2020年2月23日 (日)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 4 岡山電車区配置の213系 ジョイフルトレイン La Malle de Bois

JR西日本岡山支社は「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン(DC)」及び「瀬戸内国際芸術祭2016」、岡山市内の「IMAGENEERING ART PROJECT」などに合わせ213系C04編成からサハ213-4を抜き(同車はその後C01編成に組み込まれました)、クハ212-4とクモハ213-4の2両を改造した観光列車「La Malle de Bois(旅行かばん)」を宇野線を中心に導入しました。

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2019/8/4 岡山


車番はクロ212-7004、クモロ213-7004に改番されました。編成番号はLA1となりました。

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Dsc02798 岡山電車区から回送されるLA1編成

写真のような白を基調とした外装で車内にはサイクリング自転車などを組み立てた状態で搭載することが可能なサイクルスペースが設置され、地域の特産品とコラボしたグッズや飲料などの販売も行われています。


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2019/8/4の運用は尾道往復の「ラ・マルしまなみ」でした。

2016年4月9日に岡山 - 宇野間で「ラ・マルせとうち」として運転を開始、岡山DC終了後の7月1日より毎週金曜日に岡山 - 高松間での運転が開始されました。10月1日から岡山 - 尾道間で「ラ・マルしまなみ」としても運転を開始、さらに2017年10月からは、岡山 - 琴平間で、「ラ・マルことひら」としても運転を開始しました。


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2020年2月22日 (土)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 4 岡山電車区配置の213系

昨日に続いて岡山電車区所属の系列の話題で、今回はJR西日本ではここにしか居ない213系0番台の話題です。

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1987/10/12 岡山 瀬戸大橋線が開業する前に3連x3の9連で宇高連絡快速運用に就いていた頃の213系

213系は国鉄最後の新系列車両で0番台が岡山地区向けに1987年から1988年にかけ製造されました。211系の20mステンレス製軽量車体に117系100番台のように片側2カ所の両開き扉と2枚1組の一段下降式ユニット窓を配置しました。前面はFRP製のマスクが採用されました。客室からの前面展望に配慮し、前面窓は助手席側と貫通扉の窓が下方に拡大されました。
軽量ステンレス製車体のため編成重量が小さくなり、MM'ユニットではなく1M方式で3両1M2T(Mc-T-T'c)が基本組成となりました。抑速ブレーキも搭載されており、25‰での運行も可能であるため、瀬野八本松間も運行可能となっています。

主要諸元
最高運転速度 110 km/h 130(曲線通過+20)km/h(U@tech)
減速度(常用) 3.5 km/h/s 4.3 km/h/s (U@tech)
減速度(非常) 5.0 km/h/s 5.2 km/h/s (U@tech)
車両定員
座席60・立席8(クモハ213形0番台原形車)
座席64・立席8(サハ213形0番台)
座席58・立席8(クハ212形0番台)
座席40・立席0(クロ212形)
座席42・立席72(クハ212形100番台)
非営業車両(事業用)(サヤ213/クヤ212形U@tech)
自重
37.3 t(クモハ213形0番台)
24.1 t(サハ213形0番台)
26.5 t(クハ212形0番台)
33.0 t(クロ212形)
26.7 t(クハ212形100番台)
全長 20,000 mm
全幅 2,966 mm (クロ212形以外)2,950 mm (クロ212形)
全高 4,090 mm (クロ212形以外)3,670 mm (クロ212形)
車体 ステンレス 普通鋼(クロ212・クヤ212形)
台車 DT50B・TR235B(0番台)WTR235(クロ212形)WTR235BX(サヤ213形)WTR235XB(クヤ212形)
主電動機 MT64
保安装置 ATS-SW(岡山電車区所属車)ATS-SW・ATS-P (U@tech)

1987年3月に岡山電車区の115系老朽車取替えのため、Mc-T-T'cの3連8本(C-1からC-8)が製造され、投入されました。製造は近畿車輛・川崎重工業・日本車輌製造・東急車輛製造・日立製作所でした。翌年開業予定の本四備讃線(瀬戸大橋線)用車両の先行投入で、宇野線宇高航路連絡快速列車11往復で運用が開始されました。


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2002/3/29 岡山 クロ212-1を先頭にした「マリンライナー」

1988年3月の瀬戸大橋線開業時には「マリンライナー」として運行されることとなり、クロ212形、クモハ213形、サハ213形そして、「スーパーサルーンゆめじ」用3両編成が製造され、編成が組み替えられ、1989年3月時の「マリンライナー」増発時の増備でMc-T-Tscx5、Mc-T-T'cx6、Mc-T'c-T'cx1、211系2両を含む3連13本39両の体制となりました。
2003年10月1日のダイヤ改正で「マリンライナー」はJR四国5000系/JR西日本223系5000番台に置き換えられることとなり、213系は同列車の運用から離脱しました。

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2019/8/4 岡山 サハが抜かれ2連となったC-03編成


Dsc02749 2019/8/4 岡山 3連のまま残されたC-06編成

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2019/8/2 岡山 サハ213-7から改造されたクハ212-101

それに伴い、改造/廃車が発生し、C01編成のサハ213-1はサヤ213-1(U@tech)に改造され、C02,C03編成のサハは廃車、C07-C11編成のクハ212-100番台はサハ213から改造されました。クロ212-1はクヤ212-1に改造され、サヤ213-1と編成を組み、技術試験車U@techとなりました。この技術試験車U@techも2019年3月31日付けで廃車となっています。現時点で岡山電車区に配置されている213系は28両で2012年から2015年にかけ、吹田総合車両所で体質改善工事が施工されました。

工事内容は通風器撤去、スカートの変更、つり革と手すり、座席モケットを225系に準じたデザイン・材質へ更新、吊り手増設、袖仕切りの大型化、和式トイレを車椅子対応の洋式トイレに変更、乗降口床面の黄色塗装、車椅子スペースの整備、ドアチャイムの設置、乗降扉のガラスを単板ガラスから複層ガラスに変更、乗降扉に半自動機能の追加、行先表示器のLED化、乗降扉の上にLED式の車内案内表示装置を配置、乗務員室と客室との仕切り扉を引き戸に変更 でした。


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2019年8月 5日 (月)

速報版 岡山、広島、鳥取、兵庫を巡る旅 三日目

三日目のメインは津山を流れる吉井川の下流に柵原鉱山(良質の硫化鉄鉱の鉱山)で掘り出される鉱石を瀬戸内海沿岸の港、片上港まで運搬する片上鉄道で活躍した気動車などが保存される美咲町柵原ふれあい鉱山公園を訪問することでした。


当初の予定では津山駅前を1150に出発する高下方面行きのバスに吉ヶ原まで乗車、帰りも同じルートで津山に戻り、津山から1725発の姫新線列車で姫路に向かう予定でした。

午前中がほぼ予定無しなのはあまりにもったいないので、朝429発の津山線1番列車で545岡山に、岡山発946の津山線快速「ことぶき」で津山1054に戻ることにしました。

<岡山駅でのスポッティング>
貨物列車:山陽下りは1番線、上り4番線を通過しますが、旅客ホームの姫路よりの外れから、下り貨物を狙うことは可能ですが、それ以外は不可能です。上りは列車案内板に通過とか貨物と表示され、放送でも列車が通過しますとアナウンスがあるので比較的写しやすいです。

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2019/8/4 岡山 山陽本線から四国方面に向かう貨物列車

山陽から四国方面に向かう貨物列車は8番線に入線、8番線の先で乗務員交代が行われます。

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2017年度製の311号機

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全般検査出場で塗装が変わった108号機

EF200が引退してEF66,EF210と日本海縦貫線のEF510が顔を見せるようになったのが変化ですが、EF210300番台や100番台の新塗装を見ることがあります。

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2019年3月にデビューしたSETOUCHI TRAIN 鈴木マサル氏のデザイン

山陽本線:相変わらず113系、115系、しかも末期色が頑張っています。前に較べて改造タイプの115系が減ったように思います。色物では空色の1154連を見ました。117系も末期色で100番台編成が最後の活躍をしているようです。

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2003年10月のマリンライナー置き換えによる編成替えで登場したサハ213改造のクハ212-100番台 サハ213-7 - 11 → クハ212-101 - 105

213系、JR西日本の2130番台、編成短縮で如何にも頭を付けたという感じのクハ212が目立っています。

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C04編成からサハ213-4を抜き、クハ212-4はクロ212-7004に、クモハ213-4はクモロ213-7004に改番し、2016年4月から「ラ・マル***」といった臨時列車で活躍

213系改造の観光列車「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ、フランス語で旅行かばんの意)」も幸い、回送列車として撮影できました。
伯備線:特急「やくも」の381系もここが最後の活躍の場となっており、モハ381に運転台を取り付けたクモハ381-500等、珍車が活躍するのもあと僅かになってきています。

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キハ40-2134 ノスタルジー塗装と言うそうです。

津山線、吉備線(桃太郎線):キハ47、キハ40がメインに活躍していますが、朝の津山からの1番列車はキハ1202連でした。かつてよく見たカフェラテ塗装は無くなり、ほとんどが首都圏色(タラコ色)となっており、クリームとオレンジのツートンを1両撮影しました。

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瀬戸大橋線:JR四国の車両の中では8600系が異彩を放っていました。

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サンライズ瀬戸・出雲の切り離し作業は朝の寝台特急の現代に続くショウといった感じで多くのギャラリーが見つめる中、行われていました。 

<柵原ふれあい鉱山公園の片上鉄道保存会の活動>

11月までの毎月第一日曜日が活動日で保存車両のキハ303、キハ702などが吉ヶ原駅と数年前に新設された黄福柵原駅間を一日5往復する運行をしており、一日会員になれば乗車が可能なようです。車両はいずれも1930年代製造の元ガソリンカーで、現在はディーゼルエンジン、液体変速機を搭載していますが台車等は製造時のものが使用されているようです。炎天下、公開に合わせて全国各地からやって来た鉄道ファンで賑わっていました。当初の予定よりも早く、臨時の津山方面へのバスが運行されることが分かり、それに乗車し、津山駅に戻りました。これは津山市と美咲町が主催するレトロレールバスプロジェクトで片上保存鉄道の公開に合わせて臨時バスを月初めの日曜日に運行しているとのことで、車内では柵原鉱山、片上鉄道の歴史、使用しているバスに関して、美咲町、津山市に関する説明等がありました。

予定よりも早く津山駅に戻ったので、姫新線経由では無く、岡山経由で姫路に向かいました。

三日目のメインは津山を流れる吉井川の下流に柵原鉱山(良質の硫化鉄鉱の鉱山)で掘り出される鉱石を瀬戸内海沿岸の港、片上港まで運搬する片上鉄道で活躍した気動車などが保存される美咲町柵原ふれあい鉱山公園を訪問することでした。


当初の予定では津山駅前を1150に出発する高下方面行きのバスに吉ヶ原まで乗車、帰りも同じルートで津山に戻り、津山から1725発の姫新線列車で姫路に向かう予定でした。

午前中がほぼ予定無しなのはあまりにもったいないので、朝429発の津山線1番列車で545岡山に、岡山発946の津山線快速「ことぶき」で津山1054に戻ることにしました。

<岡山駅でのスポッティング>
貨物列車:山陽下りは1番線、上り4番線を通過しますが、旅客ホームの姫路よりの外れから、下り貨物を狙うことは可能ですが、それ以外は不可能です。上りは列車案内板に通過とか貨物と表示され、放送でも列車が通過しますとアナウンスがあるので比較的写しやすいです。山陽から四国方面に向かう貨物列車は8番線に入線、8番線の先で乗務員交代が行われます。EF200が引退してEF210と日本海縦貫線のEF510が顔を見せるようになったのが変化ですが、EF210300番台や100番台の新塗装を見ることがあります。

山陽本線:相変わらず113系、115系、しかも末期色が頑張っています。前に較べて改造タイプの115系が減ったように思います。色物では空色の1154連を見ました。117系も末期色で100番台編成が最後の活躍をしているようです。213系、JR西日本の2130番台、編成短縮で如何にも頭を付けたという感じのクハ212が目立っています。213系改造の観光列車「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ、フランス語で旅行かばんの意)」も幸い、回送列車として撮影できました。
伯備線:特急「やくも」の381系もここが最後の活躍の場となっており、モハ381に運転台を取り付けたクモハ381-500等、珍車が活躍するのもあと僅かになってきています。
津山線、吉備線(桃太郎線):キハ47、キハ40がメインに活躍していますが、朝の津山からの1番列車はキハ1202連でした。かつてよく見たカフェラテ塗装は無くなり、ほとんどが首都圏色(タラコ色)となっており、クリームとオレンジのツートンを1両撮影しました。

瀬戸大橋線:JR四国の車両の中では8600系が異彩を放っていました。サンライズ瀬戸・出雲の切り離し作業は朝の寝台特急の現代に続くショウといった感じで多くのギャラリーが見つめる中、行われていました。

 <柵原ふれあい鉱山公園の片上鉄道保存会の活動>

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2019/8/4 片上鉄道保存会 キハ702

11月までの毎月第一日曜日が活動日で保存車両のキハ303、キハ702などが吉ヶ原駅と数年前に新設された黄福柵原駅間を一日5往復する運行をしており、一日会員になれば乗車が可能なようです。車両はいずれも1930年代製造の元ガソリンカーで、現在はディーゼルエンジン、液体変速機を搭載していますが台車等は製造時のものが使用されているようです。炎天下、公開に合わせて全国各地からやって来た鉄道ファンで賑わっていました。当初の予定よりも早く、臨時の津山方面へのバスが運行されることが分かり、それに乗車し、津山駅に戻りました。これは津山市と美咲町が主催するレトロレールバスプロジェクトで片上保存鉄道の公開に合わせて臨時バスを月初めの日曜日に運行しているとのことで、車内では柵原鉱山、片上鉄道の歴史、使用しているバスに関して、美咲町、津山市に関する説明等がありました。

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キハ303

予定よりも早く津山駅に戻ったので、姫新線経由では無く、岡山経由で姫路に向かいました。

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2019年1月20日 (日)

2018年3月の関西旅行 JR西日本編 3 大阪環状線 221系 part1

221系はJR西日本が1989年、初めて設計した系列で、1992年度までに474両製造され、この2019年3月6日で運用開始後30年が過ぎようとしていますが、1両も廃車されることなく全車健在です。

221_b4_6r6r_060619 2006/6/19 千里丘 6連併結の12連運用の「快速」

国鉄民営化後、北海道以外のJR各社が新設計の特急形車両を登場させる中、西日本は東海道・山陽本線、関西本線における並行私鉄との競合を意識して登場させました。従来からのMM'ユニット方式(WCS57B、205系のCS57を基本とする界磁励磁添加制御)と1M方式(WCS59C、213系で開発された1M方式の界磁励磁添加制御)の2通りの制御方式を持つ車両でもあることから、近郊形として国鉄時代の続番である、215、217系を敢えて使わずに、末尾が1の221系としたそうです。

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213_ts2121_020329

2002/3/29 岡山 在りし日のクロ212-1

設計は瀬戸大橋線用のクロ212形の設計を担当した近畿車輛が外観は保持しながら近鉄向け5200系で採用した3扉転換クロスシートや扉間連窓構造を取り込んだ案を提案し、近畿車輛、川崎重工、日立製作所が製造に加わり、一部の組立はJR西日本、鷹取工場、後藤工場でも行われました。

快適な居住性と高速走行性を有し、京阪神の新快速、大和路快速に投入され、新快速では153系ブルーライナー117系シティーライナー、に続き、アメニティライナーの愛称が付与されましたが、浸透せず、以降の新快速車両への愛称の付与は無くなりました。1990年には鉄道友の会ローレル賞が授与されています。

初期グループの新造直後には一部装備を改造し、湖西線で160km/hの試験走行も行われ特急「サンダーバード」の開発にデータを提供しました。

主要諸元
編成    2・4・6・8両 (MT比1:1)
最高運転速度    120 km/h
設計最高速度    120 km/h
起動加速度    2.1 km/h/s
減速度(常用)    3.5 km/h/s
減速度(非常)    4.2 km/h/s
編成定員    1,127(8両)
車両定員    座席52・立席78(トイレ付き先頭車)座席56・立席77(トイレなし先頭車)
座席64・立席80(中間車)
自重    35.1 - 38.6 t(電動車)25.8 - 30.3 t(付随車)
編成重量    264.9 t(8両)
全長    20,100 mm(先頭車)20,000 mm(中間車)
車体長    19,670 mm(先頭車)19,500 mm(中間車)
全幅    2,950 mm
全高    4,140 mm
床面高さ    1,150 mm
車体    鋼製
台車    円錐積層ゴム式ボルスタレス台車(ヨーダンパ付)WDT50H(電動車)WTR235H(付随車)
主電動機    直流直巻整流子電動機 1C8M:WMT61S  1C4M:WMT64S[2]
主電動機出力    120 kW/基
駆動方式    中空軸平行カルダン駆動方式
歯車比    1:5.19
制御方式    直並列組合せ抵抗制御 界磁添加励磁制御
制御装置    1C8M: WCS57B 1C4M: WCS59A
制動装置    回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (抑速・耐雪ブレーキ機能付き)
保安装置    ATS-SW,ATS-P・ATS-B(登場時)・列車防護無線装置 EB・TE装置(一部)

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2017年8月11日 (金)

名古屋~亀山間 関西本線 その2 213系5000番台

関西本線、名古屋~亀山間の電化、1987年4月の分割民営化で同区間はJR東海に継承されました。

2135000_h14_090323 2009/3/23 四日市 快速運用にはいるH14編成

JR東海が名古屋~四日市間で近鉄にやられまくっている現状を打破するために投入したのが213系5000番台でした。

213系211系の1M版として国鉄が最後に登場させた新規系列で、国鉄時代に基本番台(0番台)が岡山地区向けに製造・投入され、民営化後の1989年から1991年にかけて5000番台2両編成14本が製造投入されました。

車体は211系のステンレス製軽量車体と117系100番台の片側2か所両開き扉の側面、前面は211系に準じたFRP製のマスクが採用されました。客室からの展望を配慮して、前面窓は助手席側、貫通扉ともに下方に向けて拡大されています。座席は転換クロスシートとなっています。

2135000_h03_080904 2008/9/4 名古屋 H03編成

主制御器は211系と同様の界磁添加励磁制御方式で1M方式のため電動カム軸方式のCS59が採用されました。界磁制御を行うためHS65励磁装置が搭載され、回生ブレーキ、抑速ブレーキが搭載されています。主電動機は直並列組み合わせ制御に対応し、端子電圧は750VのMT64形です。

2135000_h08_090322 2009/3/22 瑞浪 中央線の快速運用

台車は205系に採用された軽量ボルスタレス台車で動力台車はDT50B、付随台車はTR235Bです。

補助電源装置は国鉄時代に製造された電車では唯一のSIV方式で5000番台では補機類の電源がDC600Vになったことが特徴的です。

1989年から大垣電車区配置で関西本線(名古屋~亀山間)に投入され、普通・快速電車に運用されました。

2000年より、関西本線閑散時の普通列車運用がワンマン化されるにあたり、神領区に転属となり、日中の列車の大半が後継の313系3000番台に置き換えられました。

2135000_h01_080906 2008/9/6 名古屋 H01編成

これにより運用が激減し、昼間は名古屋駅の電留線で休む光景が多くみられるようになりました。

2011年10月1日に関西本線から撤退し、トイレ設置や半自動ドアの設置などの改造を施し、勾配抑速ブレーキ搭載のメリットを生かして、大垣区に再転出の後、飯田線を第二の職場とすることになりました。

2135000_h04_170804 2017/8/4 豊橋

改造を終えた編成は2011年11月27日より、飯田線、および中央線茅野~辰野間での運用に就いています。それまで飯田線で活躍していた119系2012年3月17日のダイヤ改正で定期運用を終了しました。

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