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2025年5月13日 (火)

2024年春の名古屋周辺旅行 樽見鉄道の旅と旧谷汲駅の見学 その10 樽見鉄道の現役車両たち part3 ハイモ295-610形(617)

樽見鉄道の現役車両たち、今回はハイモ295-610形617です。

この車両は2008年に廃止された三木鉄道1985年4月1日の三セク転換時から使用いていたレールバス・ミキ180形-101、-102を置き換えるために1998年から2002年にかけ導入した富士重工業製LE-DC仕様の気動車ミキ300-100形3両(ミキ300-103、-104、-105)のうちの-105です。

三木鉄道三木線は1916年11月22日播州鉄道として開業、加古川線の厄神駅から金物の町三木の三木駅までの6.6km、9駅の路線で美濃川の舟運を代替する物流のための路線でした。1923年12月21日には播但鉄道に譲渡され、播但鉄道は三木駅から明石市大明石町までの免許を取得、路線の延伸を計画していましたが、1937年には免許が失効、1943年6月1日、国有化され三木線となりました。開設時から人の流れと逆らった方向への路線であったため乗客数は伸びず、1981年9月18日、特定地方交通線第一次廃止対象として廃止が承認、1984年2月23日、第三セクター鉄道への転換が決定、1985年4月1日三木鉄道となりました。

転換後、JR加古川線への直通列車もなくなり2002年芝山鉄道が開業するまで日本最短の三セク鉄道であったこともあり、営業成績は悪く、経営改善のためJR北海道が当時開発中だったDMV(デュアル・モード・ビークル )の導入で三木駅と約800m離れている神戸電鉄三木駅の直通も検討されましたが、2006年三木市の財政再建のため「三木鉄道の廃止」を公約に掲げた候補が市長選で当選したことで2007年3月1日の市議会で廃止が決定、2008年4月1日をもって路線廃止、会社も消滅となりました。

主要諸元

最高速度 95 km/h
車両定員 116名(座席57名)
自重 29.7 t
全長 18,500 mm
全幅 3,090 mm
全高 4,000 mm
車体 普通鋼製
台車 FU50D(動力台車)FU50T(付随台車)
動力伝達方式 液体式
機関 PF6HT03 × 1基
機関出力 295 PS/2100rpm
変速機 シンコウSCR0.91B-4D
変速段 変速2段自動切替・直結1段
制動装置 SME3管式非常弁付き直通空気ブレーキ

ミキ300-105は樽見鉄道に譲渡され、2009年3月1日に営業運転を開始、2014年9月までは三木鉄道時代の塗色のままで活躍しました。

295617-240317 295617-330702-240317 2024/3/17 本巣機関区 ハイモ295-617 2014年10月からケーブルテレビCCNetのラッピングとなっています。この日は運用休みなのか、入庫していました。

ミキ300-104は北条鉄道に譲渡され、フラワ2000-3として、2012年2月まで三木鉄道時代の塗色で活躍しました。

Dsc03098_20200712112901
2019/8/5 粟生 北条鉄道 フラワ2000-3

ミキ300-103は保存を前提に旧三木駅構内の車庫で保管されていましたが2009年6月ひたちなか海浜鉄道に譲渡され、同年8月から、そのままの形式名・車番・塗色・内装で運用入りしましたが、2019年、ROCK IN JAPAN FESTIVAL20周年及びひたちなか市市制施行25周年記念事業の一環として「ROCK IN JAPAN FESTIVAL2019」のラッピング車となり、ラッピング車としての運用終了後は三木鉄道時代の塗装に戻りました。JR東日本からのキハ100形キハ100-39の譲渡で置き換えられる予定です。

Img_7112

2016/3/5 那珂湊 ミキ300-103

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