2024年春の名古屋周辺旅行 遠州鉄道編 その1 遠州鉄道の歴史
速報版でもレポートしてありますが、2024年3月15日から18日にかけて、浜松の遠州鉄道、大垣から養老鉄道の揖斐まで、名古屋東部、岐阜の樽見鉄道、さらには明知鉄道を巡る旅をしました。その様子を今回から報告しようと思います。
2024/3/15 JR浜松駅北口通路にある遠州鉄道新浜松駅案内
遠州軌道から遠州電気鉄道に継承された社章
JR浜松駅から歩いて数分の新浜松駅から天竜浜名湖鉄道の西鹿島駅までの17.8km、駅数18の鉄道路線が遠州鉄道鉄道線です。通称:遠鉄電車、西鹿島線とも呼ばれています。
遠州鉄道は現在、鉄道路線1路線と遠州地方を中心とするバス事業を運営し、さらに関連事業として不動産、保険、介護事業も行っています。同社の母体となった会社のひとつは1907年、初代浜松鉄道株式会社として設立されました。翌年には大日本軌道株式会社に吸収され、その浜松支社となりました。大日本軌道株式会社とは鉄道伝説第102回でも紹介された鉄道王、軽便鉄道王と呼ばれた雨宮敬次郎が経営していた軽便鉄道会社で福島、小田原、静岡、浜松、伊勢、広島、山口、熊本に支社があり、静岡支社は現在の静岡鉄道清水線に、浜松支社は遠州鉄道鉄道線に、広島支社はJR可部線として現在も存続しています。
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遠州鉄道関係路線図(遠州鉄道のWikipediaから)
1909年3月3日には遠州馬込~中ノ町間の中ノ町線が開業、同年12月6日には鹿島線(二俣線を経て、現在の鉄道線)が開業、1914年4月7日には遠州西ヶ崎~笠井間の笠井線が開業、1919年10月12日、大日本軌道浜松支社の路線を継承した遠州軌道株式会社が設立、1921年8月23日には社名を遠州電気鉄道株式会社に変更、1923年4月1日、二俣線を改軌、電化、1925年4月8日、中ノ町線、笠井線は浜松軌道株式会社として分離、、1927年1月17日、浜松軌道株式会社は浜松電気鉄道株式会社に社名を変更、同年9月1日、二俣線が全線開業、1937年2月18日、浜松電気鉄道の中ノ町線は全線廃止となりました。
現在の遠州鉄道のもう一つの母体となった濱松軽便鉄道株式会社が1911年に設立、1914年11月30日、奥山線となる元城~金指間を開業、1915年、板屋町まで延伸、さらに金指から気賀までも延伸、1923年に奥山まで全通しました。同社は1915年4月24日に2代目浜松鉄道株式会社となりました。
1943年11月1日、遠州電気鉄道株式会社など6社が合併して、遠州鉄道株式会社が設立しました。(いろいろな会社があって複雑ですが、最後は戦争中にまとまったようですね)。1944年12月10日には浜松電気鉄道の笠井線も廃止されました。
1947年5月1日、遠州鉄道は浜松鉄道も合併し、奥山線を自社の路線としますが、軌間762mmの軽便鉄道のままであった奥山線は貨物輸送も低調であり、モータリゼーションの波には勝てず、1963年5月1日には気賀口~奥山間が廃止、1964年11月1日には全線廃止となりました。結局、最後に残ったのが現在の鉄道線、新浜松~西鹿島間となりました。
遠州鉄道が経営する広義の鉄道としてかんざんじロープウエイもあり、運行は子会社の遠鉄観光開発に委託されています。乗り合いバス事業は1986年12月1日、それまで浜松市交通部が担当していた市営バス路線を事業撤退で引き継ぎました。![]()
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