きな違いがあることも事実ですね。
一方、アメリカの大統領選挙、果たしてどちらが勝つのか、勝敗が決まったときに、特にトランプが敗北したときにあっさりと負けを認めるのか、混乱が長引くことは避けて欲しいものです。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2024年11月 6日 (水) 04時12分