2023年12月20日 (水)

天竜浜名湖鉄道、日帰りの旅 その5 天竜二俣駅で 一休み part2 駅前の機関車公園に保存されているC58 389号機

天竜二俣駅での休憩中、駅周辺の保存鉄道車両について見学する機会がありました。ひとつは駅前の機関車公園に保存されているC58 389号機です。

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C58-389-220829
2022/8/29 天竜二俣駅前の機関車公園に保存されているC58 389号機

遠江二俣機関区の機関車配置データを見ると
1960年4月 8620形式 78661*,78663,78665,78697*,78699* *一休
      C58形式 20,77,99,151,284,288,347
1965年4月  C58形式 20,77,99,151,152,219,284,288
1969年4月  C58形式 20,77,99,151,152,215,219,284,288
1972年4月 DE10形式   1515,1516,1517,1518,1519,1520,1521,1522,1523,1524,1525
とこの機関車は上記の配置データーには登場しません、しかし沖田祐作氏の配置履歴データでは

C58389  製造:汽車製造大阪工場=2525 1946-07-24 S58.70t1C1T(1067)
車歴;
1946-07-24製造→納入;国鉄;C58389→配属[達第397号];札幌局→
1946-07-24竣工→配置;苗穂→
1947-01-31現在;苗穂→
1949-03-01現在;北見→
1955-08-01現在;北見→
1956-01-00函館→
1956-10-00高山→
1969-10-29遠江二俣→
1971-04-23廃車;遠江二俣→
保存;静岡県「天竜市天竜二俣駅前」;C58389 (最終走行距離1,554,874㎞)
となっており、1969年10月29日に遠江二俣機関区に転入となり、廃車まで同機関区に配置されていたことが分かります。

C58-389-220829-6
C58から始まった密閉式のキャブ 赤い汽車會社の製造プレートと遠江二俣機関区の区名札が残されています。

C58形1938年から1947年にかけて汽車製造222両と川崎車両205両で総計427両が製造されました。
国鉄制式機としては計画に終わったC63形を除いて唯一の1C1(プレーリー)軸配置で、大正時代に製造された8620形9600形の後継機として8620形のスピードと9600形のパワーを併せ持った客貨万能機として計画されました。1938年当時、地方のローカル線においても輸送力の増強が求められ、日中戦争の勃発や満州国の建国支援などで9600形が中国に転出し、国内では中型機が不足気味でこれらの問題解決のために強力な中型機を新製することとなり生まれたのがC58形でした。大馬力を得るためボイラー圧力は16kg/cm2とし、広火室構造を採用したため従輪が設けられ、台枠、走り装置、箱形輪心はD51形のものを採用しました。

1943年までに製造されたC581~C58368号までが1次形、C58369~C58382号までの14両が第2次形でこれらは樺太庁鉄道からの編入機で基本的スタイルは1次形と同じですが給水温め機が装備されていないためイメージが違います。これら14両は終戦とともにソ連に接収となりました。C58383 ~C58427号が第3次形で1946年から1947年製造で戦時形の面影を残しています。さらにボイラー径が1364mmから1396mmとなり、大型化されました。炭水者も6-17(石炭6t、水17t)から8-20形と大型化され、船底形となり、台車も軸ばね形プレート式からまくらばね形鋳鋼製になりました。

C58-389-220829-2_20231219112601 前照灯はシールドビーム化されていますがガラスが欠損しています。

C58-389-220829-4 足回りはD51のシステムをそのまま使っているため逆転機リンク、クロスヘッド等よく似ています。

C58-389-220829-8 戦時形D51、C59などの炭水車でよく見られるまくらばね形鋳鋼製 台車

C58-389-220829-10 船底形炭水車で前照灯はありません。

C58-389-220829-9 上屋、柵もあり、定期的にメンテナンスが行われているようで保存状態は良いようです。

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千葉県旭市中央児童公園に保存されている1次形の217号機の写真を再掲しますが、1364mmと1396mmのボイラー径の違いがなんとなく分かります。

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2021年9月10日 (金)

秩父鉄道の駅 その13 三峰口駅

秩父鉄道の駅シリーズ、最後は三峰口駅です。

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2010/4/25 駅名標

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羽生駅から71.7km、秩父本線の終着駅であり、埼玉県最西端の鉄道駅でもあります。

駅名の由来は三峯神社の玄関口に由来します。三峯神社は秩父神社、宝登山神社とともに秩父三社のひとつとなっており、社伝によると景行天皇(12代天皇、日本武尊の父)の時代に日本武尊が東征中、碓氷峠に向かう途中で現在の三峯神社のある山に登って伊弉諾尊・伊弉册尊の国造りを偲んで創建したのが始まりだそうです。

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2010/4/25 駅西端からの眺め キロポストの57kmは合併前の秩父鉄道として熊谷駅を起点に表示

100425_20210909080201 2010/4/25 秩父鉱山で採掘された鉄鉱石、硫化鉱を積み込むための日窒鉱業のポッパー設備まで続いていた引き込み線

駅は関東の駅百選の第3回選定駅になりました。開業は昨日の記事にあるように1930年3月15日で、当初から路線は電化されていました。路線はこの先、旧大滝村への延長を計画していましたが、着手には至らず1927年に取得した免許は1936年に失効しました。
・1927/12/5 鉄道免許状下付(秩父郡白川村-同郡大滝村間、大滝村大字大滝地内(鋼索))
・1930/12/26 鉄道免許失効(1927年12月5日鉄道免許、秩父郡大滝村大字大滝地内 指定ノ期限マテニ工事施工認可申請ヲ為ササルタメ)
・1936/2/19 鉄道免許失効(1927年12月5日鉄道免許、秩父郡白川村 - 同郡大滝村間 指定ノ期限マテニ工事施工ノ認可申請ヲセサルタメ)

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単式ホーム・島式ホーム各1面の2面3線、地上駅で、駅北側には「SL転車台公園」が併設されています。先日の秩父駅の記事で登場した秩父セメント第一工場に続いていたデルタ線がSLの方向転換に使用されていたことが紹介されています。

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何度か登場しましたが秩父鉄道で使用された車両を展示した「秩父鉄道車両公園」がありましたが、2019年5月から7月にかけてすべて解体撤去されました。

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2021年8月16日 (月)

秩父鉄道の車両たち その18 パレオエクスプレスを牽引するC58 363号機

新型コロナウイルス・パンテミック第5波は一向に終息の気配を見せず、東京の新規感染者は5000人を超え、日本全国でも2万を超える日が連日続いています。特にワクチン未接種の若者に感染者が多く、全国の重症者は1500人を超え、病院に入院することさえままならず、自宅で療養を強いられる患者が激増し、まさに医療崩壊の状態となっています。さらにペルーを中心に南米で猛威をふるっているラムダ変異株が東京五輪の開会式の頃、五輪関係者によって持ち込まれており、2週間もその事実が隠蔽されていたことも最近、明らかになりました。
さらに、8月11日からは、西日本から中部・東海にかけて前線が停滞し、梅雨末期のような天候となり、九州・中国地方では豪雨による水害も起こっています。

C58-363-100425-2 2010/4/25 三峰口 形式入りナンバープレート 高崎機関区区名札・運行行路も表記されています。

C58-363-100425-15 芝桜のHM付 

さて、秩父鉄道の車両シリーズ、今回は秩父本線の看板列車でもある「SLパレオエクスプレス」の牽引機C58 363号機について触れようと思います。同機は1944年2月19日、川崎車輛で製造(製番2941)、同年4月2日に釜石機関区に配置されました。その後、
1944/9/5 仙台機関区
1950/11/1 長町機関区
1965/10/22 陸羽東・石巻線管理所
1966/2/12 郡山機関区
1966/8/24 新庄機関区 と東北地方で活躍、1972/12/1に廃車となり、累計走行キロ数は1,054,826kmでした。
1973/5/31から埼玉県北足立郡吹上町立吹上小学校に保存展示されました。

C58-363-210515-10 2021/5/15 御花畑~影森

1987年3月6日に’88さいたま博覧会の目玉として復活が決定、国鉄での車籍が復活、JR東日本に継承後、1987年12月26日に復元工事が完了、秩父鉄道に移籍、1988年3月15日から秩父本線熊谷~三峰口間で「SLパレオエクスプレス」としての運転が開始されました。

C58-363-210731 2021/7/31 長瀞~上長瀞 

列車名は1300万年前(新生代新第三紀)日本海が拡大し、日本列島の原型が形成されたとされる時期に今の秩父盆地は古秩父湾と呼ばれる海でしたが、その頃、繁殖していた哺乳類パレオパラドキシア(太古の奇妙な生き物という意味を持ち、骨格標本などを見るとカバに似てますが、アフリカ大陸で発生した束柱目(長鼻類、ジュゴン、マナティー)に近い動物)に因んで命名されました。
同機は復活当初は埼玉県北部観光振興財団の所有でしたが、2000年に同財団が解散した後は、秩父市が所有者となり、2003年からは秩父鉄道の所有となりました。定期検査等は高崎車両センター、重要部検査・全般検査は大宮総合車両センターで実施されることから、試運転は上越線高崎~渋川・水上間で実施されます。

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2020年8月17日 (月)

公園保存蒸機 亀山公園ますみ児童園 のC58形359号機

2017年8月、愛知・三重旅行の伊勢神宮(外宮)参拝の帰りに亀山駅で下車、歩いて15分程の亀山公園(城址公園)に保存されているC58359号機です。

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伊勢亀山城は文永2年1265年に関実忠により、鈴鹿郡若山に築城され、神戸、国府、鹿伏兎、峯、亀山の各城を居城とする関五家の宗家の居城として重要な位置づけにありました。その後、現在の位置に移され、織田信長の伊勢侵攻などでは戦場となりました。江戸時代、伊勢亀山藩主の居城となり、明治維新以降は廃城令によって殆どの構造物が取り壊されました。2006年、亀山城周辺保存整備事業の一環として、二の丸帯曲輪および周辺部分が江戸時代末期の状態に復元されました。

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2017/8/5

沖田祐作氏の機関車表による履歴では
1944-1 川崎重工兵庫工場 製番2932
1945-8現在 王寺
1946-12-31現在 王寺
1956-4-1現在 王寺
1964-4-1現在 竜華
1967-3-31現在 竜華
1970-3-25廃車 竜華
新製配置後の活躍は関西本線であったことがわかります。1944年製造グループは352号機から368号機の17両ですべて川崎車輌でした。

Dsc07082 C58もD51同様、潤滑油のバルブ箱が助手席側ランボードの前端付近にありますが、この機関車ではバルブはランボードの下に枕木方向に並んでいるのがわかります。

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ドームはD51に較べると小ぶりで砂管は2本垂直に落ちています。

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潅水清浄装置も装備されていますが、助手席側キャブからは少し離れています。Dsc07076
炭水車は383号機以降の戦後製造分に較べると小型の6-17(石炭6t、水17t)タイプです。灯火類は装備されています。

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2020年8月14日 (金)

公園保存蒸機 玉城町城山公園に保存されているC58形414号機

2017年8月の愛知三重方面の旅行で訪問した公園保存蒸機、今回は参宮線田丸駅から5分ほどの城山公園に保存されているC58形414号機です。

170805 2017/8/5  駅名標
170805_20200813183501 奥が多気方面
170805_20200813183502 駅舎は木造駅舎

170805_20200813183601
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この説明にあるように田丸の街は南北朝時代に南朝の拠点として城下町となり、織田信長がさらに城下町として整備、江戸時代は伊勢参りの宿場として栄えた街です。

C58414号機は沖田祐作氏の機関車表データによると
1947-5-14 汽車製造大阪工場 製番2550
札幌局配属 配置苗穂
1949-3-1現在 苗穂
1955-8-1現在 苗穂
1973-4-24廃車 苗穂
1973-9-1保存場所到着 汽車製造大阪工場で落成後、札幌局配置となり、一時滝川区に配置されたこともありましたが、苗穂機関区配置で活躍しました。走行距離は1,301,409.9km でした。

C58形は1938年から1947年にかけ、汽車製造と川崎車輛で合計431両が製造されました。414号機は1947年製造の最終グループ17両(408号機から427号機)に属します。製造は戦中の1944年までと戦後の1946年以降に分かれ、後者はボイラー径の拡大(1,364mm → 1,396mm)、炭水車を6-17型(石炭6t・水17t)から10-20型(石炭10t・水20t)型に拡大、無台枠の船底型に変更、台車の変更(軸ばね形プレート式 → まくらばね形鋳鋼製)とするなどの設計変更が行われました。

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デフレクターは北海道機特有の切り詰め式となっています。

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前照灯はシールドビームの補助灯付きです。ナンバープレートは赤く塗装されています。

Dsc06853 潅水清浄装置は搭載されていません。

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炭水車は拡大された10-20型で、

Dsc06851 台車は戦時形D51などでもみられる まくらばね形鋳鋼製を履いています。

Dsc06844_20200813190501 少々字が小さく見えずらいですが、「昭和21年~22年にC58二次形45両製造、うち39両が終戦後軍供出として樺太に接収」とあるのは誤りで二次形(戦後形)は42両、樺太向けは昭和16年~18年製造の14両、戦後ソ連に接収。軍供出は改造工事が行われたものの輸送されないものも多く、実際供出されたのは25両。とのことです(こちらのサイトから)。

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2019年8月29日 (木)

公園保存蒸機 三島楽寿園に保存されているC58 322号機

今回からは2017年3月10日から2泊3日で三島、吉原、島田まで行き、島田を拠点に大井川鐡道「SLフェスタ」に参加したときの様子です。速報版では2017年3月11日記事12日の記事、13日の記事となり、それ以降、大井川鐡道の記事が続きますので、島田に至るまでの部分を今回は記事にします。

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2017/3/10 三島楽寿園 静岡地区ではあまり縁がないごついスノウプラウが装着されて保存されています。

まずは三島駅南口前にある三島市が運営する有料公園「楽寿園」内に静態保存されているC58322号機です。ここは古くは小浜山と呼ばれ、愛染院、浅間神社、広瀬神社の社寺域で、1890年小松宮彰仁親王の別邸として造営され、彰仁の没後、1911年に韓国王世子李垠の別邸となり、昌徳宮と呼ばれました。1927年、伊豆出身の資産家・緒明圭造へ売却され、1952年に三島市が購入し、同年7月15日から市立公園として一般公開されるようになりました。

園内の起伏は「三島溶岩」と呼ばれる下層部が約1万7千年前、上層部が1万5千年前の富士山の噴火で流出、堆積した溶岩からなるもので、溶岩流の露頭もあります。

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キャブ下両サイドの区名札入れには活躍した機関区の区名札が入っています。
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訪問したときは炭水車側の前照灯、尾灯はありませんでした。現在はシールドビームタイプの前照灯が装備されているそうです(サイト)。

Dsc09182
キャブ内は見学可能でメータ類のガラスもきちんと維持されていました。


C58322号機は沖田祐作氏の機関車表データによると
1942-4-30 汽車製造大阪工場 製番2174
1945-8現在 富山
1947現在 富山
1955-8-1現在 敦賀
1961-3 遠江二俣
1961-6 敦賀第一
1971-4-17廃車 敦賀第一  大阪の汽車製造で1942年に竣工後、富山、敦賀、遠江二股、敦賀第一と転々とし、最後は1971年に敦賀第一機関区で廃車となっています。蒸気機関車としての引退は比較的早く、保存されたのも初期ということになります。

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本機の後方に1組のC58らしき動輪が保存展示されており、刻印を見るとC58294号機のもので1971年3月15日に敦賀一機関区で廃車された機関車です。

Dsc09194 Dsc09199_20190828190701 流石、JR東海管内

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2019年8月11日 (日)

公園保存車両 C58 354号機 利府森郷児童公園

昨日の記事で紹介した利府森郷児童公園にはC58 354号機も保存されています。

C58-354-161022
2016/10/22 利府森郷児童公園

蒸機C58形式は1938年から1947年にかけ、国鉄向けに427両、天塩鉄道向け2両、三井芦別鉄道向け2両の計431両が汽車製造と川崎車輌の2社で製造されました。

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保存後、2003年に整備が行われたそうですが、かなり傷みが出てきています。煙室扉ハンドルが欠損すると何か正面からの姿が引き締まりません。

沖田祐作氏の機関車表データによると
1944-1 川崎重工兵庫工場 製番2927
当初配属不明
1945-8現在 和歌山
1946-12-31現在 和歌山
1955-8-1現在 奈良
1964-4-1現在 奈良
1967-3-31現在 竜華
1968-3-31現在 竜華
1972-3-27 会津若松
1974-5-28廃車 会津若松
1975-8-1 保存
同機は1944年1月、川崎重工兵庫工場で竣工、和歌山、奈良、竜華と関西周辺で活躍した後、東北地方に転じ、会津若松で最後の活躍をしています。

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C58の特徴は密閉型のキャブの採用で炭水車との間がかなり接近していることです。この機関車には助手席前ランボードに潅水清浄装置が搭載されています。

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2017年8月 6日 (日)

速報版 愛知/三重の旅 2日目 お伊勢参りから鳥羽まで

愛知/三重の旅、2日目は近鉄四日市から、まず津へ向かいました。JRの場合は第三セクター化された伊勢鉄道を通過する快速「みえ」に乗車すると、18切符でも差額を徴収される区間ですが、ホテルが近鉄四日市駅に近いこともあり、近鉄で行くことにしました。

2010_170805 2017/8/5 近鉄四日市 

近鉄四日市駅からは湯の山温泉に行く、湯の山線が分岐しています。近鉄の形式や付番システムに関しては全く無知なものですから、今回は淡々と写真を紹介させて戴きます。

2613_170805 伊勢中川までゆく急行に乗車しました。
因みに伊勢中川は名古屋線の終点、ここから鳥羽方面は宇治山田まで山田線、さらに大阪線の分岐する駅でもあります。

170805

2106_170805
途中、伊勢若松では特急の通過待ちがあり、4分間停車しました。当駅では鈴鹿線が分岐していますが、平田町からの電車が到着しました。四日市から約30分で津に到着。

D51_499_170805
駅から歩いて数分の偕楽公園に保存されているD51499号機を見学。後藤式デフレクターG-3装備です。1番違いの現役機498号機が同じデフを装備しているのを見たことがありますが、デフによってイメージが随分変わるものだと思います。

25_1000m2_170805
津からはJRで伊勢に向かいますが、数年前からそれまで活躍していたJR東海オリジナルキハ11形に代わって登場したのがこのキハ25形です。まさに気動車版313系といった感じです。紀勢本線・参宮線では1000-1100、1500-1600の番台が活躍しているようです。

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多気は紀勢本線と参宮線の分岐駅で、ローカル列車と南紀2号の交換で13分停車しました。

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キハ85系 「ワイドビューひだ」、「南紀」に使用されて来ましたが、そろそろ置き換えの時期のようですね。

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田丸城址が駅から歩いて10分くらいのところにあり、小さいながら綺麗に纏められた城下町です。

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その公園の一角にC58414号機が保存してあります。

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伊勢市についたときには結構な雨が降っていました。中学/高校の修学旅行、遠足などではお伊勢参りのプログラムは無かったので、人生初のお伊勢参りとなりました。

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今回は外宮だけの参拝でしたが、せんぐう館で実物大と1/25の正殿の模型を前にした説明を聞いて、伊勢神宮の式年遷宮の意味、建築の洋式、しきたりなどが理解出来ました。

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さらにJRで鳥羽へ。近鉄はさらに賢島まで線路が延びていますが、JRはここまで。

名古屋、大阪難波から続々と鳥羽、賢島に特急が到着する近鉄の方の駅で、しばしスポッティングを楽しみ、参宮線、紀勢本線で亀山へ。

C58_359_170805
亀山駅北方の城山の公園に保存されているC58359号機を見学して、四日市に戻りました。

明日は、早朝四日市あすなろ鉄道に乗車した後、三岐鉄道、北勢線と本線へ。

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2017年6月19日 (月)

第31回新幹線車両基地公開 その4 保存車両4 C58 365号機

新幹線総合車両センターに保存される車両、今回はC58 365号機です。

C58_365_161022 2016/10/22 新幹線総合車両センター

この車両もかなり傷んでいます。365号機といえば秩父鉄道でパレオエクスプレスとして現役で活躍する363号機と2番違いですが、こちらの履歴は沖田祐作氏の機関車表データによれば

C58365     川崎重工兵庫工場=2943           1944-02-00 S58.70t1C1T(1067)
   車歴;1944-02-00 製造→ 納入;国鉄;C58365→1945-08-00 現在;美濃太田→
      1955-08-01 現在;稲沢一→1964-04-01 現在;稲沢一→ 美濃大田→
      1967-08-30 沼津→ 遠江二俣→1971-02-28(3/1?)敦賀一→1971-08-04 小牛田→
      1972-10-11 廃車;小牛田→1976-00-00 保存;宮城県仙台市「市民SL 公園」;C58365→
      1994-11-00 移管保存;宮城県利府町「JR 東日本仙台総合車両所」;C58365

1944年2月に川崎重工兵庫工場で落成、新製配置は美濃太田機関区、その後稲沢、美濃太田、沼津、遠江二俣、敦賀と転々とし、最後は小牛田で廃車を迎えました。

上の写真でもかすかにわかりますが、この機関車の機関士側のデフレクターは助手席側に較べると切り詰められているそうです(参考)。

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助手席側は残されていますが、機関士側のキャブ扉は仙台市民公園保存当時に外されたそうです(参考)。潅水清浄器は装備されています。

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この機関車も昨日のD511108号機同様、給水ポンプが外されています。

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2017年3月11日 (土)

速報版 大井川鐵道「SLフェスタ」 その1 島田までやって来ました。

3月11日土曜日、12日日曜日の2日間に渡って、大井川鐵道では千頭、川根両国の2カ所を中心に「SLフェスタ」が開催されます。それに合わせて、前日から現地入りということで、金谷のひとつ手前、島田に宿泊することにしました。

それにしても3月10日金曜日、大きなニュースがありました。

1)韓国憲法裁判所が韓国国会に弾劾訴追された朴槿恵大統領(65)に対し、罷免を宣告しました。朴氏が支援者のチェ・スンシル被告(60)に機密文書を流出させたことなどを違法行為と認定。「国民の信任を裏切り、憲法を守る観点から容認できない重大な法違反行為と見なければならない」とし、裁判官8人の全員一致で決定しました。

2)森友学園問題、大阪豊中の国有地が8億円も安く売却され、安部晋三首相夫人が名誉校長になっていた(既に辞任)「瑞穂の国記念小学校、当初は安部晋三記念小学校」の建設、認可の問題、国有地格安売却の謎は全く解明されていませんが、補助金申請における不正、大阪府の認可の問題などから、籠池理事長が申請の取り下げを行い、4月に予定されていた小学校の開校は不可能となりました。理事長の退任もニュースとして報道されています。

3)南スーダンに派遣中の自衛隊の部隊の撤収が政府から発表されました。国会でも稲田防衛相の憲法9条無視の派遣ありき答弁などが問題となっていましたが、政府は整備に一応の目処付いたための撤収と発表しています。

島田まで道中で出会ったもの、訪れた場所について今回の記事で概説しようと思います。

170310_4 2017/3/10 真鶴付近の海

東海道線の車窓風景において、この根府川を過ぎた当たりから左手の車窓に展開する相模湾の風景は昔から好きです。今回は18切符利用と言うこともあり、東京~熱海のJR東日本区間はグリーン車を利用しました。

373_170310
373_170310_2
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熱海から沼津までの1417Mは373系の運用が入ることが決まっているようで、足下の乗車位置目標も373系乗車口8:47発と貼ってありました。編成はF3+F11の6連でした。

C58_322_170310 三島で途中下車し、駅前にある、市立の公園「楽寿園」を訪問、C58322保存機を見学しました。園内にある、郷土資料館も見学しました。

7002_170310
つづいて紙の町、吉原へ、岳南電車、以前にも改札手前までは来ていたのですが、今回は一日自由切符で全線乗りました。

170310 岳南富士岡駅の様子

富士山が見えて、構内に電機が4両駐機しており、さらに電車庫もある駅ですが、日中は無人駅扱いとなっています。

170310_2
岳南電車の沿線で最も活気があるのが、この吉原本町駅そばの岳南商店街一帯でしょうか。

Sl_170310
Sl_170310_2
吉原駅から線路沿いの南側の道を約1kmほど、東へ歩くと元吉原小学校が坂の上に見えだしてきます、この学校にはC5730号機都電7024号車が保存されており、以前から訪れて見学したく思っていましたが、なかなか学校が開校している平日に訪れる機会がなかったのですが、今回は金曜日ということで、メールで学校に見学のアポをとり、お許しを戴き見学することが出来ました。

C57_30_170310
7024_170310
そして富士市でも南海トラフ地震の発生に備えて、

170310_3
海岸に近い、海抜の低い地域ではこういったマップが作られており、

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駅のすぐ南には津波避難タワーもつくられていました。
わたしも最上階まで登ってみました。

170310_7
田子の浦港や

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霊峰富士

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製紙工場の煙突

170310_10
さらには伊豆半島の最高峰 天城山系万三郎岳?を見ることができましたが、足下がよく見えるのであまり柵のそばには行きたくない気分でした。

最後は吉原から約1時間JR東海の211系で島田に向かいました。島田訪問は以前、中央小公園に保存されているD51101号機を見学しに来たとき以来(2014年1月2日)となりました。

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