世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その93 33機目の-446 JA8921
cn27645/ln1262として製造、2000年12月11日にN747BAのテストレジにて初飛行、12月19日、JALに引き渡されたのがJA8921でした。
導入後、アディラン・エアクラフト・マネジメントに売却、日本航空がリースする形で運航されました。JA8920同様、MAGIC-I装備ですが、コンフィグは2クラスでミラノ、ローマ、モスクワ経由ミラノ、ラスベガス、ホノルルとビジネス路線ではない、長距離国際線仕様機として活躍しました。
この機体には航空路の大気を採取する自動大気サンプリング装置(Automatic Air Sampling Equipment)と大気に含まれる二酸化炭素の濃度を連続的に計測する装置 Continuous CO2 Measuring Equipment が前方貨物室後方の4つの水タンクの脇に設置されました。最初はJA8917に搭載されましたが、2機目としてJA8921にも搭載され、採取した大気サンプルはつくばの国立環境研究所に送られ、分析されました(元情報1,2)。同様の装置はBoeing777のJA705J、JA703J、JA707J、さらにJAXAのビーチクラフト65型JA5111 にも搭載されました。
撮影年月日不詳 NRT
2001/4/29 NRT
2003/6/7 NRT
2011年1月、JAL機としては退役、就航から10年1か月の短い在籍期間でした。N921MMにリレジされ、Aersaleの管理下となり、同年8月2日からEI-XLFのレジでTransaero Airlinesにフリートに、しかし2015年10月26日の運航停止で、2016年6月8日からRossiyaのフリートに2022年3月15日からはRA-73286にリレジされますが、2023年9月から保管状態になっています。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 2023年晩夏の関西旅行 南海電鉄編 50000系 ラピート(rapi:t) | トップページ | 西武4000系 4017F 西武秩父線開業55周年記念ラッピングを撮影 »
「旅客機 Boeing 747」カテゴリの記事
- 国内線の航空需要を満たすため導入されたANAのB747SR-81 3 JA8136(2025.01.10)
- 国内線の航空需要を満たすため導入されたANAのB747SR-81 2 JA8135(2024.12.20)
- 国内線の航空需要を満たすため導入されたANAのB747SR-81 1 初号機、2号機 JA8133、JA8134(2024.12.13)
- 世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その94 34機目の-446 最後の747となったJA8922(2024.11.29)
- 世界で一番多い保有数を誇ったJALのBoeing747 その93 33機目の-446 JA8921(2024.11.22)
« 2023年晩夏の関西旅行 南海電鉄編 50000系 ラピート(rapi:t) | トップページ | 西武4000系 4017F 西武秩父線開業55周年記念ラッピングを撮影 »
コメント