2024年9月の京都、嵐電と阪急沿線の旅 その18 叡山電車の車両 part6 900系
1997年6月、京都市営地下鉄烏丸線が北山駅から国際会館駅まで延伸されることとなり、通勤、通学客が大量に烏丸線に移行することが見込まれたため、沿線外から鞍馬、貴船などの観光地に観光客を呼びこむための観光電車として構想されたのが900系でした。
2024/9/3 900系 側面のKIRARAロゴマーク
この楕円形のマークはデナ21などの時代から車体につけられていた車号板を模したものだそうです。
「紅葉を観るために乗りに来ていただく車両」をコンセプトに外観・内装を近畿車輛デザイン室が担当、製造は武庫川車両工業が担当し、1997年10月に901-902編成、1998年9月にに903-904編成が竣工しました。眺望をよくするため平面ガラスを多用し、車体が水晶のようにきらめくことから「きらら」の愛称が与えられました。外装の塗色も編成毎に異なり,901-902編成は上半分をメイプルレッド,903-904編成は上半分をメイプルオレンジとし、下部はベージュに、塗分け部分にはゴールドの帯が入れられました。1998年度、鉄道友の会から「ローレル賞」が授与されています。
主電動機は京阪600形が昇圧時まで使用していた東洋電機製造製複巻式TDK-8565-Aを直巻式に巻きなおしたTDK-8565-B(出力53 kW、端子電圧150 V、定格電流410 A、回転数1,280 rpm)、主制御器は東洋電機製造製発電抑速ブレーキ付電動カム軸式ACDF-M353-777G で奇数号車に搭載され2両分8個の主電動機を制御します。台車は緩衝ゴム式軸支持の近畿車輛製KD-232、パンタグラフは東洋製PT7124-Aで叡電初のシングルアーム方式となりました。CPは京阪から購入した容量1590 リットル/分のHB-1500Bが偶数車床下に搭載されました。
901‐902編成の導入でデオ600形、605・606が廃車され、903-904編成の導入でデオ601・602が廃車されました。当初の予定では3編成製造でしたが経済的理由から2編成となり、デオ603・604の代替車両は製造されませんでした。
宝ヶ池 901-902編成
2019年3月21日から901-902編成は新緑シーズンの魅力をアピールするため「青もみじきらら」として黄緑ベースの塗装に変更して運転しており、私が訪れた時もこの塗色でしたが、2025年3月にメープルレッドに戻されたようです(情報)。
宝ヶ池 903-904編成
車内の様子
平面ガラスを多用してもみじのトンネルなどの通過の際に眺望を良くしています。
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1997年に延伸したのは北山→国会ですよ。
北大路~北山間は当時既に開通済みです。
投稿: あっとあっとあっと | 2026年1月 7日 (水) 13時53分
あっとあっとあっとさま、はじめまして。
ご指摘、ありがとうございます。確かに1990年に北山まで開通しており、北山から国際会館まで伸びたのが1997年6月でした。早速、訂正しておきます。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2026年1月 8日 (木) 04時52分