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2025年6月23日 (月)

小菅の複々線を走る様々な列車達 東京メトロの車両編 1 見る機会がだいぶ減った東京メトロ 8000系

東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の複々線区間を走る車両たち、今回からは東京メトロの車両です。

営団地下鉄半蔵門線の最初の区間が開業したのは1978年8月1日で渋谷~青山一丁目間2.7kmでした。このとき、前年の1977年4月7日に東急新玉川線として開業した二子玉川~渋谷間を経由し、長津田までの間との相互直通運転が開始されました。車両は東急8500系が使用されました。営団が車両を準備しなかったのは運用車両よりも予備車両の方が多くなり、経済的に効率が悪かったからです。1979年8月12日、東急側の乗り入れ区間はつきみ野まで延伸、9月21日には青山一丁目~半蔵門間1.4kmが単線開業しました。

主要諸元

最高運転速度 80 km/h(半蔵門線内)100 km/h(東急線・東武線内)
設計最高速度 100 km/h(未更新)110 km/h(更新車)
起動加速度 3.3 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 1,424人(6次車組込編成1436人)
車両定員 先頭車136(座席48)人 中間車144(座席54または51)人 6次車中間車150(座席54)人
自重 チョッパ車:22.5 - 36.8 t 更新車:22.1 - 34.3 t
編成重量 318.1 t(更新編成294.8 t) 6次車組込編成は多少異なる
全長 20,000 mm
車体幅 2,780 mm
全高 4,135 mm
車体 アルミニウム合金
主電動機 直流直巻電動機 160 kW 更新車:かご形三相誘導電動機 165 kW
駆動方式 WN駆動方式
歯車比 86:15 (5.73)
編成出力 3,840 kW(更新編成3,300 kW)
制御方式 AVF(自動可変界磁)式電機子チョッパ制御 更新車はIGBT素子VVVFインバータ制御
制動装置 ATC装置連動電気指令式空気ブレーキ (回生ブレーキ併用)
保安装置 新CS-ATC・ATC-P・東武形ATS

スタイルは千代田線用6000系、有楽町線用7000系を踏襲し、第一次車から第三次者までは営団地下鉄初の本格的冷房準備車として落成しました。第四次車以降は冷房車として登場しました。日本の営業用車両として初めてボルスタレス台車を採用した電車です。製造は東急車輛製造・日本車輌製造・川崎重工業・近畿車輛が担当しました。

1980年11月から1981年2月に8000系第一次車01,02編成(8両)、03~06編成(6両)計40両が竣工、東急側からの要望で8連5本、6連1本、先頭車2両予備という形で1981年4月1日から営業運転に投入されました。1981年夏に8500形(8503-8505)、8800形(8803-8805)が製造され03-05編成も8連化されました。

1982年秋には永田町~半蔵門間延伸用に第二次車07,08編成(8両)と06編成増結用8506,8606が竣工し、全編成が8連となりました。

1984年4月9日、東急田園都市線が中央林間まで開業、乗り入れ区間も中央林間までとなりました。1987年夏、東西線の10両化が進められていましたが抵抗制御の5000系を増備するのは得策ではないため、8000系チョッパ制御車10連3本、第三次車(12‐14編成)を前倒しで製造し、05系登場までの間、東西線に貸し出すことになりました。これらの編成は1989年3月の三越前延伸開業までに半蔵門線に返却されました。また第一次・第二次車の10連化のため、8615-8619,8715-8719が製造されました。当初の計画では01‐11編成が8連、12-22編成が10連となる予定だったため、第三次車10連は第12編成からとなりました。

1988年には第四次車とし11編成、15‐19編成の8600、8700形以外の8両、08、09編成に組み込む8600形8700形が半蔵門~三越前開業用として増備されました。

1990年には水天宮前延伸開業用として第五次車10編成が登場、これで10連12本、8連7本となりました。
1994年には第六次車として8連の01~07編成の10連化のために中間者8601-8607,8701-8707が製造され、これらの落成、組み込みで全19編成が10連となりました。なお、この第六次車は多線区で増備されていた0x系列の設計思想が取り入れられ、アルミの大形押出形材を使用した連続溶接工法がとられています。

リニューアル、更新工事は1995年度までに行われた簡易更新工事(C修工事)と2004年度から2015年度まで行われたB修工事があり、後者は制御機器をチョッパ制御からIGBT2レベルVVVFインバータ制御への更新、補助電源装置MGのSIVへの交換、ブレーキ装置の集約化、蓄電池のポケット式からメンテナンスの容易な焼結式への変更、冷房装置の大容量化が行われ、09編成から開始され、10編成で完了しました。長期に渡り更新工事が行われたため、更新内容も変化しました。

廃車は2021年8月の07編成から始まり、9月に11編成、11月に03編成、2022年5月には08編成、6月に17編成、7月に12編成、8月に13編成、9月に05編成、10月に19編成、12月に14編成、2023年1月に02編成、2024年8月に10編成、2025年4月に04編成と残すところは6編成となっています。

8000-8107-1611182016/11/18 小菅 最初に廃車となった8107F

8000-8011-1209012012/9/1 五反野 2番目に廃車となった8111F

8000-8003-1708142017/8/14 長津田 
3番目に廃車となった8103F

地下鉄半蔵門線を最初に走り始めたのは東急8500系でしたが、営団8000系もそれに遅れること数年で半蔵門線を走り始め、なんと40年の長きに渡って同線で活躍しました。



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