2024年9月の京都、嵐電と阪急沿線の旅 その17 叡山電車の車両 part5 800系 デオ810形
京阪大津線用500形(501~506)が京都市営地下鉄東西線との直通運転(片乗り入れ)を開始する際に架線電圧の600Vから1500V昇圧対応できないことから、複電圧車として製造が決定していた700形の種車として車体が流用されることになりました。そこで余剰となる主制御器、主電動機を再利用して製造されたのが叡山電鉄デオ810形でした。1993年4月に811-812、1994年3月に813-814、1995年4月に815-816の3編成計6両が製造されました。出町柳よりが奇数番号、鞍馬寄りが偶数番号という付番になっています。これらの代替としてデナ21形122,126、124,125、21、21が廃車となりデナ21形は形式消滅しました。
1980/12/11 蹴上 京阪大津線500形504
2014/8/11 京阪膳所 上の504の車体を流用して製造(代替新造)された700形 708
製造を担当したのは武庫川車両でした。当時、武庫川車両は野上鉄道向けの80形を請け負っていましたが、キャンセルとなった関係で811-812の製造工程がスピードアップされました。帯色は3編成でそれぞれ異なり、811‐812は柳をイメージした黄緑とコバルトブルー、813-814は貴船・鞍馬の山藤をイメージした紫とコバルトブルー、815-816は鞍馬の自然をイメージした淡青色に植物をあしらったアメリカ人デザイナー、アレックス・ボーイズによる「エコモーション・トレイン」となりました。810形では従来のMGに代わりSIVが初めて搭載されました。主電動機はTDK-8560-A、出力は60kW、歯車比は6.0、台車はFS-556、車輪径はデオ800形の860㎜に対して760㎜と小さくなり、床面高さも1147㎜から1100㎜と低くなりました。
2024/9/3 修学院車庫 デオ810形 811
2024/9/3 修学院車庫 デオ810形 813
2024/9/3 出町柳 デオ810形 815
塗装に関しては登場後変化しており、815-816は2003年7月に近畿車輛デザインによる四季の森をバックに動物を描いた「ギャラリートレイン・こもれび」に変更されました。
800系全編成に2017年2月の813-814を皮切りにスカートが設置され、2019年2月に802-852編成で完了しました。
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B767−281様 遅ればせながら明けましておめでとうございます。大津線の700形は何回か乗車経験がありますが、最初からいわゆる新性能だったと思っていました。こういう形で機器が再利用されるとが良いことですね。JR(特に東日本)は使い捨て状態で、たとえ減価償却がされていたとしてもいかがなものか?と思ってしまいます。ネット上では2020年製造のT71のサハが廃車ではないか?という話が出ていますが酷い話です。さて新年早々にトランプのベネスエラ攻撃。それに何も言えない高市、なんだか気が滅入ります。
投稿: 細井忠邦 | 2026年1月 6日 (火) 09時39分
細井忠邦さま、コメントありがとうございます。
叡電の車両というのはまさに京阪大津線の車両の再生利用の場であることが私もいろいろ調べていてよく分かりました。仰る通り、非常に賢明な利用法であると思います。一方でE233系T71編成は千葉地区でC1編成になることは昨年末に聞きましたが、使われるのは10両ではなくサハ抜きですか?E231系の転用も際もサハが廃車になっていますが。本当にもったいない話ですね。
トランプのベネズエラ急襲、マドゥーロ大統領逮捕のニュース、いくらベネズエラ国民が喜んでいるとはいえ、信じられない暴挙ですね。アメリカは過去にもパナマのノリエガ将軍を同じように逮捕していますが、こういう暴挙が繰り返されることの根源は国連安保理の拒否権の存在だと思います。核を持った軍事大国が力任せに何をやっても許されてしまうことはあってはいけないと思いますね。一方で、トランプに忖度して苦言のひとつも言えない日本という国の情けなさも感じますね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2026年1月 6日 (火) 13時40分