2020年4月 3日 (金)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 8 岡山電気軌道 車両編 その1 7900形 8201

西武鉄道の話題が3日間続きましたが、再び岡山電気軌道の話題に戻ります。
今回は1992年3000型3004号(元東武100形107号)の主電動機やパンタグラフを流用、制御器に関しては西日本鉄道北九州線の第二次部分廃止時に廃車となった600形の制御器、日立製作所DR BC-447を流用して竣工した8201号です。

8201-190802
8201-190802-2
2019/8/2 岡山駅前

車体カラーは黄色で、多くの民鉄車両に見られるように台湾の鉄道会社とのコラボレーションが行われているようです。


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2020年3月30日 (月)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 8 岡山電気軌道 車両編 その1 7900形 8101

岡山電気軌道の7900形、2両目は8101です。1991年に3000形3002(元東武100形105)を廃車、解体し、主電動機、制御器を流用し、アルナ工機で製造されました。冷房装置は富士電機FDA2220-1A(冷凍能力20,000kcal/h)を搭載しました。
岡山電気軌道の付番方式は竣工年が会社の創業(1910年)からの年数を上二桁に使用するルールに従っており、1991年竣工の同車は81**となっています。

8101-190802 2019/8/2 清輝橋

8101-190802-21 2019/8/2 岡山駅前

8101-190802_20200329075101   8101 車内

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2020年3月27日 (金)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 8 岡山電気軌道 車両編 その1 7900形7901

岡山電気軌道の路面電車シリーズ、最古参は元東武100形として、日光軌道線向けに1953年に10両が新造された車両達で1968年2月の日光軌道線廃止後、10両全車が岡山電気軌道に譲渡され、岡軌3000形として同社の主力車両として活躍しました。3001は1973年10月に交通事故で廃車となりましたが、残りの9両は1989年まで揃って在籍しました。ただ、非冷房車であったため、夏場の運行に支障をきたし、1989年以降、年1両のペースで電動機・制御器を生かし、岡軌7900形への更新が開始されました。
1989年に7901(3003から)が竣工、1991年には8101(3002から)、1992年には8201(3004から)、1993年に8301(3008から)、1995年に8501(3006から)と5回に渡ってアルナ工機で製造されました。一方、3000形は9200形momoの代替で3009が廃車となり、3005、3007、3010が残りました。3010は2013年に廃車となり、2020年から東武日光駅前に移転保存の予定で、現時点では3005(元110)と3007(元108)が現存し、イベント車として活躍が期待されている状況です。

7901-020329 2002/3/29 岡山駅前付近

7901-190802-3 
2019/8/2 岡山駅前

7901-190802
2019/8/2 清輝橋

7901-190802-2 2019/8/2 東山おかでんミュージアム

一番上と一番下の写真で17年の年月が経っていますが、車体の地色は同じで広告が変わりました。
7901は元東武100形106が岡山電気軌道に譲渡され、1968年5月28日岡軌3003として竣工し、1989年7月10日7901に主電動機東洋電機製造TDK-532-B(端子電圧600V時一時間定格出力45kW/905rpm)を転用し、東洋電機製造DBI-LBK4直接制御器も転用されました。制御器に関しては検査時に西日本鉄道北九州線第2次部分廃止時に廃車となった同社600形からの発生品である日立製作所DR BC-447に変更されました。パンタグラフは3000形のものを引き継いでいます。

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2020年3月26日 (木)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 8 岡山電気軌道 その概要

再び、2019年8月の旅行の話題に戻ります。今回からは岡山電気軌道です。

両備グループ共通社章
両備グループの社章

この会社は岡山県を中心として、路面電車、和歌山電鐵、バス、フェリー、不動産業などを営む運輸・観光関連企業の両備ホールディングス、情報関連事業、生活関連事業、文化事業、福利・厚生事業を営む両備グループの中核企業となっています。私などは両備と聞くとホームセンターなどで売っている電動工具のメーカー(リョービ:RYOBI)を想像してしまいますが、こちらは広島県府中市に本社を置くダイカストトップメーカーで両備グループとは関係ないようです。


岡山電気軌道の現在の路線 Wikipediaの記事から

現有路線はH 東山線(岡山駅前~東山・おかでんミュージアム駅)間3.1㎞と S 清輝橋線(岡山駅前~清輝橋)間1.6㎞で日本全国でも最小規模であり、岡山駅構内への乗り入れ、環状化、JR吉備線のライトレール化事業に合わせた相互乗り入れ、岡山大学方面、岡山空港方面延伸、青江周辺までの延伸計画がありますが、資金面の問題などから具体化はしていません。

190802_20200325193601
2019/8/2 JR岡山駅東口から東方向に伸びる桃太郎大通りの中央に位置する岡山駅前電停

190802_20200325194001 清輝橋線の終点 清輝橋電停

190802-2_20200325194101
ディスプレイには直近の電車の発車時刻が表示されています。

Dsc02095
清輝橋線と東山線の分岐する柳川電停


設立は1910年5月21日で、創業時から社名を一度も変えていない会社で間もなく創業110周年を迎えます。路面電車の営業は
1912年5月5日、内山下線「駅前 - 内山下分岐」、内山下支線「内山下分岐 - 後楽園口」間で開始されました。
同年6月1日には内山下線「城下 - 西大寺町」間が開業
1921年7月26日、番町線が開業
1923年7月9日、旭東線「西大寺町 - 東山」間が開業
1928年3月18日、柳川線「柳川 - 大雲寺町」(現在の大雲寺前)間が開業
1946年9月6日、清輝橋線「大雲寺前 - 清輝橋」間が開業。柳川線を清輝橋線と改称
1968年6月1日、番町線「城下 - 番町」間が廃止
2007年8月3日、清輝橋線「大雲寺前 - 清輝橋」間に「東中央町停留所」が開業

Dsc02105 東山線の終点、東山・おかでんミュージアム電停

車庫は東山・おかでんミュージアム駅に隣接されています。

運賃は岡山駅前~郵便局前、若しくは県庁通りまでが100円、それより先は両線の終点まで140円です。

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2020年3月20日 (金)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 7 東海道・山陽系貨物 EF210の話題 3 300番台 

EF210の話題、今回は2013年3月16日から就役した300番台です。

Ef67-1-040905

2004/9/5 天神川

この枝番はこれまでの基本番台や100番台とは異なり、瀬野八用補助機関車として1982年EF60形4次5次車の104、129、88号機から改造されたEF67形1~3号機が経年30年を超えたため、これらの置き換え用として製造が開始されたもので、301号機が2012年9月3日に川崎重工業で竣功し、1か月に渡る現車訓練と試運転を経て、広島車両所に配置され、2013年3月16日より、営業運転が開始されました。

Ef210300
EF210-300番台のデータ 電気機関車EX Vol14 EF210の現況から

基本的な構造は100番台と同じですが、勾配後押機関車として運用するため、超高粘度のシリコン油を充填したシリンダーが両エンドの連結器に緩衝装置として組み込まれています。これによって押し上げ時に発生する衝撃を緩和することが期待されています。この装置のため緩衝器が大型化し、車体長が前後で200mmずつ長くなりました。

Ef210301-160903-23 2016/9/3 千里丘

塗装はそれまでの基本番台、100番台とは異なり、写真のように青地に屋根下とサイドに黄色のラインを入れたものとなっており、ラインはルーバーで切れることなく続いています。2019年度までに316号機まで増備されています。

Dsc02661_20200319190801 2019/8/4 岡山

当初、301号機から303号機までの3両は広島車両所に配置され、勾配補機専用の運用を担当していましたが、2013年10月に3機とも吹田機関区に転属となり、吹田~広島間の運用を担当し、さらに2014年3月改正では専用の運用が設定されました。2019年3月の改正では吹田のEF210がA131~A149の運用を担当しているのに対して、300番台はそれとは別のA171~A186運用を担当しています。これらは大阪タ~幡生操間の運用とA177~A181運用が瀬野八補機運用となっており、関東方面へは足を延ばさない設定となっています。

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2020年3月19日 (木)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 7 東海道・山陽系貨物 EF210の話題 2 100番台 part2

昨日に続き、EF210-100番台の話題です。
ひとつは新塗装の話題、もう一つは100番台の話題ではありませんが、瀬戸大橋線に入り、四国方面に向かう貨物列車の乗務員交代の話題です。

Dsc02758_20200318181801
2019/8/4 岡山 新塗装となった108号機

EF210の増備は今後も300番台で続けられ、全般検査は広島車両所で行われますが、第2、第3全般検査機が同時期に入場すると同車両所の手狭な塗装職場が大混乱に陥ることが予測されるため、塗装工程を3日間に短縮するための外板塗装工程の見直しが検討されました。2017年4月に第2全般検査で入場した105号機から、塗装工程の短縮が検討されましたが、塗装案が決まらず同機はJRFマークを省略しただけで出場となりました。その後、第2全般検査で入場した107、108、106、109、111、そして第3全般検査で入場した14、2号機では黒を省略した青一色塗装が開始され、300番台の帯の位置に白帯を纏う塗装となって出場しました。但し、帯はルーバーの部分は切れる形態となっています。

Dsc02735 2019/8/4 岡山 山陽本線下り1番線を通過して広島方面に向かうEF210-6牽引5061列車 越谷タ発広島タ行き

続いては瀬戸大橋線方面の貨物列車の話題です。
岡山駅の配線図はこちらにあるように、姫路方面から来た列車は上の写真のように新幹線高架下に近い1番線を通過して行きますが、瀬戸大橋線方面に向かう場合は、岡山駅東方のポイントで分岐し、8番線などに入線する必要があります。

Dsc02702_20200318184501
2019/8/4 岡山 8番線に姫路方から入線してきたEF210-126号機牽引の71~3071列車東京ターミナル発新居浜行き
撮影しているのは切り欠き7番線ホーム

乗務員交代は通常の九州方面貨物列車であれば、岡山貨物ターミナルで行われると思いますが、この列車は岡山貨物ターミナルは通らないので、岡山駅構内で行われるようで、

Dsc02698 2019/8/4 岡山 71~3071列車の交代乗務員は出発信号機手前の線路際で列車の到着を待ちます。

Dsc02704 列車の到着後、乗務員が交代し、1分ほど停車した後、出発して行きました。

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2020年3月18日 (水)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 7 東海道・山陽系貨物 EF210の話題 2 100番台 part1

一昨日の記事に続き、「桃太郎」ことEF210の100番台の話題です。
100番台は下の表に示すように
1次車 2000年3月に2両(101,102)、2001年12月から2002年3月までに6両(103-108)
2次車 2002年11月に3両(109-111)、2003年9・10月に2両(112,113)、2004年8月・9月に2両(114,115)、2005年10月に2両(116,117)、2006年1月から3月に8両(118-125)、2006年8月から10月に6両(126-131)、2007年9月から12月に10両(132-141)、2008年6月に1両(142)、10月から2009年1月に13両(143-155)
3次車 2009年10月から2010年1月に9両(156-164)、2010年10月から2011年1月に9両(165-173) と大きく3次にわけて73両が製造されました。

Ef210100emf
表 JR貨物 EF210-100番台 製造・全般検査等のデータ データは電気機関車EX vol14のEF210の現況から

Ef210102-130505-2 2013/5/5 東京ターミナル 公開時の基本番台6号機と102号機の並び 運転台下の桃太郎ロゴの有り無し、黒い部分の塗分けの違いが分かります。

100番台は基本番台ではGTOだったVVVFの素子がIGBTとなり、1台のインバーターで1台のモーターを制御する方式に変更されました。塗装の塗分けもこれらの写真のように変化しました。また搬入口のフィルターも最初から大きなタイプが設置されていました。

Ef210115-050821 2005/8/21 清州 115号機 最初のFPS4時代

Ef210115-100709-2 2010/7/9 PS22D時代

Ef210115-150308 2015/3/8 小山 FPS4に戻った姿

パンタグラフも1次車の108号機までは下枠交差式のPS22Dでしたが、109号機以降はシングルアーム式のFPS4に変更されました。尤も115号機は表にもあるように一時、PS22Dを装備していた時期がありました。

Ef210151-090504

2009/5/4 与野 GPSアンテナのためにモニター屋根が分断されている151号機

Ef210173-110521-2 2011/5/21 173号機ではそういった欠けがありません。

3次車にあたる156号機以降は設計段階から列車位置検知用GPSアンテナ設置が省略されています。そのためモニター屋根の欠けが無くなりました。

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2020年3月16日 (月)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 7 東海道・山陽系貨物 EF210の話題 1 試作機901と0番台

2019年8月の旅行、岡山駅での撮影、JR貨物についても触れておきたく思います。

130321-2 2013/3/21 岡山駅 列車案内
岡山駅では旅客用のホームを貨物列車が通過する際に通過ホーム、通過時刻がこのように列車案内板に表示されるのが特徴です。

Ef2109010
EF210  試作機と0番台に関するデータ 電気機関車EX vol14 EF210の現状から

Ef210901-030328-2 2003/3/28 新大阪 試作機 量産化改造前 搬送口にルーバーがなく、黒の塗り分け線のパターンも独特でした。

Ef210901-120317-2 2012/3/17 千里丘 量産化改造で100番台並のルーバーが取り付けられた901号機、下地パテの不良のため、検査で塗装してもすぐに色剥げを起こすのも同機の特徴
量産化改造後も、試作機は信号炎管の位置や誘導員手摺り位置が内側にあることなど形態的特徴を残しています。

EF210の試作機こそ、新製直後は各種試験のため、新鶴見機関区に配属されましたが、約1年半の試験後、岡山機関区に配置となり、量産機の基本番台全機、100番台の13機と合わせ、32機が配置されています。もっとも桃太郎という愛称はこの岡山配置から付けられた愛称ですが、現在は吹田機関区に42両(プラスアルファ)、新鶴見機関区に33両配置されており、岡山機関区の配置が最も少なくなっています。

Ef2101-070407-2 2007/4/7 八丁畷 量産1号機 この時点ではルーバーは登場時のままの小さなタイプ

Ef2101-100709-2 2010/7/9 吹田 撮影記録では2007/8/19の時点で搬出口のフィルターは大形に

EF210は直流平坦線で1300t貨物を牽引する機関車として1996年2月に試作機が三菱電機・川崎重工業で製造され、各種試験の後、1998年11月から量産機基本番台が18両製造されました。これらはGTO素子を用いたVVVFインバータ制御で1台のインバータが2台のモーターを制御する方式です。量産機1~18は1998年7月から11月までの短期間にほぼ1週間に1機のペースで製造されており、2005年から2006年には最初の全般検査、2011年から2014年には2度目の全般検査が行われ、昨年秋から3度目の全般検査を受けた機が出場してきています。まだ、巡り会っていませんが、3度目の全般検査を終えて出場した機は100番台の第2全検出場機のような新塗装で出場しているそうです。
基本番台に関してはGTOをIGBTに換装すること無く3度目の全般検査を終えていることから、3度目の全般検査切れの時期が廃車時期(製造から約25年経過時)と考えられています。

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2020年3月14日 (土)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 6 岡山駅に発着したJR四国の車両 8600系

JR四国では岡山・高松~松山間が完全に電化された後も、2000系気動車が「しおかぜ」や「いしづち」に投入されていました。これを解消するために8000系以来、21年ぶりに新製された特急電車が8600系です。開発には鉄道建設・運輸施設整備支援機構の特例業務勘定の利益余剰金を利用した費用支援が行われ、量産先行車の導入に10億円が投入されました。8000系電車導入時の「瀬戸の疾風」を踏襲し、「SETOUCHI STREAM EXPRESS」がキャッチコピーとなりました。車体傾斜制御装置を2000系や8000系同様に搭載していますが、メカニズムは台車枠と車体間の左右の空気バネの内圧を制御し、車体を傾斜させる空気ばね式車体傾斜方式とし、台車構造を簡素化し、省メンテナンスを実現しました。2014年から川崎重工業で製造され、2014年6月23日から運用されています。

Dsc02786

Dsc02787 2019/8/4 岡山 E12編成の8602は量産先行車 ブラックフェイスは蒸気機関車を模して、力強さ・ダイナミズムを表現したとのことです。

主要諸元
最高運転速度 130 km/h
設計最高速度 140 km/h
起動加速度 2.0 km/h/s
減速度(常用) 5.2 km/h/s
編成定員 3両編成:153名 2両編成:101名
編成重量 3両編成:113.0t 2両編成:80.5t (いずれも空車)
全長 20,800 mm
全幅 2,840 mm
全高 3,560 mm
床面高さ 1,105 mm
車体 軽量ステンレス(efACE)
台車 空気ばね式車体傾斜制御付き軸はり式軽量ボルスタレス台車(ヨーダンパ付)S-DT66・S-TR66
主電動機 全閉外扇式三相交流誘導電動機
駆動方式 TD平行カルダン駆動方式
編成出力 220 kW ×4 = 880 kW
制御方式 IGBT素子VVVFインバータ制御
制動装置 回生・発電ブレーキ併用電気指令式ブレーキ 抑速ブレーキ 直通予備ブレーキ
保安装置 ATS-SSⅡ

Dsc02796
松山方は3両編成のE2

20198600
8600系の編成表

8000系は5両編成の基本編成と3両編成の付属編成の分割併合方式ですが、8600系では全ての車両が貫通タイプとなっており、Mc-Tcの2両ユニットの中間にTを挟み、2両と3両を組み合わせる方式としました。
8600形(Mc) 岡山・高松方 制御電動車 全席普通席 定員56名 自販機・洋式便所・男性便所
8700形(Tsc) 3両編成の松山方 制御車 グリーン(12名)・普通(17名)客室合造車 パンタ 男性便所・車椅子対応多機能便所・洗面台・ユーティティスペース・多目的室
8750形(Tc) 2両編成の松山方 制御車 全席普通席 定員45名 パンタ 男性便所・車椅子対応多機能便所・洗面台
8800形(T) 中間車 全席普通席 定員68名

Dsc02794
車体色のオレンジとグリーンは「瀬戸内の温暖な風土」と「穏やかで美しい四国の自然」、「愛媛」と「香川」をイメージしています。


Dsc02795
ドアは8000系のプラグドアとは違い、一般的な引き戸です。パンタはTcとTscの後位に搭載され、取付部の屋根は予讃線の狭小トンネルに対応するため通常部の3,560mmから255mm低くした3,305mmとなっています。JR四国では初となるシングルアーム式パンタグラフです。車体傾斜により架線から離線したり、狭小トンネルで建築限界へ支障することを防ぐため、車体側部を通して集電装置取り付け台と台車の間をワイヤーで連結し、集電装置の左右の動きを拘束、その取り付け台が屋根上の枕木方向に設置されたガイドレール上を移動することで、常に集電装置の位置を軌道中心とする架線追従装置を装備しています。

量産先行車の走行試験時に曲線連続区間で元空気ダメの空気圧が異常に低下する事態が発生したため、傾斜を行う曲線、制御を行う区間の見直し、空気タンクの容量を330リッターから710リッターへ、台車補助空気室の容量を45リッターから35リッターへといった改良・改修が量産車、量産先行車においてなされました。

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2020年3月13日 (金)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 6 岡山駅に発着したJR四国の車両 8000系

JR四国8000系1992年3月の予讃線観音寺~新居浜間の電化完成で試作車(8001+8101+8201)が登場、同年8月に臨時特急「しおかぜ」(岡山~新居浜)、臨時特急「いしづち」(高松~新居浜)として営業運転を開始しました。1993年3月18日の改正で新居浜~伊予北条間が電化され、高松から伊予市までの電化が完成し、高松~松山間が高速化され、量産車が登場しました。製造は日本車輛製造と日立製作所笠戸事業所が担当し、量産車は1998年までに45両製造されました。量産車の登場で試作車8001はL1編成に、8101+8201は向きが方向転換され、S1編成に組み込まれました。

8000-020329
2002/3/29 岡山 「しおかぜ」5+3の8両編成 先頭は8000形量産タイプ 振り子制御装置やSIVを搭載しているため、クロハでありながらパンタがあります。

8000-020329-3
2002/3/29 8400形貫通タイプの先頭車

主要諸元
最高運転速度 130 km/h
設計最高速度 試作車:160 km/h 量産車:140 km/h
編成定員 L編成 : 18(グ)+263(普)=281人 S編成 : 168人(普)(リニューアル前は172人(普))
編成重量 L編成 : 183.2t S編成 : 109.2t
試作車 : 109.6t
全長 8000形・8500形 : 22,600 mm その他 : 21,300 mm
全幅 2,820 mm
全高 3,360 mm
車体 ステンレス
台車 制御付自然振子装置組込コイルばね+円錐積層ゴム式ボルスタレス台車(ヨーダンパ付)
試作車 : S-DT59・S-TR59 量産車 : S-DT60・S-TR60
主電動機 三相交流誘導電動機
駆動方式 TD平行カルダン駆動方式
編成出力 L編成 : 200kW×8=1,600kW S編成 : 200kW×4=800kW 試作車 : 150kW×8=1,200kW
制御方式 GTO素子によるVVVFインバータ制御 試作車は1C8M、量産車は1C1M
制動装置 発電ブレーキ 電気指令式ブレーキ 直通ブレーキ 抑速ブレーキ
保安装置 ATS-SS

・2000系気動車と同じ制御付き自然振り子方式
・パンタグラフが離線するのを防ぐため、車体側部を通して台車とパンタグラフ台座の間をワイヤーで結び、常にパンタグラフが真上を向く架線追従装置が装備されました。
・空調装置の熱交換器は重心を下げるため床下に搭載されました。
・試作車では設計最高速度を160km/hとしたためレールブレーキを採用しましたが、量産車ではレールブレーキは採用されず、試作車のレールブレーキも営業運転までに撤去されました。

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1993年当時の8000系編成

1993年の登場時は半室グリーン車が1号車の5両編成5本と4両編成1本(ともにL編成)に、付属編成となる3両編成(S編成)5本で、5両、4両+3両、5両+3両と編成はバラエティに富んだ構成でした(黄色が試作車)。

19988000_20200312193501
 
1997年11月29日のダイヤ改正で多客時を除く、昼間の電車特急は多度津駅で「しおかぜ」「いしづち」の分割併合作業が行われることになり、L2編成に挿入する8300形8309と3両編成1本S6編成が新製されました。1998年3月14日のダイヤ改正から岡山方面の所要時間短縮のため宇多津駅構内のデルタ戦で編成の方向転換が行われ、半室グリーン車(8000形)が8号車となりました。

20148000

2014年3月14日のダイヤ改正から2000系気動車とグリーン車の位置を同じ場所に統一することから再度方向転換が行われました。S1編成は2018年3月31日付で廃車されました。
  8000 8100 8150 8300 8400+8200 8300 8500
 Thsc    M2      M1      T        Tc2     Mc        T        Tc1

8000形と8500形が流線形先頭車で8400形と8200形が貫通タイプの先頭車となっています。試作車と量産車では流線形の非貫通タイプの場合、フロントガラスのサイズに違いがあり、量産車は車体にワイパーの取り付け軸が付いているのに対して、試作車(8001)はガラスを貫通して軸が取り付けられています。さらに連結器カバーが試作車では運転台からの操作で開く方式となっているため、カバー縦筋が入っています。

8000-081209 2008/12/9 岡山 手前の8000形は試作車8001

リニューアル工事は2004年10月から実施され、2006年11月に全編成で終了しました。グリーン車・普通車指定席のみで施工され、「S-Seat」と呼ばれるより上質な難燃木材製座席への取替え、パソコンテーブルや車両の最前部のみであるがコンセントの設置、S編成は全車両禁煙化により喫煙室を1箇所設置(2011年3月廃止)等でした。車体のドア周りの塗装を普通車指定席はオレンジ、グリーン車は赤のグラデーションとなりました。リニューアル工事を施工した編成は、2005年度の財団法人日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞を受賞しました。 

Dsc02696 2019/8/4 岡山 二度目の方向転換で貫通型先頭車が大阪向きとなっている現在の姿

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