これまでのANAのBoeing747 Classic Seriesでは旅客型として導入され、NCAの貨物機に転用された機体が何機かありましたが、これから紹介する6機はもともと、B747-281FとしてBoeing社に発注された機体です。
cn23138/ln604として製造、1984年11月19日、N6066Zのテストレジで初飛行、12月13日にNCAに引き渡されたのがその1号機、JA8167(B747-281F)でした。
-200FのFreighter Seriesは旅客型-200Bの後を追うように開発され、1号機はcn20373/ln168として製造、1971年11月30日にN1794Bのテストレジにて初飛行、1972年3月9日にLufthansaに納入され、D-ABYE(B747-230F)として登録、1972年4月19日から営業運航に就きました。エンジンはGE CF6-50E2でした。同機は1978年12月15日にKorean Airに売却、HL7441にリレジされ、2000年まで活躍しましたが、2000年5月30日、Boeing社に売却され、N79713にリレジ、既に解体されています。
1991/8/11 NRT 機首のカーゴドアを開けた状態で駐機するNCAのB747
-200Fの特徴は機首を上に持ち上げるタイプの貨物扉が設けられたことです。ただ、機種から積み込む場合、長い貨物は有利なのですが、幅が胴体中央部に較べると狭いため貨物のサイズが制約される問題があり、後に後部胴体の左側面に高さ3.05m、幅3.40mの貨物扉がオプションで追加になりました。内部の特徴としてキャビン床面にモーターで駆動されるタイヤが埋め込めれ、コンテナの移動を動力で行えるローディング・システムが装備されました。また2階への昇降用階段は直線状の折り畳み式となり、不使用時は2階キャビン床の中に収納可能となりました。-200Fは73機製造されました。
-200Fに対して旅客型と貨物型の両方に対応可能タイプとして登場したのが-200C(C:convertible)でした。機種に上方向きの貨物扉が設置されていましたが、床面の動力付きローディング・システムは無装備でした。1号機はcn20651/ln209として製造され、1973年3月23日初飛行、4月27日にWorld Airways (B747-273C)にN747WAとして引き渡され、その後、Pan Am, Air Algerie, Malaysia Airlines, Viasa, National Airlines, Flying Tigers, Air India, Evergreen International Airlines, Saudiaなどで活躍し,2020年、解体されました。-200Cの製造総数は13機でした。N747WAのエンジンはPW JT9D-7Jでした。
日本線に就航したヨーロッパの航空会社などでよく見られたのがキャビンの前半を客室、後半を貨物室としたコンビ形、後に-200M(M:mix)となり、客室と貨物室の間に簡易隔壁が設けられ、不時着時などの衝撃で貨物が客室に飛び込まないように耐衝撃ネットも張られていました。Sabenaが-100型改造機(cn20401/ln92: OO-SGA)で1974年に再引き渡しを受けたのが最初で,-200Mの1号機はcn20977/ln250として製造、1974年11月18日にN8297Vのテストレジにて初飛行、1975年3月7日にC-GAGA(B747-233BM)としてAir Canadaに引き渡し、Garudaなどにリースされましたが、2013年に解体されるまでAir Canadaで活躍しました。エンジンはPW JT9D-7Jでした。-200M型は77機製造されました。
撮影年月日不詳 NRT
1994/12/23 NRT
話がだいぶそれましたが、JA8167は受領後、メイヨーに売却、NCAがリースするという形で運航されましたが、1997年5月27日にNCA籍となり、2006年9月15日、Southern Airに売却、レジはN758SAとなり、2012年10月、保管状態となり、解体されました。

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