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2025年8月26日 (火)

地下鉄日比谷線 営団地下鉄~東京メトロの車両たち その2 13000系

東京メトロでは乗客のホームからの転落事故の防止などを目的に日比谷線の各駅にホームドアを設置することを決定し、18m3扉車と5扉車が混在する03系を新形式車両に置き換えることを2014年4月30日に発表しました。新形式は20m4扉車とし、編成はそれまでの8両から7両とし、近畿車両の一括受注で製造されることになり、系列名は13000系となりました。
 拙Blogにおいては2017年7月19日の記事でデビュー間もないころの同系列について触れていますが、今回、再び触れようと思います。
日比谷線は昨日の記事でも記述しているように半径200mを切るカーブが多数存在するため、これまでは18m級の車両が投入されてきました。今回、測定機器を用いて再計測を行ったところ、一部標識等を移設すればトンネル躯体に大きく手を加えずに20m級車両の入線が可能であることが分かりました。これを受けて13000系は20m車体とし、東武・東急・東京メトロとの3事業者で作成された「2号線車両規格」も大幅に改定されることとなりました。

主要諸元

最高運転速度 80 km/h(日比谷線) 100 km/h(東武線)

設計最高速度 110 km/h
起動加速度 3.3 km/h/s
減速度(常用) 3.7 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 1,035人
車両定員 先頭車:140人 中間車:151人
自重 33.3 - 35.4 t
編成重量 239.1t
全長 先頭車:20,470 mm 中間車:20,000 mm
全幅 2,780 mm 車側灯間:2,829 mm
全高 3,585 mm パンタグラフ付き車両:3,995 mm
車体 アルミニウム合金
台車 ボルスタ付きモノリンク式片軸操舵台車 SC103
主電動機 東芝製 永久磁石同期電動機 (PMSM) 全閉自冷式 MM-S5B形(東芝形式SEA-535)
主電動機出力 205 kW
駆動方式 WN継手式平行カルダン方式
歯車比 109:14 (7.79)
編成出力 2,870 kW
制御方式  13101F-13121F Si-IGBT素子VVVFインバータ制御 13122F-13144F フルSiC-MOSFET適用VVVFインバータ制御
制御装置 13101F-13121F:三菱電機製 MAP-214-15V284形、MAP-216-15V285形
     13122F-13144F:三菱電機製 MAP-214-15V318形、MAP-216-15V319形
制動装置 ATC連動電気指令式空気ブレーキ(回生ブレーキ併用)純電気ブレーキ
保安装置 新CS-ATC 東武形ATS ATC-P(鷺沼回送時のみ使用)

制御装置は第21編成まではSi-IGBT素子VVVFインバータ制御、第22編成以降はSiC-MOSFET(13122F-13144F)を使用したレゾルバレス・2レベル・ベクトル制御のVVVFインバータ制御となっており、インバータ1基で1基の主電動機を制御する個別制御の1C1M制御で6号車の13200形 (M1)と2号車の13600形 (M1')は4群構成としたものを、4号車の13400形 (M3)は6群構成としたものをそれぞれ搭載しています。

13000系はJR西日本などが導入している全電動車方式、車軸によって動力軸と付随軸がある方式を採っており、付随軸は、曲線走行時においてレールと車輪から発せられる騒音を低減するため、曲線通過時に車体と台車で発生する向きの変化量に応じて、リンク機構を介して、輪軸を外軌側(曲線の外側のレール)に移動させるとともに輪軸の向きを自動的に変えられる自己操舵軸としているのが特徴です。

導入予定に関して当初は03系と同じ42編成を予定していましたが、虎ノ門ヒルズ駅の開業などにより、44編成に計画変更され、2020年5月13日付で入籍した第44編成を最後に投入が完了しました。定期検査が鷺沼工場にて実施される関係で東急線内を走行することがあり、東急線対応ATC-Pが搭載されています。

13000_20250825073401
東京メトロ13000系 編成表

13000-13101-2010292020/10/29 西新井 13101F

13000-13003-1705052017/5/5 西新井 13103F
13101F,13102Fは準備工事でしたが、13103FからはATOが搭載されています。

13000-13022-2406242024/6/24 西新井 13122F
この編成からVVVFの素子が変わりましたが、運転操作等には変化がないためか03系のときのような特別な表示はありません。

13000-13041-2506102025/6/10 北千住 13141F

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コメント

こんにちは。
今月初めに仕事で上京した時日比谷線に乗りました。前回は1990年頃でしたからそこから世代交代(東急の撤退も)したことになります。
東京メトロと東武がほぼ車両本体を共通化し、内外装を独自仕様(カスタマイズ)とするという、低コストで高価値を生み出す前例を作りました。

先日JR東日本とJR西日本が車両設計の共通化を目指すと発表しましたが、4扉と3扉のままでいくのか、シートは通勤型か近郊型か、車両メーカーとの付き合い(東は総合車両製作所、西は近畿車輛と川崎車両)をどうするのか、課題山積ですね。

SR快速さま、おはようございます。

1990年頃、以来の首都圏とは35年ぶりとなりますか。
私の人生で言えばちょうど半分過ぎるかどうかという時期ですね。余談はさておき、JR東と西の車両設計の共通化、確かに全電動車化、半M化などではプロダクトが登場してきていますね。

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