2024年春の名古屋周辺旅行 樽見鉄道の旅と旧谷汲駅の見学 その6 谷汲口駅に保存されている旧型客車 オハフ502
昨日の記事で触れましたが、樽見鉄道谷汲口駅にはオハフ500形客車(オハフ502)が保存されています。
2024/3/17 オハフ502の案内
この車両は1984年10月の第三セクター転換時にラッシュ時の輸送力確保用に国鉄からオハフ33形客車2両を譲受したのが始まりで、1989年3月には2両が追加で導入されました。
オハフ501: オハフ33 354 1947年12月製新潟鐵工所 折妻、車端部絞りなし、鋼製屋根
オハフ502: オハフ33 1527 1947年3月製日立製作所 オハ35 1042を緩急車に改造 車端部絞りあり、キャンバス張り屋根
オハフ503: オハフ33 110 1939年10月製川崎車輌(スハフ34829)丸みを帯びた妻面、丸屋根、キャンバス張り屋根、リベット構造の車体
オハフ504: オハフ33 112 1939年10月製川崎車輌(スハフ34831)丸みを帯びた妻面、丸屋根、キャンバス張り屋根、リベット構造の車体
車体構造は出入台が車体両端にあり、内開き式の開き戸が設置されており、片側の出入台の直近に便所、洗面所、反対側の出入台の直近に車掌室があります。扉間に1000㎜幅の1枚上昇式窓10組があり、車掌室部分には700㎜幅の窓があります。客室内はシートピッチ1465㎜の4人掛けボックスシート10組が設置されていました。樽見鉄道譲渡の際には牽引するDE10形にSGが設置されていなかったので2か所の客席を撤去し、石油ストーブが設置されていました。オハ35の緩急車改造では車掌室の窓が原形の1000㎜のままのものとオハフ33形と同様に700㎜になったものがありましたが、オハフ502は700㎜幅となっています。
1984年入線のオハフ501、502はレールバスと同様にブルーをベースにTの文字を赤と白のストライプで描いた塗装としましたが、1988年に茶色の車体に赤帯に変更となりました。
台車はTR34形(戦後製)、TR23形(戦前製)でTR34台車は軸受がころ軸受に変更されました。制動装置はA動作弁を車体側に備えたAVブレーキ装置です。
オハフ501,502導入時はラッシュ時の旅客列車1往復に投入され、1989年3月の神海~樽見延伸時に樽見駅近隣の淡墨桜見物客輸送に国鉄からトキ25000形貨車2両を譲受し、うすずみ1形に改造、これと組むためにオハフ33形を2両増備(国鉄清算事業団から)し、オハフ503,504としました。1990年、JR四国からオハフ50形を1両、JR東海から12系客車4両を購入オハフ500形(502以外の)3両が廃車となり、1992年JR東海からスハフ12形1両を追加で購入したことでオハフ502も廃車となり形式消滅しました。オハフ504は廃車後、本巣駅付近で保存されていましたが解体されました。
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