2020年9月 1日 (火)

直方市石炭記念館の蒸気機関車 C11 131号機

直方市石炭記念館の保存車輛、今回はC11形式131号機です。

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2017/10/14 訪問したときはSL愛好家団体汽車倶楽部による修復作業の真っ最中でした。

沖田祐作氏の機関車表データによると
1938-2-22 日本車輛名古屋工場 製番566
門司局配属
1955-8-1現在 直方
1962-3現在 直方
1964-4-1現在 門司
1970-10-1休車
1971-1-7(1-29?)廃車 門司 名古屋の日本車輛製造で1938年2月に製造され、門司局に配置後、廃車になるまで九州北部で石炭輸送に活躍したようです。

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この機関車の修復作業に関しては汽車倶楽部のサイトによれば2017年9月から2018年3月まで行われ、2018年4月29日に完成お披露目会が行われたとのことです。修復作業の様子がサイトに詳報されていますが、腐食箇所を修理、ガラスは自作して補修、ボイラーの修復こそしないものの、展示静態車両として徹底した修復がなされていることがわかります。

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2020年8月28日 (金)

公園保存蒸機 中間市垣生(はぶ)公園に保存されているC11 260号機

2017年10月の九州北部旅行で訪問した公園保存蒸機、今回は筑豊本線筑前垣生駅から徒歩5分ほどの垣生公園に保存されているC11形260号機です。

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2017/10/14 雰囲気のある、木造駅舎の筑前垣生駅

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関東の人間には中間市といってもあまり馴染みが無いかもしれませんが、北九州市八幡西区の西、遠賀郡遠賀町、水巻町に隣接しており、かつては筑豊炭田の一角をなした場所で、炭鉱の閉山等により人口が大きく落ち込んだこともありましたが、最近は北九州都市圏のベッドタウンとして再生しているようです。市のほぼ中心を遠賀川が流れています。また丘陵はかつてのボタ山です。1889年に中間村と岩瀬村が合併し、長津村となり、1922年に町制施行で長津町、1924年に町名変更で中間町に、1932年に中間町と底井野村が合併、1958年に市制施行で中間市となりました。

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Dsc00069 赤い欄干の太鼓橋と垣生神社参道

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この辺りは遠賀川の形成する肥沃な遠賀平野に位置し、古代より稲作が盛んだったことから、遠賀川式土器や弥生時代の農耕文化を伝える遺物が多数出土しています。垣生公園内にも古墳群(垣生羅漢百穴)があり、また約2000本の桜が咲き誇ることから市内外から多くの人々が集まる花見スポットとなっています。

Dsc00076 訪問したときは整備の直後だったのか、大変美しい姿でした。デフレクターは切取式K-7です。

Dsc00093 砂箱が角形、蒸気ドームが丸形という変形機です。半田駅横の265号機も同様の形態でした。

Dsc00074_20200827192101 沖田祐作氏の機関車表による履歴では
1944-3-29 日本車輛名古屋工場 製番1521
当初配属先不明
1955-2頃 小倉工場で切取式除煙板K-7装備
1955-8-1現在 佐々
1962-3現在 佐々
1964-4-1現在 佐賀?
1970-9-1全検
1971-3-31現在 早岐
1972-3-31現在 熊本
1974-5-3行橋
1974-7-17休車
1974-8-20廃車 行橋   とあり、デフレクターは九州に転属してからのようです。

C11の中では247号機以降の4次形に属します。資材と工数の省略から砂箱、蒸気ドームとも角形がこのグループの特徴(戦時設計形)ですが、後年の装備改造で丸形に改造された機もあるようですが、260号機の場合は砂箱までは手が回らなかったのでしょうか?

  • C11 22・23(製造番号268・269)
  • C11 57・58(製造番号334 - 335)
  • C11 69 - 71(製造番号336 - 338)
  • C11 102 - 104(製造番号467 - 469)
  • C11 110 - 112(製造番号486 - 488)
  • C11 126 - 132(製造番号561 - 567)
  • C11 215 - 246(製造番号973 - 984・1108 - 1119・1167 - 1174)
  • C11 252 - 265(製造番号1221 - 1228・1251 - 1256)
  • C11 268 - 381(製造番号1343 - 1372・1380 - 1408・1418 - 1472)

日本車輛製造でつくられたC11形は全部で180両で汽車製造の60両、川崎車輛の88両、日立製作所の53両に比べダントツに多い両数です。


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九州のC11に見られる炭庫の前照灯脇の通風孔が特徴です。
他では広島イオンモール府中に保存されている189号機があり、同機の記事にありますがC12形でも通風孔を持つものがあります。

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直方市の汽車倶楽部とは九州各地に保存されているSLの定期保守を行っておられるNPO法人でWEBサイトにその活動の様子があります。

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2019年8月 4日 (日)

速報版 岡山、広島、鳥取、兵庫を巡る旅 二日目

2日目は、朝9時にオープンする「津山まなびの鉄道館」の見学と因美線・智頭経由で郡家(こおげ)まで行き、若桜鉄道を訪問することです。

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2019/8/3 津山駅前

前回、津山を訪問した2013年には無かった駅前のC1180号機を見学します。2017年8月までは津山市南小学校に保存されていたそうです。実に美しく整備されています。

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2019/8/3 転車台上にはDD13 638号機が乗っていました。ここに乗る車体は1ヶ月ごとに替わるそうです。

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キハ58 563は少し前に引っ張り出されており、車内も見学可能でした。手前の動輪はC5768号機のもの

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DD16304のラッセルヘッドは片側だけが付属しており、扇形庫の外側から見学することが出来ました。

駅には「津山まなびの鉄道館」までの道順が示されており、徒歩約10分とのこと、オープン前に到着しましたが、既に待っておられる方が数名いました。扇形庫は1936年製で梅小路に次ぐ日本で2番目の大きさの庫だそうです。2009年には転車台とともに経済産業省の「機械遺産」に登録され、2018年にはJR西日本の鉄道記念物とされました。2016年京都鉄道博物館がオープンした際、大阪弁天町の交通科学博物館に保存されていて京都鉄道博物館に収蔵されなかったD512号機、DF5018号機のほか、試作機1両のDE50、DD51, DD13, DD15, DD16などのDL, キハ181、キハ58、キハ52、キハ28、そして異色のオハ50形にエンジンを搭載したキハ33, 10t貨車移動機等13両が収蔵されています。

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2019/8/3 智頭 キハ120-343 因美線 津山~智頭間

駅に戻り、1135発の因美線智頭行きに乗車、1時間程で智頭に付きますが因美線はこの区間山越えでキハ120形25km速度制限区間をゆっくり進むのが印象的でした。

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2019/8/3 智頭 HOT3501 智頭~鳥取間 上郡~智頭間の智頭急行の車両が山陰線まで乗り入れています。

智頭からは智頭急行HOT3500形鳥取行きで郡家に向かいますが、郡家で降りて若桜鉄道を待つと1時間ほどあるので、そのまま鳥取まで乗車しました。

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2019/8/3 鳥取 キハ126 何種類かのラッピングがあるようですが、15+1015は漫画家青山剛昌が北栄町出身とのことで名探偵コナンのラッピング(青と赤基調)となっています・

鳥取駅は高架駅ですが、自動改札は導入されておらず、女性の駅員さんが列車のアナウンス、改札をしておられました。
30分の滞在で駅弁を購入、列車の写真等を撮影後、郡家に戻ります。今度はJRキハ47形2連でした。郡家で若桜鉄道の切符を購入する際に往復を買おうとしたら、1日自由乗車券の方が100円安い(¥430x2に対して¥760)とのことでそちらを購入。10分ほどで若桜行きの列車が到着、この列車も鳥取方面からやって来ました。

Dsc025842019/8/3 若桜 隼駅がスズキ製大型バイクの聖地とされていることからWT3301はバイクのラッピングに

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若桜鉄道に乗車するのは初めてですが、隼駅ではライダーの集会があり、安部駅は映画「男はつらいよ 寅次郎の告白」(1991年12月21日公開)のロケ地、そして終点若桜駅には12形客車、DD16 7号機, C12167号機などが保存されていました。

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2017年8月 2日 (水)

18切符2日目の旅 下今市から東武ワールドスクウェア駅へ 6 SL C11 207「大樹」試運転の様子その2

東武ワールドスクウェア駅を一通り、観察し、早めの昼食を済ませた後、11:46発の316列車で下今市に引き返し、先に戻っていたSL「大樹」牽引列車の見学をしました。

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下今市駅の駅名標、観光案内もクラッシックなタイプになっています。

既にC11207号機は方向転換を終え、機関庫の中にいました。DE101999号機がちょうど方向転換中でした。

C11207号機の履歴については、2017年1月11日の東武ファンフェスタ2016その1の記事で触れました。JR北海道で復活後、SL冬の湿原号などでも活躍しましたが、財政上の問題、機関士確保の問題、動輪軸受け発熱トラブルなどから、東武鉄道のSL運行開始に備えて借り受けることとなり、この地にやって来ました。

C11_2078634_170724
庫からお出ましになり、

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タンク機のC11ならばヨを連結したままで転車台に乗ってしまいます。

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そのまま通り抜け、

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引き上げ線に入り、転線して客車編成の前に

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13:00の大樹3号の運転に向けて準備OKとなりました。
本番では客車はホームに据え付けられるのでこういったシーンは試運転時のみかと思います。

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ちなみに鬼怒川線のゼロキロポストは下今市駅構内にあります。

明日の記事ではサポート役のDE10 1099号機について触れます。

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2017年8月 1日 (火)

18切符2日目の旅 下今市から東武ワールドスクウェア駅へ 5 SL C11 207「大樹」試運転の様子その1

SL[大樹」の名前の由来は日光東照宮の将軍の別称・尊称が大樹であり、大きな樹は東京スカイツリーを連想させるとのことです。

                「大樹」(たいじゅ)

機関車に装着されるヘッドマークのデザインはC11の3つの動輪、徳川家の3ツ葉葵の家紋、そしてSL復活プロジェクトにおける3つの目的
①鉄道産業文化遺産の保存と活用
②日光・鬼怒川エリアの活性化
③東北復興支援の一助    も意味しているとのことです。

C11_207_sl_2
C11_207_sl_2_170724_2
C11_207_sl_2_170724_3 2017/7/24 東武ワールスクウェア

8月10日の運転開始に向けて連日のようにSL牽引列車の試運転が行われているようです。

この日も下今市から乗車したRevaty会津111号が発車した数分後にやって来ました。

SLの運転時刻は

下り      下今市 東武ワールドスクウェア 鬼怒川温泉
SL大樹1号   9:02       9:31       9:38 
     2号  11:41      11:13      11:08
     3号     13:00      13:29      13:36
     4号     15:09      14:41      14:35
     5号     16:32      17:01      17:08
     6号  18:43      18:15      18:09   

となっており、2号のスケジュール通りでした。

C11_207_sl_2_170724
機関車後部の前照灯も2つ目なんですね。機関車の後ろには車掌車ヨ8634が付いています。

C11_207_sl_2_170724_5 客車は前からスハフ14 5 オハ14 1 スハフ14 1

車内には地元の方々でしょうか、試運転列車に招待された方々が乗車されていました。

14_1_170724 スハフ14 1 には試運転の幕表示

De10_1099_170724
De10_1099_170724_2
最後尾にはDE10 1099がサポート

De10_1099_170724_3
側面の行路標入れには東武の社紋と今試712の行路図も挿入されています。

明日の記事では下今市での転車台上風景などを紹介します。

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2017年6月20日 (火)

第31回新幹線車両基地公開 その4 保存車両5 C11 351号機

新幹線総合車両センターに保存される車両、今回はC11 351号機です。

C11_351_161022_2 2016/10/22 新幹線総合車両センター

先に紹介した2両と同様にこの機関車もかなり傷みが激しい状態です。

履歴は沖田祐作氏の機関車表データによると

C11351     日本車輌名古屋工場=1442           1946-08-31 S66.1t1C2t(1067)
   車歴;1946-08-31 製造→ 納入;国鉄;C11351→ 配属;仙台局→1946-08-31 竣工→
      配置[仙鉄達499];仙台局→1955-08-01 現在;仙台→1962-03-00 現在;仙台→
      1964-04-01 現在;会津若松→1972-10-11 廃車;会津若松→
      1976-00-00 保存;宮城県仙台市「市民SL 公園」;C11351→
      1994-11-00 移管保存;宮城県JR 東日本「仙台総合車両所」;C11351

名古屋の日本車輛工場で1946年8月31日に落成、新製配置は仙台でした。その後、会津若松に転属し、1972年の廃車まで同所で活躍しました。

C11_351_161022_3
製造時期からと番号(247から381)からは戦時設計機ですが、後年の装備改造で3次形までのスタイルに改められています。

なお、今回見ることはできませんでしたが、機関士側のキャブの扉は欠落しており、板で塞いであるとのことです(参考)。

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2017年4月 1日 (土)

大井川鐵道 蒸気機関車 C11形式 190号機

昨日の記事に続いて大井川鐵道で活躍する蒸気機関車C11形式190号機です。

C11190_170312

2017/3/12 新金谷車両基地

C11形はC10形の改良増備車として1932年から登場しました。形式でいうとC10形のあとに1931年C54形が登場し、その後、薄鋼板部品の接合に電気溶接を採用し、軽量化を図り、運転整備重量を66.05t、動軸重を13t以下の12.5tに抑えることができたのがC11形式ということになります。

C11_1905_170312 2017/3/12 第一橋梁

190号機は141号機から246号機までの3次形に属します。貨物列車牽引用に軸重を増やすため、水槽容量が増大されました。サイドタンクの下端が運転室床面より低くなり、背部炭庫の上辺が水平となったのが構造的特徴です。

沖田祐作氏の機関車表データによると

C11190     川崎重工兵庫工場=2361            1940-09-11 S66.1t1C2t(1067)
   車歴;1940-09-11 製造→ 納入;国鉄;C11190→ 配属;仙台局→1940-09-11 竣工→
      配置[仙鉄達754];仙台→1943-00-00 早岐→1945-08-00 現在;早岐→ 西鹿児島工場→
      1950-10-15 熊本→1970-05-10 全検→1974-04-25 休車→
      1974-06-12 廃車[工車203];熊本→ 保存;熊本県八代市個人;C11190→
      2001-00-00 譲渡;大井川鉄道;C11190→2001-06-23 フェリーにて御前崎港到着→
      2003-07-17 試乗運転開始→2003-07-19 営業運転開始

1940年9月11日に川崎重工兵庫工場で竣工、仙台局に配置、戦後は早岐へ転属、最後は熊本で1974年6月12日付けで廃車となっています。その後、八代市で個人が静態保存していましたが、2001年に大井川鐵道に譲渡され、2年間かけて整備され、2003年7月19日から営業運転が開始されました。

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2017年3月13日 (月)

速報版 大井川鐵道「SLフェスタ」 その3 新金谷基地見学と大井川第一橋梁での撮影

SLフェスタ」参加のために初めて訪れた大井川鐵道、2日目(3月12日、日曜日)は昨日と同じように金谷発7:48の3列車で新金谷まで乗車しました。

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車両は南海ズームカーでした。

21000_170312
内部は高野線の特急時代のシートが残されており、行楽電車という雰囲気でした。

新金谷は大井川鐵道大井川本線の車両基地(新金谷車両区)があり、鉄道ファンとしては見逃してはいけない駅です。

170312_3
1面2線のホーム両側には客車の留置線があり、ここから千頭まで運行されるSL,ELに牽引される客車が留置されています。

170312 2017/3/12 新金谷 ホーム西側の留置線 E102号機とオレンジ色の旧形客車

170312_2 ホーム東側の留置線 

形式は国鉄のスハ43系ですが、台車のタイプがTR23、TR46などいろいろ観察できる楽しみもあります。

Sl_170312 大井川鐵道にとってSL列車はセールスポイントで、駅入り口前にはその日のSL列車の座席予約状況がこのように表示されます。

左へ進むと駐車場、バスの車庫を過ぎるとSL広場があり、

C12_164_170312
2011年10月7日に再設置された転車台上にはC12164号機が展示されています。

C5644_170312
C11190_170312
本日の運転に向けてC5644号機、C11190号機が準備に入っていました。

E34_170312
電車庫手前では西武から来たE34がなにやら整備中

続いて、代官町寄りの踏切を渡り、線路の東側を金谷方面に歩くとこちらにもSL広場があります。

E33_e32_170312 E33 E32 は電車庫の横に留置状態 その後は近鉄16103

21002_170312 電車庫には南海ズームカー 21001+21002編成

36170312 ホーム横 最東側の留置線には オハニ36 7 展望車 スイテ821 お座敷客車 (青帯車)が留置されていました。スイテ821は西武鉄道サハ1501形の改造車です。

車両区の脇から南東方向に分かれる側線は砂利採取線の跡で14系座席車が3両留置されていました。

14_170312
車体番号は スハフ14557 オハ14535 スハフ14502 でした。これらは「はまなす」で運行されていた客車で平成28年3月の北海道新幹線開通で「はまなす」が廃止されたため、JR北海道より購入し、大井川鐵道での機関車牽引列車に平成29年6月頃から使用されるとのことです(ニュース記事)。

16002f_170312 2017/3/12 近鉄16000系 

新金谷からは元近鉄16000系モ16002+ク16102 で、川根温泉笹間渡まで乗車し、近くの大井川第一橋梁を通過する列車の撮影を楽しみました。

E1023_170312
E1023_170312_2
EL E10 2 牽引 客車急行

C56_447e501_170312
C56_447e501_170312_2
C5644牽引 旧客7両 E501

C11_1905_170312
C11_1905_170312_2
C11 190 旧形客車5両

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南海ズームカー

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近鉄特急 16000系

9:30頃から13:00過ぎまで、数本の列車を撮影できたので、橋のインカーブ側からいろいろな角度で撮影を試みました。
川根温泉笹間渡発13:21の10列車(南海ズームカー編成)で金谷まで、金谷から18切符で小平まで戻りました。

またの機会に是非訪問し、次は沿線の別の場所で撮影をしてみたく思いました。

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2016年11月26日 (土)

公園保存蒸機 C11 245号機 鵠沼運動公園

全国の公園等に保存されている車両を見て歩くシリーズ、今回は2014年12月、江ノ電撮影で鵠沼を訪問した際に、立ち寄った鵠沼運動公園に保存されているC11 245号機です。

C11_245_141230 2014/12/30 鵠沼運動公園
正月を迎えルための、飾り付けもされたC11 245号機

アクセスは小田急江の島線鵠沼海岸駅から徒歩10分程です。

この公園は正式名称を藤沢市立ハ部公園(はっべこうえん)と言うそうですが、読みが難しいため鵠沼運動公園という通称で呼ばれているそうです。ハ部とはこの地域の小字名だそうです。

C11_245_141230_3 遠目に見ても、表面がよく磨かれているなとわかる美しさを保っています。

141230
公園内には屋外プール、夏には高校野球県大会の予選でも使われる野球場、テニスコート、遊具広場、多目的広場があり、SL展示場は市民有志、藤沢鉄道車両保存会・藤沢SL少年団によって大切に管理されているとのことです。

C11_245_141230_6
生憎、訪れたときは保存場所は閉まっており、こんな写真しか撮れませんでしたが、再訪してみようと思っています。

C11_245_141230_2
以前にも「世界の鉄道 ’75」の記事で出てきましたが、C11はその昔、大都市圏近郊で快速列車を牽引していたのですね。

沖田祐作氏の機関車表のデータによる、履歴です。

C11245     日本車輌名古屋工場=1173           1943-05-29 S66.1t1C2t(1067)
   車歴;1943-05-29 製造→ 納入;国鉄;C11245→ 配属;? →1943-05-27 竣工→ 配置;? →
      1955-08-01 現在;新発田→1962-03-00 現在;新津→1973-09-03 会津若松→
      1973-04-00 小牛田→1974-05-28 廃車;小牛田→
      保存;神奈川県藤沢市「鵠沼運動公園」;C11245

1943年5月29日に、日本車輌名古屋工場で誕生、新潟地方で活躍し、晩年は東北に。

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2016年7月22日 (金)

公園保存蒸機 C11 189号機 イオンモール府中

今回の保存車輌は、2014年12月、広島、西南四国の旅で立ち寄ったイオンモール府中に展示保存されているC11189号機です。

C11_189_141219_2 2014/12/19 イオンモール府中 駐車場

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イオンモール府中はJR天神川駅から北方に10分程度歩いた場所にある大ショッピングモールです。

C11 189号機の履歴をいつものように沖田祐作氏の機関車表データで見てみると

C11189      川崎重工兵庫工場=2360            1940-09-07 S66.1t1C2t(1067)    車歴;1940-09-07製造→納入;国鉄;C11189→配属;仙台局→1940-09-07竣工→       配置[仙鉄達754];仙台局→1955-08-01現在;志布志→1970-08-24全検→       1975-01-20休車→1975-02-17廃車[工車1382];志布志→       1975-01-26貸与[工車1426-2]保存;広島県戸河内町「三段峡駅前」;C11189

1940年9月7日、川崎重工兵庫工場で落成し、仙台局管内に配置されたようです。ただ、戦時中のため、記録が途切れており、1955年8月1日の鹿児島志布志への転属まで詳細が不明です。その20年後の1975年1月20日に志布志で廃車となっています。廃車後、可部線三段峡駅で保存されていましたが、2003年12月1日の可部線の可部以北区間の部分廃止でこちらに移転したようです。

C11_189_141219_7
外板にはだいぶ痛みがみえます。九州に配置されたC11タンク機関車の形態的特徴である炭庫の通風孔がこの機関車でもあります。

同様の通風孔は同じタンク機C12形でも存在し、例えば

C12 187号機 常陸大子駅
C12 287号機 小櫃公民館 などでもありました。

C11_189_141219_17
キャブサイドの窓枠は欠損しているのか、大きなアクリル板で蓋がされています。

C11_189_141219_12
スポーク動輪は黒く塗られ、ロッドは赤が入れられ、クロスヘッドは白く塗られています。

C11_189_141219_25
植物が繁茂する時期は植栽に囲まれている感じのようですが、訪れた時期が真冬であったため、駐車スペースのなかにポツンとおいてあるといった感じでした。

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