昨年の同じ時期、幡生の下関センターの公開に参加したときは一泊もせず、往復とも夜行高速バスの超ハードスケジュールの旅でしたが、今回は2泊するので、2日目は
1 クルーズトレイン「ななつ星in九州」を撮影する。
2 筑豊本線に導入されたデンチヤを記録する。
3 九州北部に保存されている車両に会いにゆく
をテーマにしました。
まず、クルーズトレイン「ななつ星in九州」ですが、JR九州のWEBサイトを調べるとその紹介のページに運行日、運行時刻が載っています。8月26日から、12月23日まで、そして来年1月6日から2月24日まで土日は1泊2日コースで長崎方面に向かい、9:58に博多を出発のスケジュールです。
出発の約30分前に博多駅に到着すると既に発車予定の5番線ホームには光沢マルーン塗装に包まれたDF200-7000と77系7000番台客車7両、さらには黒色塗装のDE10 1753号機が待っていました。
配置は機関車・客車とも大分車両センターですが、博多出発の際は竹下から牽引されてくるために先頭には黒塗りのDE10 1753号機が牽引役を務め、既に切り離されていました。
各車両の写真も収めました。
2017/10/14 博多
定刻に汽笛一声を発してマルーンの列車が静々と出発して行きました。
黒崎の桃園公園のD51244号機
2017/10/14 黒崎 3009
黒崎では直方に至る筑豊電気鉄道が経営する路線でかつて西鉄北九州線との相互乗り入れも行っていたため、今でも路面電車スタイルの車両が走っています。
筑前垣生のC11260号機
まるで全検を終えて出場してきた機関車のようにピカピカだったC11260号機
蒸機ドームは丸く、砂箱は角型の変形機、デフレクターは門鉄タイプ。
遠賀川総合運動公園の78626号機
前照灯の欠落とナンバープレートがレプリカなのが残念
遠賀川が日本海に注ぐ河口の街 芦屋高浜公園に保存されているD60 61号機
こちらも門鉄デフレクターが似合っています。
直方市石炭記念館
直方駅から南方へ線路に沿って小高い丘の上に建つかつての石炭産業関係者が会議を持った建物を利用しており、筑豊の石炭採掘、若松までの輸送、八幡官営製鉄の歴史の勉強ができます。保存機は見えているコッペル32号機、そしてC11131号機が保存されており、石炭輸送用貨物車も保存されています。
2017/10/14 直方 400形 404
手前の線路には筑豊本線、福北ゆたか線、平成筑豊鉄道が走っています。
そして「デンチャ」の話題です
2017/10/14 直方 充電中?
正式にはBEC819系で近郊形交流用蓄電池駆動電車。「"D"UAL "EN"ERGY "CHA"RGE TRAIN」の頭文字をとった「DENCHA」の愛称が与えられています。烏山線のEV-E301系(DC版)に続き、交流版で初めて蓄電池走行を可能にした車両で、男鹿線のEV-E801系はこの車両で得られた技術をベースにしています。折尾から先の筑豊本線若松までは無架線区間をパンタを下げて走行します。
折尾駅に停車中のBEC819系と817系、上方の架線はここで終わっています。
BEC819系は若松まで直通可能です。
最後は遠賀川駅です、ここはかつて日本陸軍芦屋飛行場を接収した進駐軍が建築資材、燃料、ジープ、トラックなどを輸送するために専用線を建設し、芦屋線と呼ばれました。米軍基地の返還とともに1961年に廃止されました。また石炭全盛時代、沿線の中小炭鉱から掘り出される石炭輸送のために室木線がありましたが、1985年バスに置き換えられ廃止されました。
2017/10/14 改札口等はすべて閉鎖された遠賀川駅舎
そういった歴史のある遠賀川駅ですが今年8月30日、駅構内のたい焼き店付近から出火し、駅舎が全焼しました。
海老津よりに設置された臨時改札口
(10月15日にアップしたものに10月16日に写真を添え、アップデイトしました。)
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